水戸市 車をぶつけて玄関の柱の一部が破損してズレてしまったとの相談
更新日：2025年9月17日
車がぶつかった箇所は、向かって右側の柱の下部です。
衝撃で束石から柱自体がズレてしまい、表面のサイディングが割れて、内部が見えている状態でした。
柱は建物を支える重要な部分。見た目の損傷だけでなく、内部構造への影響も懸念されます(>_<｡)
破損していない向かって左側の玄関柱
車がぶつかり束石からズレた右側の玄関柱
水戸市の住宅の柱はベランダを支える構造上、上部が軒天につながっているためジャッキで持ち上げての修繕は難しい状況でした。
そのため後ろ側に添え木をして柱を固定し、慎重に叩いて元の位置へ戻す方法を採用します(•̀ᴗ•́)و
柱が元の位置に戻った後は、外装材の補修を行います。
本来であれば、角をしっかり補強できるコーナーサイディングを4本取り付けるのが理想ですが、コーナー材は価格が高く、今回はお客様のご要望もあり、平板を四方で継ぎ合わせて囲う方法で仕上げることにしました。
コストを抑えながらも、見た目と強度を確保できる方法です((*^^)v
今回の柱は、過去の衝突によって内部の木材が途中から繋がれていたことが分かりました。
繋ぎ目のある木材は、衝撃が加わると負荷が集中しやすく、割れやズレの原因となります。
見た目が直っていても内部が傷んでいる場合があるため、「何度も当たっている」「小さなひびがある」という場合は、早めに点検することが大切ですよ。
玄関や駐車スペースの近くにある柱は、車の切り返しや駐車時に接触するリスクが高く、繰り返し衝撃を受けると、内部の木材や金具が徐々に弱ることがあります。
外装材の割れやわずかなズレも、構造部の劣化につながるため、早めの補修で建物全体の寿命を延ばすことができます。
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