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日立市で瓦屋根から雨漏りし長押や鴨居にも被害!葺き直しを提案
更新日:2022年8月3日
茨城県のみなさまこんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
体温を上回るような厳しい暑さが続いていますが、ご覧のみなさまもどうぞ体調管理にはお気を付け下さいね。
さて今回は、日立市のお客様からご相談がありました、瓦屋根からの雨漏り調査の様子をお届けします。
すでに室内の天井にも雨漏りが発生し、大変お困りのご様子…(∵`)
これからやってくる9月・10月は最も台風の影響を受けやすい季節ですので、しっかり対策したいですね。
今回ご相談のあった日立市のお住まいです。
和室の天井に雨漏りが発生し、とてもお困りでした(´・_・`)
雨漏りは、天井から砂壁を伝い、長押(なげし)や鴨居(かもい)まで被害を広げていました。
外から浸水した雨水が広く染みわたっている状況が伺えます。
日立市のお施主様は、ご自身でも屋根裏を確認し、なんと散水調査も実施されたとのことです(゚∀゚ノノ"☆
天井裏の雨漏り箇所へは、応急処置として雨漏り対策が施されていました。
当店の新人さんよりも素晴らしいです!!
日本瓦の屋根に登ると、こちらも雨水が入らない対策として、お施主様によって養生テープで簡易補修されていました。
(屋根は高所で危険ですので、ご覧のみなさまはできればプロに相談して下さいね。)
屋根材の下には、二次防水機能として防水シートが敷設されています。
養生されていた部分の瓦を捲ってみます。
簡易補修した箇所の下は、ちょうど雨水を滞留させない為に取り付けられたキズリ桟の部分でした。
防水紙には見た感じしっかり重なり代も設けられており、破れや亀裂などは確認できません。
しかし、瓦桟を固定している留め具やキズリ桟の留め釘などからの浸水はよくある事。
目視だけでは確認できないのが雨漏りです。
お施主様が散水調査した所、この部分が浸水口だったとの事でした。
雨漏りの中には、【台風の時だけ雨漏りする場合】や【強風を伴う雨が降る時だけ雨漏りする】という事がよくあります。
今回のお施主様からも「風向きによって雨漏りする時としない時がある」とのお話を伺いました。
強風という圧力がかかった状態での雨は、普段なら大丈夫なお家でも雨漏りしてしまうのです。
また建物の仕様や劣化状況によっては、雨水はたやすく入ってくることもあり、様々な原因が考えられます。
屋根は上から「屋根材→防水シート→野地板」という構造になっています。
屋根材(日立市の現場は瓦屋根)だけで雨漏りの発生を抑えているわけではなく、屋根材の下に設置されている防水シートでも雨水を防いでいるのです。
その防水シートが劣化や破損していたとすると、野地板が濡れてたちまち室内雨漏りに繫がってしまいます。
屋根は、一次防水としての屋根材と二次防水としての防水シートによる対策がダブルで施されており、両方が万全な状態で初めて健康な屋根と言えます。
一次防水である瓦屋根の耐用年数は50年以上と非常に長持ちですが、その前に防水シートが劣化してしまうケースが殆どです。
防水シート(ルーフィング)の耐用年数は20年程度とされています。
また漆喰は、瓦の隙間を埋めて屋根の内部に水が入るのを防いでいますが、10年~15年程度で劣化し欠けやひび割れが見られるようになります。
防水シートの劣化が原因で雨漏りしている際は、防水シートを交換する必要があります。
では、雨漏りしている箇所だけピンポイントに防水シートを敷き替えればよいのでしょうか?
通常防水紙シートは重なり部分が下を向き、雨水の浸入を防ぐため、屋根の軒先から屋根上方に向かって重ねながら敷きこんでいきます。
もし防水シート同士を重ねずに貼り付けてしまえば、防水紙の継ぎ目から簡単に雨水が浸入してしまいますよね(^_^;
部分的に防水シートを変えると、重ね代不足が発生し、正規の敷き方にはならないのです。
傾斜面と傾斜面をつなぐ棟は、全方から葺いてきた防水シートを棟下地に巻き込み、隙間ができないように被せていきます。
これは、棟包みの裏面を絶縁処理して、防食と防水性能を高めるためです。
まずは積みあがった棟を解体し瓦を全て剥がしていきます。
瓦を再利用する場合は撤去時に割れないよう細心の注意を払わなければなりません。
瓦の下に敷かれた防水シートを全て撤去します。長年蓄積された埃やゴミを清掃しながら取り外していきます。
新しい防水シートを野地板に敷設します。
桟木と呼ばれる木材を瓦のサイズに合わせて等間隔に取り付けていきます。
既存の瓦を再利用して屋根を葺き直していきます。
最初に外した棟瓦もふたたび設置し、屋根葺き直し完了です。
最低限、雨漏りが発生している箇所の緩衝棟を解体し、防水シートを敷設した葺き直しを行いたいのが、当店の見解です。
屋根工事をどこまで行うか? 雨漏り修理か? 全面改修か?
最終的にお客様の判断ですが、今後の使い方や予算の兼ね合いのある中、一口に答えは出せませんよね。
簡易的な修理(今現場で言えば、漏水箇所だけを葺き直すなど)は、安価ですがリスクは残ります。
今回のご提案は、全ての屋根を変更する大規模工事ではなく、それでいて区切りの良い部分は改善される工事です。
ピンポイントに行うよりは費用が発生しますが、傾斜がある屋根は、傾斜面で対策するのが望ましいです!
お施主様にご提案し、納得して頂いた上で当店で施工する事になりました。
雨漏り工事の前には、一次防水(屋根材)と二次防水(防水シート)の確認が必要です。
防水の状態や築年数をきちんと顧みた上で、プロとしての見解から適切な提案をしてくれる屋根工事業者に依頼するようにしてくださいね(^-^)/
安価な雨漏り工事も良いですが、リスクが残ってしまってはせっかくの費用も勿体ないですよ!!
当店では、無料診断で雨漏りの原因を探求した上で根拠のある雨漏り修理を行います。
雨漏りについてのお困り事がありましたら、街の屋根やさん水戸店までぜひご相談くださいo(*^▽^*)o~♪
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