広島市安芸区、スレート屋根と外壁の劣化症状と原因を調査してきました
更新日：2025年8月29日
スレートは主にセメントが主成分になります。
スレート屋根の素材自体は雨水を防ぐ防水性はありません。
表面に塗装をして紫外線や雨風から保護しています。
屋根は全体的に色あせが目立ち始めています。
調査していく中で、板金同士のつなぎ目のコーキングが劣化し切れているのを見つけました。
コーキングにすき間が空いてしまうと雨水が中へ侵入してしまいます。
そして板金を固定している釘も劣化で浮いていました。
釘が浮いてしまうと台風などの強風で板金は飛散してしまう恐れがあります。
釘が抜けた穴からも雨水が入ってしまい雨漏りに繋がることは多くあります。
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スレートは他の屋根材よりひび割れしやすくなります。
スレートの塗装が劣化で剥がれてしまい防水性が無くなるとスレートはダイレクトに雨水を吸収してしまいます。
雨水を含んだスレートは乾燥など繰り返し、だんだんとひび割れを起こしてしまいます。
ひび割れから雨水が入ってしまいます。
そしてコケやカビも発生していました。
コケやカビが生える理由は、スレート屋根の水はけが悪くなっているからです。
コケやカビが生えてきたら、メンテナンスの時期が来ているサインになります。
屋根の見た目も悪くなりますが１番は建物の劣化を早めてしまうことです。
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外壁も劣化が進んでいて、外壁を触ると白い粉が手に付きました。
チョーキング現象が出ています。
チョーキング現象は塗料に含まれている顔料が外壁の表面にチョークの粉の様になって現れることを言います。
原因は紫外線や雨風による劣化です。
特に日当たりのいい南側は他の場所と比べるとチョーキング現象が起こりやすくなります。
チョーキング現象が出た時には防水機能が低下している状態になります。
サイディング外壁にはボード同士の間にすき間が空きます。
すき間をコーキング材で埋めています。
こちらのコーキングも早いメンテナンスが必要な状態でした。
自然災害や経年劣化で腐食は進んでしまいます。
このままの状態をそのままにしておくと、地震などで倒れてしまうこともあります。
腐食した柱の補修は早めのメンテナンスが必要です。
お家の外も中も、全てこだわりが詰まったお家でした。
ありがとうございました。
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