屋根の点検時に雨樋に続いてシャッターのサビによる劣化を発見しました

今回も広島市南区の貸倉庫、屋根点検の現場レポートをお伝えいたします。

点検を依頼されると、弊社ではまず今すぐにやっておいた方が良い工事のご提案をいたします。

屋根のご依頼であっても、他に劣化があれば同時に工事しておいた方が割安になるからです。

家のメンテナンスは、どうしても足場の費用が発生します。

高所での作業なので安全のため義務付けられています。

そのため、足場が建っている間にできること、やらなければならない工事は後回しにせずに行うことが必要です。

他にはどのような劣化が見られるのか点検時に発見したことを紹介しましょう。

シャッターのサビの劣化

倉庫の出入り口となるシャッターですが、ご覧のように下の部分がサビで劣化しています。

閉めているときに常にコンクリート土間と接触し、雨水も掛かっていることもあり湿気で錆びています。

最も劣化しやすい部分ではありますが、ここまで錆びていると開け閉めに支障が出だします。

また、セキュリティの面から見ても危険です。

錆びている部分から、バールのようなものでこじ開けられると鍵が閉まっていても安心できません。

本来なら、ここまで錆びる前に塗装で錆止め塗料を塗ることで劣化を止めることはできます。

どのような劣化でも早めにメンテナンスしなければ、後々費用がかかるということです。

シャッターが劣化すると、動きがスムーズにいかない、開閉時にシャッターが重くなったなど不具合が発生します。

では、シャッターの耐用年数はどのくらいなのでしょうか。

それは、おおよそですがメーカーが言う寿命は手動で10年、電動で15年程度といわれています。

しかし、国が定めている法定耐用年数は基本的に建物として計上されることが法令で定められています。

金属製のこの倉庫のシャッターなら２０年前後は耐用年数がなければならないと定めています。

このようにシャッターにも寿命はありますが、長持ちさせるにはやはりメンテナンスが必要です。

そのためにも海の近くなどの錆びやすい環境の地域は特に塗装が必要ですし、そうではない地域でも錆びる前にしっかりと塗装などのメンテナンスをしておきましょう。

シャッターのサビが気になったら、まずは建物を含めた点検を依頼し相談してみましょう。

まずは何から始めるのか分からない方はこちらを参考に手順に沿ってご連絡ください。

前回のカバー工法の記事はこちら