日立市の築40年が経過した外壁の張り替えは下地から改善します
更新日：2022年12月12日
日立市の現場は、築後40年が経過し途中増築もされてきたとても大きなお住まいです。
外壁には木質調サイディングや硬質ガラスネット波板、トタン波板などが部位ごとに使用されており、それらを統一した外壁に張り替えて欲しいというのが今回のご希望です。
張り替えには、既存の外壁を解体・撤去した上で必ず下地調整を行います。
建築物で最も大切な下地調整とは、クロス・床・外壁の張り替えの際などに行われる工事のことです。
仕上がりをきれいにするためのベース処理で、お化粧で言うところのファンデーションにあたります(*'▽'*)
外壁における下地調整は、劣化部分の補修・補強や、サッシ面と外壁の取り合いの隙間を直すなど、新たな外壁を問題なく施工するための下処理を言います。
新築やリフォーム時は表面の建材に目が行きがちですが、全ての建築物は下地＋防水対策＋表面建材で成り立っています。
完成すれば見えなくなりますが、とっても大切な部分！
この作業を丁寧にしているかどうかで建物の耐久性は大きく変わってきます(｀・ω・´)
全て撤去するとこんな感じです。
中の木下地がすぐに現れました。
ご覧の皆様は「なにか問題が？？」と思われるかもしれませんが・・・
現在の木造建築物の外壁には、結露や雨漏りから守るために通常は防水シートが用いられています。
昨今では、雨水などの水は室内に入れず室内の湿気は屋外に逃がす「透湿防水シート」を貼るのが一般的ですね。
日立市のお住まいの外壁は、直貼り工法で下地に直接外壁が施工されているものでした(^^;
せっかく解体したので木下地も補強していきますよ～！
事前に準備しておいた貫板の出番です╰(‘ω’ )╯三
貫板（ぬきいた）とは柱などの垂直材の間に通す水平材のことで、水平方向の資材の固定や壁・床下の補強などに使われます。
現場のサイズに合わせて加工した貫板を取り付け、補強させていただきました。
下地施工の考え方は、今から3～40年前当時と現在とではだいぶ変わってきています。
現在の基準ですと間隔が広い箇所も見受けられました。
そういった箇所には、もう一本貫板を入れてしっかりした下地を形成していきます。
木下地調整のあとは、透湿防水シートを施工します。
雨水から家屋を守り、結露を生じさせないように活用されている「透湿防水シート」。
以前の直貼りが悪い訳ではありませんが・・・
近年の台風は大型化し、風雨共に年々強くなっています。また紫外線の量も増え続けています。
これも地球温暖化が関係しているのでしょうか・・・？
透湿防水シートの有無で耐久年数は違ってきますので、できれば施工するのが望ましいですね（*＾-＾*）
今回の日立市の現場は、工事内容から多くの廃材が発生することが予想されていました。
そのため当社近くの空き地にコンテナを用意し、準備もバッチリです(￣∇+￣)vｷﾗｰﾝ
リフォーム工事においては廃材のことも考えなくてはなりません。
廃材の分別・処理方法は、年々規制が厳しくなっています。
それにともない、費用も増額傾向に・・・
しかし環境にやさしく、適切な手段でリフォームするためには必要な費用です(⌒-⌒; )
日立市のお住まいは、現在は下地を張り終えて新しい金属サイディングの施工に入っています。
完成次第次の工程を書かせていただきますので、今しばらくお待ちくださいね( ´ ▽ ` )ﾉ
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