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水戸市の和瓦屋根で雨漏り修理相談！葺き直しと漆喰補修をご提案
更新日：2023年5月26日
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
本日は、水戸市で行った瓦屋根の調査の模様をお届けいたします。
少し前から始まった雨漏りの修理について、
お問い合わせフォームよりご相談を寄せてくださいました。
雨漏りの対策は早ければ早いほど被害は広がりません。
お客様とやり取りをさせていただき、早速調査に伺いました
٩(ˊᗜˋ*)و
ご依頼のお宅は、築40年以上が経過している和瓦の屋根です。
和瓦は陶器で作られた瓦で、日本瓦や和形瓦とも呼ばれ古くから使用されている屋根材です。
適切なメンテンスを続けると、100年以上も持つほど耐久性が高い一方、スレートの約2倍の重量があり、軽量の屋根材と比べ耐震性が低いと言われています。
雨漏りが起こっているのは続き間になった和室で、畳に垂れるほどではないものの、雨染みが広がっている状況だそうです。
立て掛けたポールの延長線上がちょうどその場所にあたりますので、屋根に登って瓦を確認してみました。
地震の影響でしょうか…屋根が全体的に歪んでいるように見えます( ºםº ; )
瓦の形状に隠れ分かりにくいかもしれませんが、かなり湾曲しています。
和瓦は一枚一枚に重量があるため、経年が進んだ木造家屋にはよく見られる現象です。
一部の瓦を捲り防水紙の状態を調査します。屋根材の下に敷設される防水紙は二次防水の役割を持ち、屋根からの雨漏りは防水紙の不具合によるものが多くを占めています。
使用されているのは、キズリが設けられた高分子ルーフィングです。
【高分子ルーフィング】合成ゴムや塩化ビニールを原料として作られています。軽量で伸縮性が高い反面、年数が経つにつれて硬くなり破れやすくなるのが特徴です。
【キズリ（縦桟）】瓦の下に回り込んだ雨水の横走りを防ぎ、一箇所に集中させずに速やかに排出します。
防水紙に破損は見当たりませんが、瓦桟の固定釘から浸水する場合も多々あります。
見た目では判断が付かないので、お客様にご協力いただき散水調査を行いました。
【散水調査】シャワーホースなどを用いて選定した箇所に水を散布し、雨が降った状況を再現することで、漏水箇所を特定する調査です。
3分ほど水をかけたところで、和室のお客様から「水が染みてきました！」と声が聞こえました。
傾斜の中腹より散水したので、防水紙に異常があるのは明らかでしょうφ( •̀ᴗ•́๑)
もう一箇所、瓦下への雨水の侵入口と考えられるのが棟です。
屋根面同士が接合する部分に設けられる棟は、雨風の影響を受けやすく、屋根の中でも雨漏りのリスクが高い場所と言われています。
漆喰は瓦の接着用に用いられますが、手で触れてみると今にも外れそうにふかふか動き、かなり固定力が低下していることがうかがえました。
調査の結果、和瓦自体にはなんの問題もなく、今後も十分使用できる状況でした。
【瓦屋根の葺き直し】
①雨漏り発生箇所を中心とした
部分葺き直し②雨漏り発生箇所の南面の屋根を
全面葺き直し
お客様には部分もしくは全面の葺き直しをご検討いただき、同時に棟漆喰を詰め直すメンテナンスもご提案いたしました。
せっかく工事をするのなら南側全面を葺き直したいとのお返事を受け、
「全面葺き直し＋漆喰詰め直し」で6月に施工予定となりました
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4つのチェックポイントで 瓦屋根の点検・メンテナンスのタイミングを知ろう
瓦はとても丈夫で半永久でも、
下葺きの防水紙や棟漆喰は寿命があり、15年～20年でメンテナンスの時期を迎えます。
梅雨を控えたこの時期、マリアナ諸島で猛烈な勢いに発達した台風2号が、勢力を保ったまま日本列島に近づいています。台風の大型化は海面水温の上昇が原因とも言われていますが、シーズンに入る前に早目の対策をお勧めします。
街の屋根やさん水戸店では、伝統的な和瓦屋根を始め、様々な屋根に精通したスタッフが揃っています。
梅雨入り前に点検をお考えの方は、ぜひ当店の無料診断をご活用ください！
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