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ひたちなか市で捲れ反った屋根材と外壁目地シール破断の不具合を確認
更新日:2022年11月14日
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
本日は、ひたちなか市で行った屋根および外壁の無料調査の模様をお届けいたします。
「屋根に藻が発生し、捲れ上がって反りあがり傷んでいる」
お客様よりこのようなご相談をいただき、早速現地に伺いました。
ご依頼をいただいたひたちなか市のお客様宅は築20年。
お住まいのメンテナンスは今回が初めてとの事です。
初のメンテナンスにあたり、依頼主様はたいへん熱心にお調べになっていました。
当店のHPも熟読していただき、【類似した症状が載っていた事】【細かい施工内容がブログで書かれている事】を考慮した結果、当店に相談を寄せてくださいました。
本当にありがとうございますm(_ _)m
ひたちなか市の築20年の屋根材はニチハ社のパミール
ひたちなか市のお住まいの屋根は「パミール」と呼ばれる平板化粧スレート屋根材です。
元々化粧スレート屋根材には基材であるセメントにアスベストが含有されていましたが、世にいう『アスベスト健康問題』がきっかけで、様々なメーカーさんによるアスベストを含まない新たな屋根材が製造販売されることとなりました。
なかでも『ノンアスベストスレート屋根』の先駆け的存在としていち早く発売され、全国的に幅広く普及したのがニチハ社製のパミールです。
しかし開発を急いだ故でしょうか・・・アスベストを使用していない分耐久性が落ち、色々と問題を抱えることになってしまいます(><)
スレート層の先端部分がミルフィーユ状に何層にも捲れ上がり、薄皮が剝がれるように剥離しています。
【層間剥離】という、パミールではよく見られる現象です。
屋根材が剥がれ落ちて基材のセメントが露出し、雨水を吸いやすくなることでどんどん脆くなっていきます。
パミールは約7年で剥離がはじまり、10年でボロボロになるほど耐久性に大きな問題があると言われています|゚Д゚)))
現在は製造中止になっているパミールは、1996年~2008年まで販売されていました。
約14年~26年前の主流建材ですから、今でも多くのお住まいでパミール屋根が使用されています。
そして今、それらの住宅が築年数的に丁度メンテナンス時期に入って来ているため、屋根リフォーム業者にとってパミールはある意味おなじみの屋根材といえます(^^;
当店には、10月だけでも5件のご相談が寄せられています(@_@;)
パミールは、残念ながら「塗装をしてはいけない屋根」です。
塗装ではミルフィーユ層の剥離を元に戻す事も、剥離の更なる進行を食い止める事もできないため、仮に塗装しても意味を成しません( ;∀;)
熟練した屋根のプロであれば一目見れば判断ができるのですが、経験が浅かったり知識のない業者さんから塗装を勧められてしまうケースが少なくないのも、この屋根材の特徴です。
不慣れな塗装業者によって、塗装されてしまう事も多々あります!
塗装後早い段階で『あれ?』となり、当店に屋根工事の相談をいただく屋根材でもあり・・・(^^;
このように特殊な素材の屋根があることは残念ながらご存知でない方が多いのですが、1998年~2008年までに施工された化粧スレート屋根のお住まいは特に注意が必要です。
もしご自宅の屋根に不安がございましたら、是非当店までご相談下さいね。
関連記事➤屋根がニチハ「パミール」で今後のメンテナンスが心配な方へ
パミールの調査が終わったところで、お客様より「外壁も同時にメンテナンスをした方が良いですか?」とお尋ねいただきました。
屋根は高所にあるためメンテナンスを行う際には必ず足場を設置しますが、足場が必要な工事は屋根以外にもいろいろあり、外壁もそのひとつです。
お客様は初めてのご自宅のメンテナンスにあたって本当にきちんとお調べになっていて、それらの工事をまとめて行えば1回の足場設置で済むこともご存じでした(o^^o)♪
外壁の症状にもよりますが、メンテナンスが必要な時期に来ていれば同時に工事を行うのが吉です。
足場費用もバカになりませんからね(^▽^)o
早速状態を確認してみましょう!
お客様が気にしていたのが、お住まいの北側の外壁の汚れ。
北側は畑が隣接した吹きさらしの立地で、北面ということで陽が当たりにくく湿気がたまりやすいのです。
その上畑も近くにあると、どうしても汚れやすくはなります(^_^;
深みのあるレンガ色とベージュのコンビカラーは、落ち着いた色合いながらもモダンな雰囲気を感じさせます。
ですがせっかくの2色使いのコントラストも、汚れが目立ってはとても勿体ないですよね。
塗膜も剥離しており、汚れやすい状態になっています。
特にベージュの窯業系サイディングは、凹凸側が細かくて深さもあるため、汚れが残りやすいデザインではあります。
必要であれば、高圧洗浄で綺麗に付着物を洗い流した上で、塗装メンテナンスを行いたいところですね。
実は見ていて気になったのは、外壁よりもサイディングとサイディングの継ぎ目を覆う目地シーリングでした。
割れや破断が進行しており、通常シーリングの奥に装填されているバックアップ材が見えてしまっている状態です。
劣化した目地を撤去し、新たにシーリング材を充填する【打ち替え】と呼ばれるメンテナンスが必須と思われます!
目地シーリングの耐用年数は、種類によっても異なりますが、一般的なシーリング材は幅10㎜×深さ10㎜で約10年と言われています。
ひたちなか市のお住まいは築20年ですので、相応に劣化が出てしまっているのは致し方ないと思われます。
外壁サイディングの内部にも透湿シートなどで漏水対策は施されていますので、もし劣化した目地から漏水したとしても、室内の雨漏りに即つながる事にはなりません。
とはいえ、目地から入った雨水がサイディングの裏に入り、サイディング自体がボロボロになる事はよくあります(^_^;
あまり目立たず地味な場所にある目地シールですが、外壁の耐久性を守るとても重要な部分ですので、早めのメンテナンスは必要ですね。
メンテナンス方法の検討に入ります╰(‘ω’ )╯三
外壁および目地シールの状態を見る限り、屋根工事と併せた外壁塗装+目地シーリング打ち替えが理想的です!
複数工事を併用する事で足場費用が無駄にならないので、このタイミングで同時提案させて頂きましたが、決して無理に勧めるものではなく、あとはひたちなか市のお客様判断です(o^^o)
丁寧に状況をお話しした上でお見積りを提出しましたところ、ご了承いただいたので12月に施工する予定になりました(^^♪
軒樋(のきとい・屋根の軒先に横向きに設置されている筒状の建材)の破損も見つかったため、交換後塗装を行います!
今回のように一度の足場で複数の工事を行うなど、効率のよい施工でランニングコストを最小限に抑えられるご提案をするのも私達の役目です(^^♪
ですがそれはあくまでもタイミングが合えばのお話。
足場を設置するからといって、あれもこれもとはりきって工事する必要は決してないのです。
当店としてもプロの見解でアドバイスさせていただいておりますが、複数工事は単純に1回あたりの施工費用も上がりますので、ご予算等と併せてお考え下さいね。
街の屋根屋さん水戸店では、調査結果に基づき、お住まいの現状に応じた提案をさせていただきます。
皆様もぜひ一度、当店の無料調査を活用してみて下さいねヽ(*^^*)ノ
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