那珂市 とても大切！外壁塗装前の高圧洗浄と目地シーリング打ち替え工程
更新日：2025年7月25日
こちらが、今回塗装する外壁です。
ぱっと見では、塗装が経年により色褪せてくすんでいるものの、特に問題がないように思えますよね。
はたして、そのとおりでしょうか？
外壁は、窯業系サイディング仕様です。
よーく確認すると、サイディング目地（継ぎ目部分）のシーリングが、しわしわになっていました(>_<)
そもそも、なぜ目地シーリングが、しわしわになるのでしょうか？
シーリングは、実はサイディングの目地だけでなく、サッシなどの開口部にも充填されているんです。
特にサッシ周りのシーリングの劣化は、雨漏りの原因となるので注意しなければなりません！
さらに！サッシ上部のサイディングにヒビが見つかりました。お客様は、お気付きではありませんでした(//∇//)
こちらのお住まいで使用されている窯業系サイディングは、主にセメントで作られています。目地から雨水が入ってくると、サイディングの側面から雨水がしみこんできて、セメントがもろくなりヒビ割れたり、反り返ったりするんです。
ヒビ割れなどの劣化症状が進行すると、目地シーリング打ち直しや塗装では直せません。サイディング張り替えが必要となるので、早めの対策が何よりも肝心ですよ^^
業務用のエンジン式高圧洗浄機を用いて洗浄開始です。
高圧洗浄は、外壁の汚れやカビ・コケを落すだけでなく、古い塗装をこそぎ落す意味もあります。剥がれかかった古い塗装を残したまま塗装しても、あまり長持ちしないのでとても大切です(๑>◡<๑)
それにしても、洗浄前と後で、外壁の色が全然違いますよね〜
目地シーリング打ち替えは、古いシーリングを取り除いてから、新しいシーリングを充填する作業です。
はじめに、古い目地シーリングにカッターを入れて、手で引っ張って撤去します。
つづいて、新しいシーリングがしっかりくっ付くように、サイディングの側面にプライマーを塗って下地を整えます。
こちらの外壁は、サイディングの側面にシーリングをくっ付ける『二面接着』というやり方なんですよ〜
シーリングを奥まで流し込むと後で大変なことになるので、DIYで見ようみまねで補修しないで、プロに任せましょうね^^
こちらが、今回使用する新しいシーリングで、超高耐久の『オートンイクシード』です。
超高耐久って、何だかすごそうですよね。
それもそのはず、一般的なシーリングの耐用年数（10〜15年）に対し、オートンイクシードは約30年！！なんです。もちろん、お値段が高くなりますが、
○目地シール打ち替えの回数が減らせる
○建物の防水性が長持ちする
といったメリットがあります！
オートンイクシードをサイディングの側面にくっ付けるように充填して、ヘラで均一にならすと施工完了です♪
今回の住宅は、目地シーリングだけでも109m。サッシ周りなど開口部のシーリング充填も含めると150mオーバー！
窯業系サイディングは、塗り替えと同時にシーリング工事が必要です。とても大切な作業なので、覚えておいてくださいね(^o^)/
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