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ひたちなか市で築30年のスレート屋根調査!棟板金の釘抜けや錆も発生
更新日:2024年7月30日
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
本日は、ひたちなか市で行ったスレート屋根の調査についてのご報告です。
「屋根の一部が浮いている」と見知らぬ業者さんから言われ、心配になったお客様が当店へご相談を寄せてくださいました。
突然現れた業者さんの指摘…これは訪問販売の典型的なパターンかもしれませんねσ(・´-・`*)
お客様宅は築30年で、屋根にはアスベスト含有の化粧スレートが使用されています。
「屋根が浮いていますよ」「瓦がずれていますよ」などと不安を煽るようなことを伝え、修繕工事を持ちかける業者さんはいまだに多く存在します。
今回は近くで工事をしているという業者さんだったらしいのですが、真偽のほどはともかく、最近では悪質な屋根業者の逮捕事例も出ていますので、トラブルに巻き込まれないよう十分注意しましょう。
屋根の現状確認を希望される方は、信頼のおける屋根専門店に相談されることをお勧めします((*_ _))
多くの一般住宅に使われている化粧スレートは、セメントと繊維質を混ぜて約5㎜の厚みに圧縮・成形した屋根材です。
メーカーごとにコロニアルやカラーベストと名称が異なるものの、同じ化粧スレートになります。
ひたちなか市の住宅は築後30年が経過していますので、アスベスト含有の屋根材です。
※2004年以降に建設された家には、アスベストを含んだ建築資材は使われていません。
屋根の傾斜は4.5寸(約24.2°)で、比較的水捌けのよいスタンダードな勾配です。
屋根塗装をする際に用いられるタスペーサー(塗り替えによって塞がれてしまった排水経路を機能させる部材)が入っているので、一度は塗装のメンテナンスを行っているようですね。
屋根の頂上には、かなり大きな棟換気が付いています。
棟換気は屋根の一番高い部分にある棟に通気機能を持たせ、湿気や熱気を排出する仕組みになっていますが、ここまで長い棟換気はかなり特徴的と言えるでしょう。
お客様より、現ヤマダホームズグループの小堀住建さんが建てられた住宅だと教えていただきました。
私たちがスレート系の屋根を診断する際、まず確認するのが棟です。
棟板金は屋根の面と面が合わさる棟部分を覆っている金属板で、紫外線・大雨・強風などの影響を最も受けるため、屋根の中でも不具合が出やすいところです。
こちらの棟板金も、所々で緩んで浮いた釘が見られ、完全に抜けてしまった箇所の棟板金は隙間があき、簡単に持ち上がるほど手応えのない状態でした( ;ㅿ; )
近年は風も雨も非常に強く、先日埼玉県では竜巻により大型の屋根が吹き飛ばされ、被害が拡大しました。弱った屋根をはぎ取ってしまう強風に見舞われれば、ひとたまりもありません。これは早目の対策が必要でしょう。
訪問業者さんに屋根の一部が浮いていると言われた箇所は、もしかするとここかもしれませんね。地上からはなかなか見えにくい場所ですが…(>_<。)
スレート屋根は防水性を保つために、定期的な塗装のメンテナンスを行いますが、こちらの屋根は全体的に塗膜が剥離していました。
スレート自体が水を吸収し始めると、コケやカビの発生を増長することにもなります。
棟板金も同様に塗装が薄くなり、色褪せて白ぽく見えますね。
金属製の棟板金を放置すると錆びてしまうので、なんらかの対策を施さなければなりませんが…。
同じ金属製の大型の棟換気にも錆が見られ、特に固定用の金具はかなり腐食が進んでいます。
その部分が雨に打たれ、錆混じりの雨水が屋根材に流れ出した結果、錆汁(さびじる)としてスレートの表面が赤茶色に染まっていました。
主成分がコンクリートのスレート屋根が錆びることはありませんが、傷める原因にもなりますので、こちらもそのままにしておくことは厳禁です。
日当たりのよくない北側の屋根はカビの発生が顕著で、雨水が溜まりやすい軒先を中心に、黒っぽく変色したエリアが広範囲に及んでいます。
また吸水と乾燥を繰り返すことで屋根材自体がダメージを受け、端が欠けた箇所が方々で見つかりました。
スレート屋根のメンテナンスの基本は塗装です。築後10年程度で塗装を行い、
20年~25年を過ぎた場合は、葺き替えもしくはカバー工法でのリフォームが理想的です。
ひたちなか市のお客様宅は、
「棟板金の釘抜け・棟換気の錆と錆汁・塗装膜の剥がれによるカビの繁殖・欠けなどの劣化症状」と言った問題点があり、正直塗装だけでは心許ないのが現状です。
塗り直しで一見綺麗になっても、劣化した部分は塗装では再生できません。
棟板金の釘抜けも、内部の固定力がかなり弱っているのが原因で、下地ごと交換する必要があります。
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それでは葺き替えかカバーか…どちらがいいのでしょうか?
築30年のスレート屋根はアスベストが含まれており、撤去及び処分費用を考えた場合、既存の屋根に新しい屋根を重ね葺きする
屋根カバーが善策かと思います。
幸いにも雨漏りのような深刻なダメージは受けていないため、その点もお客様にお話しして、屋根カバーでお見積りを提出させていただきました
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スレート屋根の
塗膜劣化の初期症状は、色褪せやコケなどの汚れの付着です。
症状が進行しない前に塗り直して防水性を回復させなければなりませんが、築年数や劣化状態によっては次の段階のメンテナンスを検討しましょう。今回のように不審な訪問業者になにかを指摘された時には、屋根に詳しい専門店にご相談なさってくださいね。
街の屋根やさん水戸店では、スレート屋根を始めとした様々な屋根に対応しております。
ご心配な場合は、当店の無料診断をご利用されてはいかがでしょうか?
屋根を熟知した担当者がしっかり調査・点検をいたします~
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