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東海村でガルバリウム鋼板での屋根工事をご検討の方へ【実施工例集】
更新日:2023年4月6日
東海村にお住いの皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
本日は「東海村でガルバリウム鋼板での屋根工事をご検討の方へ」と題して、当店で実際に行った工事をご紹介いたします。
茨城県の中央部に位置する東海村は、田園風景の中に綺麗に整備された住宅地が広がり、生活に必要な施設が揃った市街地を始め、立地的にも便利なことからとても住みやすい街と言われています。
エリアによっては多少の違いはあるものの、お住いに使用されている屋根材は瓦やスレート系を始めとして多様な材質が使用されている印象です。
そこで今回は、そろそろ屋根のメンテナンスをお考えの方に向け、昨今人気のガルバリウム鋼板屋根の工事の模様を、実例を交えてお届けしたいと思います<(*_ _)>
工事例①カバー工事 化粧スレート→ガルバリウム鋼板製ダンネツトップ
東海駅を中心とした東西の舟石川や、南台・須和間・緑ヶ丘などの住宅地には、化粧スレートの屋根が多く使用されています。
まだお手入れをされていないと思われるお宅も見受けられますので、同じ化粧スレートの屋根に行ったカバー工事をご紹介しましょう。
築40年の住宅で、前回の屋根塗装から10年以上が経過しています。
無料点検時に塗膜剥離・屋根材の反り・棟板金の釘浮きが見つかりました(;'-' )
塗膜が剥がれた屋根材の表面はささくれ立ち、水分が滞留している場所には藻やコケが繁殖している状態です。
化粧スレートが20年~30年、屋根下に敷かれた防水紙は15年~20年と、それぞれの耐用年数はすでに大きく越えています。
お客様の意向も踏まえ、現在の屋根の上に新しい屋根を重ねる屋根カバー工事をご提案しました。
施工の前に高圧洗浄機を用い、大量に発生した藻とコケや、こびり付いた長年の汚れを一掃します。
一気に洗浄するのではなく、経年で弱っている箇所を割らないように配慮しながら、水圧を調節して慎重に洗い流しました。
重ね葺きをする場合、既存の屋根に新しい防水シートを貼るため、できる限り凹凸を取り除いておく必要があります。十分な乾燥期間を設けてから、下地の貫板と棟板金を撤去しました。
20年超の耐久性を持つ防水紙は、そのまま屋根に貼り付けていく粘着式です。下地に穴を空けるタッカー式(大型の針で固定)とは異なり、漏水の心配がなく綺麗に仕上げることができます(*^^)v
防水紙を屋根全体に敷設した後は、妻側の端のケラバに雨水の吹き込みを防ぐ水切り板金を取り付けました。
今回使用する新しい屋根は、ガルバリウム鋼板製のダンネツトップ(セキノ興産さん)です。
軽量で地震に強く、優れた耐久性を発揮するカバー工事に最適な屋根材です。
防水紙同様に軒先から葺き始め、重ね代を設けた上下左右をしっかり嵌め合わせて設置していきます。
屋根の中で、最も雨漏りのリスクが高い場所が棟です。
せっかく質の高い防水紙や屋根材を採用しても、屋根面同士が接合する棟の施工がうまくいかなければ台無しになってしまいます。
以前は木製だった下地用の貫板は、当店では標準仕様としている腐食しない樹脂製の貫板に変え、固定用には錆びにくいステンレスビスを用います。
屋根材との隙間と、貫板の上に取り付けた棟板金の継ぎ目にシーリングを充填し、漏水対策を万全にしました。
塗膜が剥がれ藻に覆われていた屋根が、ガルバリウム鋼板の新しい屋根に生まれ変わりました!
解体工事費と廃材処理費の両方が節約できる上、工事期間も短いカバー工事ですが、屋根の劣化状況によっては施工できない場合もあります。
当店では事前の点検と調査で、施工可能か否かを判断しています。
依頼をする際には、屋根の現状を細かく見極められる専門の業者さんに相談しましょう(*ˊᗜˋ*)ᐟ
工事例②葺き替え工事 モニエル瓦→SGL鋼板製スーパーガルテクト
まだまだ多く使用されている瓦屋根ですが、続いては一時期広く普及したモニエル瓦の葺き替え工事をご紹介します。
粘土で成型する日本瓦とは異なり、セメントが主成分の洋瓦は定期的な塗装が必要ですが、飛び込み業者さんに屋根のズレを指摘されたとのご相談をいただき、調査を行いました。
複数の瓦ズレや欠けの他に、棟板金の釘浮きや天窓の鉛板の変形も見つかりました。
モニエル瓦の耐用年数が20年~30年を考えると、不具合箇所を補修をして塗装をするよりも、お客様は屋根を一新する葺き替えを選択されました。
1㎡あたりの屋根の重さは、現在のモニエル瓦が約43㎏に対し、新たに葺き替えるSGL鋼板は約5㎏です。
この重量差も大きな決め手となりました(•̀ - •́)و✧
葺き替え工事は、既存屋根の解体からスタートです!
モニエル瓦を撤去していくと、瓦ズレを起こしていた部分の瓦桟が腐食していました。
通常は防水紙を貼り換えるところですが、さすが大手ハウスメーカーさんの竣工住宅だけあって、破損箇所もなくまだまだ使える状態です。
温存した古い防水紙の上に、新しい防水紙を敷設することで、二重に強化されました。
屋根本体を葺く前に、雨水の浸水を防ぐ対策を各所に施します。
屋根の先端には軒先唐草板金を取り付け、棟同様に雨漏りのリスクが高い谷部には、防水紙を二重に敷き込んだ上で、谷板金を施工しました。
もちろん棟部の漏水対策も万全です!
下地から形成するために配した樹脂製の垂木に、立ち上がりを設けた捨て谷板金を設置しました。
棟板金から雨が吹き込んでも、スムーズに排水できる仕組みになっています。
新しい屋根材として用意したのが、スーパーガルテクト(アイジー工業さん)です。
ガルバリウム鋼板にさらなる耐食性を持たせたSGL鋼板で、「塗膜保証15年・赤さび保証20年・穴あき保証25年」と手厚いメーカー保証が付いています。
一般的なガルバリウム鋼板と比べ、1.2倍程度の価格差はありますが、長期にわたり使用できる安心感もあり現在一番人気の屋根材です。
鉛板が浮き変形していた天窓の周りも雨仕舞をしっかり行い、漏水の危険が高い窓枠やビス頭にコーキング材を打設しました。
重量感があったモニエル瓦から、軽くて錆びに強いスーパーガルテクトに変わり、屋根の重さを約1/8までダイエットすることができました(*'▽'*)✲
屋根が重いと重心が高くなり、その分地震による揺れも大きくなります。
頭を軽量にすることで重心が低くなり、お住いの耐震性もぐんとアップしました。
ご紹介したモニエル瓦やセメント瓦には、屋根カバーは施工できませんのでご注意くださいね。
工事例③葺き替え工事 物置トタン屋根→ガルバリウム鋼板製波板
3件目にご紹介するのは、農作物保管用の物置屋根の葺き替えです。
水田が広がる郊外にお住まいの方には、稲作や特産のサツマイモを生産されている農家さんもいらっしゃると思います。甘い紅はるかの干し芋は筆者も大好きです(ฅ́˘ฅ̀)
波板のトタン屋根は、農機具などを収納する納屋や作業用の小屋によく使用されていますが、建ててから何十年もそのまま…という場合も多いのではないでしょうか。
こちらの築後60年が経過した物置も同様で、屋根は全面錆に覆われ、下地の老朽化もかなり進んでいました。
今にも抜け落ちこそうな屋根に渡し板を設置して、解体作業に入ります。
トタンを捲っていくと、中から防水紙の代わりとなる杉皮が顔をのぞかせました。
ルーフィングが一般的ではなかった時代は、住宅の屋根にもこのような天然素材の杉皮が防水紙として使われていたんですね。
歴史を感じつつ、60年分の粉塵を浴びて真っ黒になりながら、トタンと杉皮を全て撤去しました。
既存のザラ板に12㎜の杉材の野地板を被せ、脆弱だった下地を補強していきます。
職人が乗ってもビクともしない造りとなったところで、防水紙の設置に移ります。
物置自体もだいぶ年季が入っているので、あえてリーズナブルな価格のアスファルトルーフィングを採用しました。当店では建物の状態や使用目的などを鑑み、各現場に見合った建材をこだわって選んでいます。
トタン製波板に代わり、新たにガルバリウム鋼板製波板で葺き替えます。
波板というと以前は大半がトタンでしたが、今は軽くて耐久性に優れたガルバリウムが主流です。
波板トタンはホームセンターでも手軽に購入できますが、屋根業者が施工する波板ガルバリウムは厚みが全然違います。もちろん耐久性や耐食性にも優れていますので、錆に悩まされる心配もありませんね(・Θ・ゞ)
波板を留めるビスは、こちらも錆に強いステンレス製です。
傘ビスなので、経年時に起こりがちな釘抜けを防止することができます。
木製貫板を設置した棟は、棟板金の継ぎ目にコーキングで止水対策を行い、パッキン付きのステンレスビスでしっかり固定しました。
住宅の場合の貫板は樹脂製を標準施工としていますが、物置や倉庫に関しては木製の貫板で対応しています。
所々に隙間が空き、雨が吹き込んでいた妻壁(屋根の三角形の外壁部分)も、あらかじめ加工したガルバリウム鋼板でしっかり塞ぎました。
最後に隣接した外トイレの屋根も、同様の手順で葺き替え、これで物置屋根の工事は完了です。
赤茶色に錆び付いていた屋根が、落ち着いたブラウン系に統一されてとても綺麗に仕上がりました(*・ᗜ・)ノ
ガルバリウム鋼板を使用したカバー工事と葺き替え工事をお届けしましたがいかがでしたか。
日本の屋根は、瓦→化粧スレートや縦葺きトタン→ガルバリウム鋼板と、時代とともに軽量かつ地震に強く、耐用年数の長い屋根に変わってきています。
東海村は全国的にも平均年齢が低く、若い世代の方々が多い街です。
屋根のメンテナンスやリフォームの時期を迎えられた時に、ご紹介したガルバリウム鋼板の屋根も選択肢の一つとしてお考えいただけますと幸いです(。´_ _))
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