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高松市で雨漏り点検!谷板金の立ち上がり不良が原因でした【釉薬瓦屋根】
更新日:2025年10月17日
皆さんお疲れ様です!
街の屋根やさん高松店の大下です!
今回は高松市で築40年ほどのお宅から、「雨漏りしているので一度見てほしい」とご相談をいただきました。
過去にも同じ谷の部分から雨漏りを経験されたことがあり、ご自身で補修をされていたそうですが、「もう限界かな」と感じてお問合せいただいたとのことです。
今回はその点検の様子と、原因の詳細を写真とともにご紹介します。
まずはドローンを使用して屋根全体を上空から点検しました。ドローンによる点検は、職人が屋根に上らずとも安全かつ短時間で状態を把握でき、劣化や破損箇所を的確に確認できます。屋根材には**釉薬瓦(ゆうやくがわら)**が使用されており、見た目は艶が残っていて一見問題なさそうですが、経年劣化による細かなズレや漆喰の剥がれが見られました。
屋内を確認すると、天井に雨染みがくっきりと残っていました。過去の補修部分とは別の箇所からも染みが広がっており、再度の雨水侵入が疑われます。
特に谷部分は雨水が集中して流れるため、劣化や施工不良があると雨漏りを起こしやすい場所です。
点検を進めると、過去にご自身で補修された箇所が確認できました。表面になにかを塗って一時的に処置されていましたが、すでに剥がれや劣化が見られ、十分な防水機能は果たしていませんでした。ご自身で応急処置をされる方は多くいらっしゃいますが、実際には一時しのぎにしかならず、内部で水が回ってしまうと逆に被害が広がることもあります。
谷板金(たにばんきん)とは、屋根の谷部分に雨水を集めて流すための金属製の板のことです。雨水の排水ラインを作る重要な部位ですが、今回はその立ち上がり部分(両端の壁のような高さ)が浅すぎることが原因でした。
雨が強く降ると、谷に溜まった水が立ち上がりを越えて瓦の下に入り込み、屋根裏へと侵入していました。
一見すると板金自体は問題なさそうに見えるのですが、立ち上がり高さの不足は、雨量の多い地域では致命的な施工不良の一つです。
釉薬瓦(ゆうやくがわら)は、陶器瓦の表面にガラス質の釉薬を焼き付けたもので、耐久性・防水性・耐候性に非常に優れています。
しかし、どんなに丈夫な瓦でも、谷板金・漆喰・棟部などの金属や接合部分は経年劣化が避けられません。
特に築30〜40年を超えるお宅では、
今回の雨漏りの主な原因は、谷板金の立ち上がりが浅かったことによ雨水が溢れていたことでした。
お客様がご自身で応急処置をされたことで一時的に雨漏りは止まっていましたが、内部に水が滞留していた形跡もありました。
今後は谷板金の交換を中心に、下地の補修と瓦の再設置を行う必要があります。
また、再発を防ぐためには、定期的な点検と谷部の清掃・補修が大切です。
今回のように「以前も雨漏りした場所が再発した」というケースでは、応急処置では根本解決になりません。
谷板金の形状や施工精度が原因の場合、専門業者による正確な診断と修繕が必要です。
ドローン点検であれば、屋根全体の状況を映像で確認しながら、劣化の程度や再発リスクを明確に把握できます。
「天井にシミが出てきた」「昔直したけどまた漏れている」などの症状があれば、早めの点検が安心です。
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電話 0120-989-742
E-Mail machiyane-kotobuki@kotobukikoubou.com
有限会社寿工房
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