鉾田市で漏水腐食した窯業系サイディングの部分張り替えを実施
更新日：2022年11月23日
鉾田市の1階浴室部分の外観です。
調査時に見つかった箇所がこちら。
数年前に塗装メンテナンスをされたとの事ですが、塗装を施された部分に素材浮きが確認でき、強く押すと剥がれて崩れてしまうような状態Σ(ﾟдﾟ；)
このような劣化症状の場合、考えられるのは内部からの湿気です。雨漏りもしくは結露が疑われます。
浴室面は通常の外壁面よりも湿気が発生するため、不具合が出やすい箇所ではあります(^^;)
窯業系サイディングを剥がした内部はこのような状態でした。
あらわになった断熱材ですが、まだらに黒ずんでいるように見えます。
湿気のせいでしょうか？
サイディングボードの裏にも水がまわった跡があり、黒カビが付着しています。
ところで・・・
サイディングと断熱材の間に貼ってあってほしかった透湿防水シートが見当たりません(^^;
外壁を結露や雨漏りから守るために用いられる透湿防水シートですが、築年数が経過した住宅では貼られていないケースも結構あります。
これも外壁腐食の要因に少しは関係があるのかなあ・・・とは思います(·_·;
透湿性防水シートを下から上へと順番に貼っていきます。
雨水は上から下へと流れ落ちていくため、もしも外壁から雨水が侵入してきた場合にも内部に入り込ませないためです。
開口部には雨水が入らないようテープ処理をします。
新しい外壁を張ってしまえば隠れてしまう部分ですが、見えない所までしっかり行うのが屋根工事のプロとしての仕事です。
普段見えない部分にどれだけこだわりを持った施工が出来るかが、屋根業者の資質であり信用だと自負しています！
事の詳細はブログに全て記載しておりますので、ご覧になったお客様は安心して当店にご相談頂けるのかもしれませんね(^^♪
外壁サイディングの部分張り替えの注意点として、商品自体が廃番になっているケースがあります。
鉾田市の住宅は築20年が経過しているので、まったく同じ柄のサイディングはありません。
美観的にはできるだけ近い柄のサイディングを選ぶ必要があります。
さまざまなメーカーのカタログを隅から隅まで眺めて、よくよく検討した結果・・・
柄が類似していた【モエンサイディングM-14 ロワブリック調 フランMGイエロー】
を選びました！(*ﾟ▽ﾟﾉﾉﾞ☆
新しいサイディングを貼り終えるとこんな感じになりました。
このあと着色塗装を施して全体と色調を合わせますよ～！
デザインとパターンの間隔がなるべく元の物と近いサイディングを選びましたので、まわりと同じ色で仕上げれば殆どわからなくなります(o^^o)♪
北面のベランダ手すり下部分の窯業系サイディングです。
こちらも腐食しているとのことでしたので同時に施工します。
この部分も透湿防水シートは貼っていませんでした(^^;
腐食したサイディングを剥がし、透湿防水シートを施工します。
新しいサイディングボードを施工します。
サイディングが張り終わったら次は仕上げの塗装工事です。
既存の外壁色と合わせるため、700色以上のサンプル板からこれだ！という外壁色を決めなければなりません。
サンプル板を外壁にあてて確認しながら、違和感のない仕上がりになる色を慎重に選びます。
このような商品選定や発注手配などにも相応の時間を要しますが、見積りに記載されている『諸費用』の一部には、実際の施工工事以外のこういった時間に対する費用も含まれているのです(o^^o)
仕上げは、サイディングを張り替えた後に、色調を合わせる為の外壁塗装を行い完成です。
崩れかかっていた外壁も新品に生まれ変わり、綺麗に仕上がりましたね。
お施主様にもとても満足して頂き、複数の職人を入れて対応した甲斐がありました(^^♪
こちらの現場は屋根工事も間もなく完了しますので、近日中に改めて完了報告させて頂きますね(^^♪
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