筑西市でベランダFRP防水の修繕相談があり無料見積りを実施
更新日：2023年3月11日
先ずはメンテナンス内容を判断するため、お客様のご都合によい日時にお伺いしました。
対象となるのは2階のベランダに施されたFRP防水です。
FRP防水は、高耐久な防水層で、昨今建築されている住宅の殆どで使われている防水層です。
ベランダ防水は、不具合を起こすと雨漏りに繋がってしまうので定期的なメンテナンスが必要です。
FRP防水のメンテナンスは、防水層が壊れている場合（雨漏りが発生しているなど含む）は再防水工事となり、お手入れなら防水層を保護するためのトップコートのメンテナンスが一般的です。
関連記事▶防水性の高いFRP防水工事を解説！
ベランダは、防水層に不具合があれば雨漏りにつながる可能性があり、ベランダ下に居室がある場合は室内天井への雨漏りとなるため注意が必要です。
ベランダの防水層を確認する場合は、床面である平場と立上り部を念入りに確認します。
一般の方は床面ばかりに目が行きがちですが、不具合は立上り部でも発生します。
立上り部は、水切り板金との取り合い部になるため、経年によって剥けてきやすい箇所。
筑西市のベランダでも、トップコートが剥離していました(>_<)
以前、1度トップコートは施されているとの事なので、その時のトップコートですね。
このままの状態で上から塗布工程を行っても、浮き部分に密着させる事になるので、トップコートでメンテナンスする場合は、密着していない部分を剥がすケレン作業が必要です。
次に確認できた不具合は、エアコンの室外機裏の更に激しい剥がれ。
若干浮きも生じているため、浮き部分を撤去した上で補修を行う事が最低限必要です。
因みにメンテナンス会社さんからは、床を全て壊して床材から交換した防水工事を提案されたそうです。
築年数が約20年なので、あり得る提案だとは思いますが、今は雨漏りが発生しているわけでも防水層が壊れているわけでもありません。
事前事前の対策は必要ですが、メンテ会社さんから出ていた見積りは少し高い？いやだいぶ高い(^_^;)
最終的にはお客様の判断ですが、今一回はトップコートメンテナンスで良いのだと思います。
トップコートを施工する際は、高圧洗浄で剥離部を除去し、細かい下地調整ケレンを行います。
乾燥に最低一日おき、FRP防水とトップコートを密着させるためのプライマーと塗布。
その後、トップコートを塗っていく作業です。
外壁塗装時などに同時に行えば、乾燥待ちの時間に他部位の工程を進める事が可能ですが、ベランダ単体で施工する場合は、乾燥するまでの時間に他部位の作業が叶わない為、単体工事では割高になります。
因みに今回の現場にトップコートを実施する場合は、洗浄で1日、塗布工程で1日が必要となります。
FRP防水は耐久性がある防水工事法ですが、いつかは再防水工事が必要になります。
どのタイミングで行うかの判断は最終的にお客様が決めなくてはなりませんが、今回の現場は、若干の浮きやトップコート剥がれは見受けられるが、急務に再防水工事を行う症状でもありません。
しかし、最低限、浮き部を剥がして下処理した上でのトップコート作業が必要です。
お客様にも現地調査状況をお伝えしたので、お見積書を作成して提出させて頂く事になりました。
塗り物系であるFRP防水やウレタン防水は、防水層+防水層を保護するトップコートの組み合わせです。
トップコートはあくまでも防水層の劣化を保護してくれる物で、防水性があるわけではありません。
したがって、雨漏りしている防水層にトップコートを塗っても改善されないので覚えておいて下さいね。
不具合が出なければ中々判断がつかないベランダ防水のメンテナンスですが、7年～10年手つかずであれば、梅雨前に業者に相談してみる事をお勧めします。
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