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ひたちなか市 軒天破損の原因は瓦ズレ?実はルーフィングの破損が原因
更新日:2025年10月28日
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
「軒天が壊れていて、瓦もズレているようなので見てほしい」とご連絡をいただき、さっそくひたちなか市へ調査に伺いました。
軒天(外壁から外側に突き出た屋根の裏側の部分)の破損を招いたのは雨水漏れでしたが、一見すると瓦のズレがきっかけに思えますが、実は違うところに原因が潜んでいたのです。
最初に確認した軒天は雨染みが目立ち、
長期間にわたって水がまわり込んでいたことが推測されました
(>_<。)
こちらの建物は平屋ですが、屋根面積がかなり広く、外から見ると立派な瓦屋根が印象的でした。
屋根に使われていたのは、陶器製ではなく、セメントを主成分とした
セメント瓦です。形状は和瓦と同じで、瓦桟に引っかけながら一枚一枚重ねて施工するタイプ。
セメントを主原料にした瓦で、陶器瓦に比べて軽くコストも抑えられるのが特徴です。ただし表面の防水性は塗装に頼っているため、時間の経過とともに劣化が進みやすく、定期的なメンテナンスが欠かせません。耐用年数は約30~40年ほどとされており、築年数が経っているお住まいでは点検がとても大切です。
セメント瓦は、現在のように全ての瓦を釘やビスで固定する工法が標準化される前に多く使われていました。
特に
東日本大震災以降は、瓦一枚一枚をしっかり留める施工が主流になりましたが、それ以前の屋根では
固定されていない瓦も多く、強風や地震などでズレることがよくあります。
実際、今回の現場でも複数箇所で瓦のズレが確認できました。
ご相談いただいた
瓦がズレた箇所は、破損した軒天のほぼ真上にあたります。
このズレた部分を戻せば、軒天の破損につながった雨漏りは直るのでしょうか…?
軒天の真上でズレていた瓦を一度持ち上げてみると、驚くべきことにルーフィング(防水紙)がまったく残っていませんでした
(°-°;)本来なら
瓦の下には二次防水としてルーフィングが敷かれており、瓦の重なり部分から少し雨が入っても、下地に水が回らないようになっています。
しかしこちらの屋根は野地板がむき出し。これでは横なぐりの雨や強風を伴う豪雨に見舞われた場合、雨漏りは避けられません。
多くの方は
「瓦がズレた=雨漏り」と思いがちですが、実は瓦のズレがそのまま雨漏りになるとは限りません。
瓦は一次防水、ルーフィングは二次防水の役割を果たしています。つまり、
ルーフィングが健全であれば、多少のズレや割れがあっても、雨漏りにはならないケースが大半なのです。
ひたちなか市の屋根は、その「最後の砦」ともいえるルーフィングが劣化によって完全に失われていたため、雨が屋根の下にまわり込み、軒天の破損につながっていました。
ルーフィングが劣化していると、瓦の重なりから入り込んだ雨水が直接野地板へと浸透します。
特に台風や強い雨の時は、横風によって瓦の下に水が押し込まれ、短時間で天井裏や軒天に漏水が広がることもあります。
つまり、
瓦のズレを直しただけでは根本的な解決にならないのです
(๑•̀ㅁ•́ฅ)
目安は20〜30年程度です。長年メンテナンスしていない屋根は、見た目がきれいでも内部が劣化しているケースがあるため注意が必要です。
お客様からは「瓦ズレの修理見積りがほしい」というご依頼でしたが、現場調査の際にズレていた瓦は応急処置として戻しておきました。
もちろんこの補修作業は見積り作成の一環ですので、追加の費用はいただいていません。他にも複数枚の瓦が動いていたため、そちらも一緒に調整しておきました。
現場調査後、お客様に屋根の写真をご覧いただきながら、現状と今後のリスクをご説明しました。
「瓦を戻しても、次の大雨でまた漏れる可能性が高い」「原因は瓦ではなく、ルーフィングの劣化」と具体的にお伝えし、
部分的なルーフィングの敷き直しが必要なことをご理解いただきました。
セメント瓦は耐用年数が約30~40年といわれています。ルーフィングも同様に、経年劣化が避けられません。
部分補修でも雨漏りを止めることは可能ですが、セメント瓦自体も表面の防水性が低下しているため、築年数を考えると屋根全体のメンテナンスを検討するタイミングでもあります。
今回はお客様のご希望に沿って、
破損した軒天上部の瓦を一時的に撤去した上で、部分的なルーフィングの敷き直しの見積りを作成してお渡ししました。
ひたちなか市の瓦ズレと軒天破損の調査についてお届けしましたがいかがでしたか。
✅瓦ズレは見た目だけでは原因が特定できない
✅本当の原因はルーフィングの劣化
✅瓦補修だけでは雨漏りは防げないケースもある
✅ルーフィングの敷き直しや屋根全体の見直しが必要になることも
「ちょっと瓦がズレてるだけだから…」と放置してしまうと、知らないうちに内部の腐食が進んでしまうこともあります。少しでも気になる症状がある方は、お早めの点検がおすすめですよ
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