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ひたちなか市 突然屋根材が落下!築25年パミールの層間剥離を現地調査
更新日:2026年9月9日
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
ひたちなか市のお客様より、「屋根材の一部が突然落ちてきたので、どんな状態なのか見てほしい」とのご相談をいただき、現地調査へ伺いました。
地上から屋根を見上げると、一枚分がすっぽりと抜けたようになっている場所があります。
突然、自宅の屋根材が落ちてきたら驚きますよね。「ほかの部分も落ちるのでは?」「雨漏りは大丈夫?」と心配になられたのも無理はありません。
築年数は約25年。使用されていたのは、当店のブログでも度々ご紹介しているパミールでした。
遠目からでも分かったのが、一部分だけ屋根材がなくなっている箇所です。
お客様がおっしゃっていた通り、そこだけ一枚が抜け落ちたように見えます。
屋根材が脱落すると、失われた部分だけを直せばよいように思われるかもしれません。
しかし、築25年ほどが経過した屋根の場合は、
なぜそこが落ちたのか、周囲にも同じような傷みがないかまで見ていくことが欠かせません。
そこで今回は、脱落箇所だけに絞らず屋根全体の状態を調べました
(๑•̀ - •́)و✧
こちらのお住まいに使用されていたのは、ニチハから販売されていた
スレート系屋根材のパミールです。
パミールを初めて耳にする方もいらっしゃると思いますので、特徴を簡単に整理してみましょう。
・1990年代後半から2000年代にかけて販売された屋根材
・アスベストを使用しないスレート系屋根材
・経年により、層状にめくれる「層間剥離」が生じることがある
・表面だけでなく基材そのものが傷んでいる場合、塗装によるメンテナンスには適さない
・劣化状況によっては、カバー工法や葺き替えを検討する
パミールで特に特徴的なのが、ミルフィーユのように何層にも分かれて剥がれていく「層間剥離」です。
一般的なスレート屋根でも色あせや塗膜の劣化は起こりますが、パミールの場合は表面だけの問題ではなく、屋根材自体がめくれるように傷んでいくケースがあります。
実際に状態を見ていくと、屋根材の下端を中心に、パミール特有の層間剥離が顕著に現れていました。
一枚だけに起きているわけではなく、複数の場所でめくれや剥がれが進んでいます(>_<。)
こうして近くで見ると、単純な「色あせ」とは違うことがよく分かります。
お客様にとっては突然一枚が落下したように感じられたと思いますが、
屋根ではその前から少しずつ経年による変化が進んでいたと考えられます。
普段、ご自宅の屋根を間近で見る機会はほとんどありません。まして二階屋根なら、こうした小さな変化を地上から把握するのは難しいものです。
「屋根材が落ちてきて初めて異変に気づいた」というのも、決して珍しいことではありません。
もう一つ、お客様が困られていたのが相談先でした。こちらのお住まいを建てたハウスメーカーは、以前は茨城県内を拠点としていましたが、現在は解散しているとのこと。
家を建ててもらった会社がなくなっていると、「こういうときは、どこへ相談すればいいんだろう?」と迷ってしまいますよね。
建築した会社へ相談できない住宅でも、
現在の屋根材や下地の状態を調べたうえで、今後の改修方法を検討することはできます。
まずは現状を把握し、お客様へ分かりやすくお伝えすることから始めました
(⁎ᵕᴗᵕ⁎)
スレート屋根のメンテナンスと聞くと、「塗装すればまだ使えるのでは?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。しかし、今回の状態では塗装をご提案していません。
塗装によって保護できるのは、基本的には塗装に適した健全な下地が残っている屋根材です。
すでにパミールそのものが層状に剥がれているところへ塗料を塗っても、傷んだ基材を元の状態へ戻すことはできません。
せっかく費用をかけてきれいにしても、下の層から再び剥離が進めば、長期的な改善にはつながりにくくなります。
屋根は「何かメンテナンスをすればよい」のではなく、現在の状態に合った方法を選ぶことが肝心です。
調査の結果を踏まえ、お客様には
屋根カバー工法をご提案しました。
屋根カバー工法とは、既存屋根をすべて撤去するのではなく、その上から新しい防水紙と金属屋根材を施工する改修方法です。
既存材の撤去量を抑えられるため、葺き替えと比較して廃材処分などの負担を軽減できる場合があります。
もちろん、パミールなら無条件でカバー工法ができるわけではありません。
下地の状態や雨漏りの有無、屋根形状などを踏まえて判断します。
築約25年という年数と広範囲に進んだ層間剥離、さらに実際に屋根材が脱落している状況を考慮し、部分的に手を入れるよりも、屋根全体を新しい屋根材で覆う方法をご提案しました。
今回、お客様が調査を依頼されたきっかけは、突然落ちてきた一枚の屋根材でした。
もし落下がなければ、屋根全体で層間剥離が進んでいることにも、しばらく気づかなかったかもしれません。
「一枚だけだから」と部分的な問題として考えるのではなく、
なぜ落ちたのかを調べ、周囲の状態にも目を向けることが、その後の修繕方法を決める手掛かりになります。
特にパミールは、地上からでは層間剥離の程度を把握しにくい屋根材です。
ご自宅の屋根がパミールか分からない場合でも、築年数や形状などを手掛かりに調査できますので、気になる変化を見つけたときは無理にご自身で屋根へ上がらず、専門業者へご相談くださいね。
ひたちなか市で、屋根材の一部が突然落下した築約25年のお住まいを調査しました。使用されていたパミールには特有の層間剥離が広範囲に現れており、一部分では屋根材がすっぽり抜けています。
この状態は表面の塗装だけで改善することが難しいため、既存屋根を活かしながら新しい防水紙と屋根材で覆うカバー工法をご提案しました。
屋根材が一枚落ちたことをきっかけに調べてみたら、ほかにも傷みが見つかるケースがあります。
「何か落ちてきた」「屋根の一部がおかしく見える」といった小さな変化でも構いません。まずは現状を知るところから、これからのお住まいに合った方法を一緒に考えていきましょう(*ˊᗜˋ*)/
層間剥離が進んだパミールは、塗装しても傷んだ基材そのものを修復できません。状態によっては、カバー工法や葺き替えを検討します。
屋根材が一枚落ちただけでも調査した方がいいですか?
一枚の脱落でも、周囲で同じような劣化が進んでいる場合があります。落ちた部分だけでなく、屋根全体を一度調べておくと今後の判断がしやすくなります。
建てたハウスメーカーがなくなっていても相談できますか?
はい。建築した会社がすでになくても、現在の屋根の状態を調査したうえで修繕方法をご提案できます。屋根材の種類が分からない場合もご相談ください。
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