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水戸市で屋根材の剥がれ相談!ノンアスベスト初期材の適切な工事法を解説
更新日:2023年8月4日
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
水戸市のお客様よりコロニアル屋根のメンテナンスについてご相談をいただきました。
「屋根材が剥がれてきておりそろそろメンテナンスした方が良いと思うけど、塗装が良いのかその他の工事をした方が良いのか判断して欲しい」との事。
コロニアル屋根のメンテナンスは、製造された年代や使用されている屋根材・症状によって判断が異なります。
屋根材を熟知していないと間違った屋根工事になってしまう事があるので注意が必要です。
特に1990年後半〜2004年頃までに施工された住宅には、塗装ができない「ノンアスベスト屋根材」が使用されている可能性が高いと言われています。
ご自宅の屋根が塗装によるメンテナンスが可能かどうか気になりますよね。
そこで今回は、塗装ができないノンアスベスト屋根材の特徴と適切なメンテナンス方法を、屋根調査の様子と共に解説いたします( ´ ▽ ` )ノ
もともとのコロニアル(スレート)屋根は、耐久性や強度アップのためアスベストを含有して作られていた屋根材でした。
いわゆる「アスベスト問題」により、さまざまな建材メーカーがアスベストを含まない「ノンアスベスト屋根材」の開発に試行錯誤することとなりました。
特に初期に発売されたノンアスベスト屋根材は長期使用の検証が不十分だったこともあり、耐久性や強度に問題を残した商品が流通してしまったのです。
アスベスト入り屋根材からノンアスベスト屋根材への移行期にあたるのが1990年後半〜2004年頃。
この時期に施工されたコロニアル屋根は耐久性が非常に低く、築7~8年もするとひび割れや欠損・塗膜剥離などの劣化症状が現れます。
ノンアスベスト屋根材は表層部の劣化が著しく、たとえ表面に塗装をしても屋根本体ごと剥がれてしまうので、塗装メンテナンスは意味をなさないのです(´;︵;`)
「塗装ができない屋根」と称されるのはこのためです。
水戸市のお客様宅の屋根は、まさにその時期販売されたノンアスベスト屋根材の先駆け製品であるニチハのパミールです( *_* )
ノンアスベスト屋根材は、各メーカーで製造方法等が異なりますので当然劣化の仕方も違います。
パミールの最も特徴的な劣化現象は「層間剥離」です。
スレートの層が先端部分からまるでお菓子のミルフィーユのように何層にも捲れ上がり、パリパリと剥がれています。
表面に塗装をしても屋根本体ごと剥がれてしまうので、塗装する意味がありません(;▽;)
層間剥離が進行すると、基材となるセメントが露出した状態になります。
水戸市のパミール屋根は劣化がさらに進行し、屋根材が大きく剥がれ落ちてしまっている箇所がいくつも見つかりました。
さまざなところが崩れておりできるだけ早くメンテナンスを行いたいところですが、この状態では塗装しても再度分離してしまうでしょう(;_;)
残念ながらパミールのメンテナンス方法は屋根塗装は不可能です!
「屋根カバー」もしくは「屋根葺き替え」のどちらかになります。
塗装ができない屋根材はニチハ製パミール以外にもあります。これらの屋根材の劣化症状は原材料や製造方法等の違いもあることから様々です。
パミールのように表面が剥がれていく層間剥離を起こすものもあれば、ひび割れ・欠けが酷いもの、色褪せの進行の速さ、等々・・・
点検時の注意点も異なりますので、経験豊富な屋根工事業者であればその屋根材ごとの脆さや危険性を察知し、あえて屋根に上らず調査を行うこともあるほどです。
そうでない場合、知らずに屋根の上を歩き回ったり高圧洗浄をかけることで屋根材を破損させてしまうトラブルが実際に起きてしまっています( ノД`)
お住まいの屋根はぜひ、プロの屋根工事業者に頼んで見てもらってくださいね。
築20年以上のコロニアル屋根は、二次防水機能である防水紙(ルーフィング)の耐久性を鑑みた工事の選択が必要になってきます。
調査の結果、水戸市のお住まいの屋根は雨漏りはなく、屋根床材である野地板も劣化は見られませんでした。
費用感で考えるなら、現状では撤去・処分費用を削減できる屋根カバー工法が可能です。
今ある屋根をそのままに新たな金属製などの屋根を被せるので、目安として1㎡あたり/約5㎏重みが増すことになります。
あまり屋根を重くしたくないと考えるのであれば葺き替え工事ですが、今ある屋根を完全に取り外すための撤去・処分費用がかかります。
一般的な屋根面積の場合、約20~25万程度ご予算が上乗せする感じでしょうか(^^;
塗装ができないトラブルを抱えた初期のノンアスベスト屋根材は、現在では製造中止になっています。
ですが今でも多くの屋根に使用されており、それらの住宅が築年数的に丁度メンテナンス時期に入ってきているのです。
このように特殊な素材の屋根があることは残念ながらあまり知られていないのですが、1998年~2008年までに施工されたコロニアル屋根のお住まいは特に注意が必要です。
もしご自宅の屋根に不安がありましたら、是非当店までご相談くださいねヽ(*^^*)ノ
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