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城里町で急勾配屋根で棟板金浮きや屋根材浮き！修理には屋根足場も必要
更新日：2024年9月24日
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
本日は、城里町で行った急勾配のスレートコロニアル屋根の調査をお届けいたします。
お電話で「屋根から雨漏りがしているようなので見てほしい」とのご相談をいただき、早速城里町のご自宅に伺いましたε”(ง๑•o•)ว
お客様宅の屋根は、いわゆる急勾配（きゅうこうばい）と呼ばれる
傾斜が6寸（約31°）以上の屋根です。
傾斜が緩い屋根よりも水捌けがよく、雨水が溜まりにくい形状で、通常は雨漏りの心配が少ないと言われていますが…。
お客様のお話しでは、ある時床に2～3滴の雫が落ちていることに気が付かれ、「もしかして屋根から？」と雨漏りを疑われたそうです。
屋根の傾斜は、急勾配・並勾配（約16.7°～26.6°）・緩勾配（約16.7°以下）の3パターンに分かれ、勾配によって使用できる屋根材も異なってきます。
スレート屋根の場合は、最低でも3寸（16.7°）以上が必要で、急勾配と並勾配が該当します。
城里町の住宅屋根は急勾配なので、メリットとデメリットを簡単にご紹介しましょう(˶ᵔ ᵕ ᵔ˶)
◆メリット◆雨水が流れやすい構造で、雨漏りのリスクが少なく、水に触れる時間も短いため、屋根材へのダメージも抑えられます。
雨だけではなく雪も積もりにくく、落雪の被害が減少します。デザイン性が高く、屋根裏の空間を収納などに有効活用でき、断熱効果も期待できます。
◆デメリット◆屋根面積が広くなり、メンテナンスなど施工の面でもコストがかかり、安全性や作業効率性の観点から屋根足場が必要です。
屋根の重量も増えることで、地震に対して不利に働くケースがあり、風が当たる面積の増大で、屋根材の飛散のリスクが高くなる可能性があります。
一見すると屋根には破損した部分がないように感じますが、この形状の屋根で雨漏りしやすい箇所は
一番高い場所にある棟でしょうか？
梯子だけでは傾斜が急な屋根の棟に上がることはできないため、高所カメラを駆使して確認しました
(๑•ᴗp■️q✧
大棟に違和感？…近寄ってみると、ケラバから伸びた棟板金にかなりの隙間が見られます。
棟板金の端の方が浮き上がり、大きく口を開けたような状態で、普段は見えないはずの内部の貫板ものぞいていました。また棟板金を留め付ける釘にも、抜けた箇所や緩みが見つかりました。
棟板金は屋根の頂上部分や四隅に設置されている板金で、屋根材の隙間を覆い、
屋根の防水性や耐久性を高める役割を持っています。
棟板金の釘が抜けて隙間ができると、雨水や他の外部要因が侵入して貫板の腐食を引き起こす場合があるので、注意しなければなりません
(>_<｡)
一般的に棟板金は側面から釘やビスで固定しますが、こちらのお宅では
上から打ち込む脳天打ちという方法で留め付けられていました。
この留め方をすると、構造上釘穴から雨水が侵入しやすくなり、雨漏りに繋がる危険度が高くなります。
脳天打ち＝雨漏りと懸念されるほど、棟板金の施工ではNGなんです
( ;ㅿ; )もしかすると、経験の少ない職人さんが担当したのかもしれませんね。
雨漏りを改善するには、固定力が失われた
棟板金と貫板を新たに交換する必要があります。
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棟板金以外にも、屋根材が所々で浮ています。
セメントを基材とするコロニアル屋根は、
湿気を含むと反ってしまう習性があるんです。一度変形するとその部分から雨水が入り、さらに反りを増長させるという悪循環…こちらも差し替え交換が必要でしょう。
棟の長さは約5mですが、急勾配屋根で作業をする際には、屋根足場が必須となります。
棟板金と屋根材の交換費用よりも、足場架設費用の方がかかってしまうと思います
( ´•ᴗ•ก )
今回は、
「仮設足場＋屋根足場・棟板金交換・貫板交換・コロニアル屋根材部分差し替え」でお見積りを作成しました。
棟板金は熱伸縮で釘が抜けやすくなり、木製の貫板の腐食といったことが原因で、築年数が経つにつれて固定力が低下します。雨漏りや台風時の飛散などの被害を未然に防ぐためにも、
10年～15年を目安に修理や交換をお考えいただくとよいでしょう。
街の屋根やさん水戸店は茨城県内全域で無料診断を実施中です！「風が強い時にガタガタと音がする」等々、なにか気がかりな点がある場合は、ぜひお気軽にご相談くださいね
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