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名取市で雨樋の修繕をするため現地での調査を行いました。
更新日：2021年6月29日
名取市のお客様からお問い合わせ頂き雨樋の破損があるため修繕工事をしたいということでご連絡いただきました。今回は調査に伺った様子をご紹介します。
築年数30年の平屋で屋根は横葺き板金屋根が使われています。屋根の形は寄棟で軒樋は建物の周りを一周繋がっています。
軒樋は角型で竪樋は丸型が使われています。軒樋の不具合があって雨垂れが起きているとのことです。それではその部分を確認し原因を調査していきます。
不具合の起きた部分の写真です。屋根の谷部分に使われる軒樋の内曲がり部材です。割れてしまっているので亀裂部分から雨漏りしてしまうようです。
右側の写真は
集水器がずれてしまい穴が下から見える状態になっています。こちらも集水した水が下に落ちてしまうため正常に排水出来ない状態でした。
集水器の中で軒樋が切断されていないのが原因でした。屋根の周りを軒樋が全部繋がっている形状の場合樋が伸び縮みした際の逃げ道を作ってあげなければ今回のようなコーナー部分の割れが発生しやすくなります。全周繋がっている軒樋の寒暖による伸び縮みが出来るのが集水器の部分しかないのです。集水器の部分の軒樋を見ると全箇所穴を開けただけで切断されていませんでした。集水器の横ずれ防止の対策もされていなかったので穴が見えるほどズレてしまい雨だれが起きてしまったようです。
再発防止で集水器内の軒樋の切り離しを行い切り離した部分におだれ加工を行いズレても引っかかるようにします。そうすることで集水器のずれの問題と伸縮によるコーナー部分の割れの防止ができます。それと壊れてしまった内曲がり部材周辺の軒樋の交換が必要になります。軒樋内の詰まりや汚れなどはあまりなかったため水の流れは問題なさそうでした。
お客様も必要最小限の工事をご希望でしたのでこの工事内容での見積もりを作成したいと思います。
プロの目で調査、見積もりの作成をしています。屋根のことでお困りになりましたら街の屋根やさん仙台店にご相談下さい。
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