蔵王町で築20年のお宅です。雪の多い山間に建っているため今年の雪で玄関の軒樋が前に下がってしまったとのことです。以前にも雪に耐えられず壊れたことがあり雨樋のかけ方が変更されていました。雪の他にも樹木が多いため軒樋に木の葉がたくさん入り込んでいました。詰まりを起こして排水出来なくなると他の軒樋も壊れてしまうため軒樋の掃除も行います。

玄関上の軒樋の中ですが枯れ葉がたくさん入ってました。行き止まりになっている部分には特に集まっていました。
右の写真は雪害が原因で軒樋の支持金具が曲がってしまった部分です。本来の雨樋のかけ方だと谷の部分で内曲がりの軒樋部材が付いて繋がっていく部分なのですが谷部分に雪が積もりやすくすぐに壊れてしまうためこのように谷の手前で軒樋の縁を切って対策をしてありました。これでも壊れてしまうほどの雪が降るのでお客様には落雪防止器具のご説明をしました。今回の工事では樋の修理と掃除という話でしたので検討して頂いて良ければ今度付けましょうとお話しました。

こちらは軒樋の中の落ち葉や沈殿した土埃を取っているところです。周りに木々が生い茂っているため日陰になって涼しかったり防風として役立ってくれるのは良いのですが雨樋の枯れ葉が詰まるのは雨樋の雨漏りに影響があるため定期的に取り除いてあげなければなりません。軒樋から竪樋に切り替わる樋の部材を『じょうご』や『集水器』と呼ぶのですがその部分が詰まってしまうと排水出来なくなり軒樋の中が雨水で一杯になってしまいます。そうなると重さで支持金具が曲がってしまったり軒樋のつなぎ目から水が漏れてしまったりします。これにも対策商品があり『落ち葉除けネット』という軒樋に落ち葉が入り込まないようにするものもあります。軒樋にアーチ状のネットをかけるので落ち葉は軒樋に入らなくなり雨水は通常通り入るものになります。屋根より高い場所に木があったり木が近い場合はどうしても軒樋が詰まり易いので気にして頂きたいと思います。詰まっている時は樋から雨垂れが発生するはずですのでそういった症状が見られましたら是非ご相談下さい。無料で調査お見積りの作成を致します。