大阪市生野区｜瓦屋根の点検で瓦の割れ・ズレを発見！白い接着剤のようなもので補修されていました
更新日：2025年9月2日
確かに漆喰が劣化してはがれ、詰め直しが必要な状態でした。
しかし、それ以外にも複数の問題点を発見したのです。
今回の屋根は、昔ながらのいぶし瓦でした。
いぶし瓦は、その名の通りいぶして、瓦の表面に薄い炭素膜を付着させることで「いぶし銀」と呼ばれる銀色に発色させる製法で作られます。
この炭素膜によって耐久性と防水性を高めているのですが、経年によって炭素膜がはがれ色むらがでてきます。
炭素膜がはがれたいぶし瓦は強度が劣化し、水を吸い込んでしまうため注意が必要です。
割れたり、ひびが入った瓦は、そこから雨水が浸入するため、早急に取替が必要です。
また、以前補修したのか、白い接着剤のようなもので継いである瓦もありました。
応急処置であればよいのですが、いずれ取れてしまう可能性が高いです。
瓦は１枚であれば高額なものではありませんので、当店であれば交換をおすすめします。
こうなると、雨漏りは時間の問題です。
屋根全体の葺き替えを検討しても良い時期でしょう。
とはいえ、葺き替えとなると、数百万円規模の大工事です。
とりあえず今すぐ大きなトラブルになる状況ではないため、今回は割れた瓦の交換とズレの補修までということになりました。
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