【屋根の内部構造】知っておくと役に立つ！名称と役割について解説します
更新日：2025年9月3日
屋根は、単に「屋根材」が載っているだけではありません。建物を風雨から守るために、しっかりとした構造体が組まれています。その中には専門的な名称もありますが、ここではできるだけシンプルに解説していきますので安心してくださいね。
それでは、「屋根の内部はどんな名称の部材でできていて、それぞれどんな役割があるのか？」をひとつひとつ見ていきましょう！
屋根材を構造的に支える木材で、「骨組みの役割」を果たしています。
垂木は屋根の勾配（傾き）に沿って斜めに配置されていて、これがあることで屋根の形が成り立ちます。
母屋は垂木を支えるために、建物の横方向に取り付けられる太い木材です。屋根全体の骨組みを安定させ、荷重を分散する働きがあります。
野地板は垂木の上に貼られる板材です。この上に屋根材が取り付けられますので、いわば「屋根の下地」となります。
合板や構造用パネルが使われることが多く、屋根全体の面をしっかりと作り出す大事な役割があります。
防水紙（ルーフィング）は、野地板の上に敷かれるシート状の建材で、「雨水の浸入を防ぐ」役割があります。
屋根材があっても、台風や大雨などでは一部から水が入り込むことがあります。そんな時でも、屋根全体を覆うように敷かれた防水紙がしっかり守ってくれるのです。
屋根材は、私たちが外から見ている「屋根の表面」にあたる部分です。
瓦やスレート、金属などいろいろな種類がありますが、どれも「雨や風・紫外線から家を守る」といった役割を担っています。
寿命を大きく超えて破損が広がった防水紙
長年の雨漏りで穴があきボロボロになった野地板
屋根の内部の名称や役割を知っておくと、屋根点検や修繕の際に「どの部分が問題なのか」「どんな修理が必要なのか」が理解しやすくなります。
専門的な説明を聞いてもイメージが湧き、納得して修理内容を選べるので、「不要な工事では？」と不安に思わずに済みますね。
また日頃のメンテナンスの時も、「屋根材の下にはこんな構造があるんだな」と意識できるので、定期点検や防水紙の交換時期の確認などの予防的な対応に役に立ちますよ～(˶ᵔ ᵕ ᵔ˶)
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