那珂市で破損の激しいパミール屋根を診断！塗装で症状は改善しません
更新日：2023年5月19日
パミールの製造時期は、アスベストを使用した建築物が法律で規制され始めた時期と重なります。
アスベストを含まない「ノンアスベスト屋根」としていち早く発売されたパミールは、人気を博し広く流通することになりました。
しかし開発を急ぐあまり長期使用の検証が不十分だったからでしょうか・・・施工後10年もしないうちに不具合報告が相次ぐ事態になったのです。
もちろん、パミールだけに限らず初期のノンアスベスト屋根にはこのような問題が多く見受けられます。
しかし不具合の度合が他より比較的強く顕著なのもパミールで、剥離のトラブルが起こっている屋根材の代名詞の様な存在に(^^;
パミールで顕著に現れる不具合として挙げられるのが「層間剥離（そうかんはくり）」です。
スレート屋根の先端部分が何層にもめくれ上がり、まるでミルフィーユのような状態に浮き上がってしまう・・・
築10年もしないうちからこのような症状がはじまります∑(O_O；)
築10年というとスレート屋根の場合表層の塗膜が剥離してくる時期ですので、塗装メンテナンスで対応するのが一般的です。
しかし層間剥離してしまった屋根の表面を塗装メンテナンスしても意味がありません。
まためくれて脆くなった屋根は、塗装前の高圧洗浄に耐えきれずバラバラになってしまうでしょう。
巷でよく「パミール＝塗装ができない屋根」と言われるのはこの所為です。
那珂市のお住まいのパミール屋根です。
施工後20年程経っているとのことで、塗膜が完全に剥がれてメンテナンス必須の状態ですね(^^;;
屋根材の表層の薄皮が剥がれて何層にも重なり、先端が剥がれたり浮き上がっています。
また剥離で脆くなった部分からすでに崩れ始めていますね。
パミールはセメントが主成分ですので、ボロボロと崩れたセメントは最終的に砂状になり落下するのです。
お客様は屋根塗装をご検討されていたため、パミールについてご説明させていただきましたが大変お怒りのご様子でした( ﾉД`)
お気持ち良くわかります・・・お察しいたします・・・(´;︵;`)
しかしお客様のお住まいは築約20年。
スレート屋根材の保証は一般的に10年です。
メーカーさんからすれば、20年雨漏りせずに良く持ちこたえたといったところでしょう(；▽；)
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今後同じことが二度と無いように屋根のプロとして選定した屋根材が「スーパーガルテクト」。
ガルバリウム鋼板に比べ、めっき成分にマグネシウムが配合されたことにより更に錆に強くなりました。
『15年塗膜保証・20年赤さび保証・25年穴あき保証』の長期的なメーカー保証もついており、製品に対するメーカーの自信が伺えるスーパーガルテクトを今回ご提案させていただきました！
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