ホーム > 古河市のオレンジ色の釉薬瓦屋根は漆喰詰め直し工事が必要な状態…

古河市のオレンジ色の釉薬瓦屋根は漆喰詰め直し工事が必要な状態
更新日:2022年5月4日
茨城県の皆様こんにちは。街の屋根やさん水戸店です。
今日は、古河市のオレンジ色の瓦屋根で、漆喰の詰め直し工事が必要と判断した現場報告です。
当店は、水戸市の他に結城市内にも拠点があるので、古河市内にも沢山のお客様がいます(^^♪
本現場は、現在塗装工事を着手したばかりの現場で、足場を架設したばかりのタイミング!
2階のオレンジ色の釉薬(ゆうやく)瓦屋根も点検してほしいとのお施主様の御要望です。
今現場は、1階のセメント瓦への屋根塗装を依頼されており、2階は塗装の必要がないオレンジ色の釉薬瓦。
特段、不具合は感じていないとの事ですが『改めて、屋根業者さんを呼ぶのも大変だから・・・』との事。
屋根のプロとして、しっかり状況を確認させて頂きす(^o^)丿
屋根は、オレンジ色の釉薬瓦(ゆうやくかわら)で、業界では黄金瓦(こがねかわら)と呼ぶ瓦です。
30年以上前に一世を風靡した色彩の瓦で、現存している屋根は古めの住宅が多いと言う印象です。
釉薬瓦自体の耐久性は35年~50年とも言われるほど超耐久で、まだまだ現役で活躍してくれる瓦ですが、屋根の下地や漆喰にそこまでの耐久性はないので、分離してメンテナンスを考える必要がある屋根です。
幸い、古河市の現場は雨漏りなどの不具合は発生していませんが、果たしてどうでしょう??
先ずは、平瓦(桟瓦※さんがわら)部を確認します。
こちらの屋根は施工後約30年が経過しており、東日本大震災も経験していますが、ズレもなく健康な状態。
これと言った不具合は見当たらないので、今すぐに手を加える必要はなく安心な状態です(^^♪
瓦屋根で一番気を付けなくてはならないのが、棟に施された漆喰です。
屋根の漆喰は、普段お客様が直接目に触れる機会がないため、雨漏りや棟瓦の崩れなどが発生してから不具合に気づくケースが多い部位です。
棟部の漆喰を確認すると、症状的には軽度~中度程度の、ひび割れや部分欠損が確認できました。
また、棟を象徴する鬼瓦部は、台座の漆喰が完全に剥離し、台土もこぼれてしまっていました。
症状では中度症状ですが、このまま放置してしまうと台土が流れて、棟自体の崩落(重度症状)に進行します。
特に、棟の取り合い部は、漏水の原因になる箇所で、不具合が出やすい部分です。
屋根に登って直接確認しているので分かりますが、お客様で気づくのはやはり難しいですね(>_<)
不具合の出る前に、今回のタイミングで見つけられたて本当に良かったです(^_^;)
北東流れの隅棟の鬼巻き漆喰剥がれ
南西流れの隅棟の鬼巻き漆喰完全剥離
漆喰は、同時期に施工されているので、漆喰の不具合は殆どの面で進行しています。
鬼瓦の廻りに施してある鬼元漆喰にも、経年劣化による剥離が確認できました。
調査後には、お施主様に全ての画像を確認して頂きました。
『やっぱり一緒に診てもらって良かった!足場が架かっているうちに漆喰も修理して下さい』
とお話し頂き、足場が設置されている今タイミングで、漆喰の詰め直し工事も追加施工する事になりました。
屋根漆喰工事は、症状の度合いによって工事内容が異なります。
漆喰は、消石灰を主にした建材で、20年前後で朽ち果ててしまう物です。
段数の詰まれた棟瓦の土台は、棟土と言う粘度性のある土で形成され、その葺き土を漆喰で保護する事で棟本体を守っています。
その為、漆喰の不具合は棟土の流出や崩落にも繋がるため、棟土と漆喰は相交わる関係!
したがって、棟土の状態によって漆喰の工事方法は異なりますので、症状別に少し解説しますね(^o^)丿
症状が、軽度~中度の場合は、漆喰の詰め直しで対応する事が出来ます。
新しい漆喰を詰める際は、古い漆喰の上から重ね塗ると浅年剥離の原因となる為、しっかり古い漆喰を撤去してから詰め直す事を当店では基本としています(正規の漆喰取り直し工法)
したがって、一番の判断材料は漆喰よりも土台である棟土の状態が鍵となります。
土台の棟土が流れ出している場合や、棟土が乾燥して砂状になり土台として機能していない場合には、漆喰を詰め直しても棟が健康な状態には戻らず、お客様の無駄な出費にも繋がります(>_<)
台土である棟土に不具合があると、棟の歪みや傾きなどの症状が現れますが、
気づきにくいのが棟土が砂状になってしまう症状です。
経年した瓦屋根でよくある症状ですが、棟土自体が著しく砂状になっている場合、漆喰を剥がした段階で棟土が流れ落ち、更に土台を弱体化させる事になります(>_<)
症状が
重度の場合は、漆喰の詰め直しでは治まらず、棟自体を解体して作り直す棟取り直し工事が必要です。
漆喰詰め直しを比べて棟の取り直しは費用も膨らみます。症状が進行する前に皆様も対策を練って下さいね。
関連記事▶瓦屋根には切っても切り離せない関係の漆喰!定期的なメンテナンスで健全に保つ!
屋根上での出来事は、普段お客様が目に触れる機会の少ない部位で発生しています。
不具合時は元より、定期的にプロによる診断を受けてみると不具合の発生にも早めに対処できると思います。
屋根の修理費用は、症状の度合いに比例して膨らんでしまいます(>_<)『屋根の漆喰が気になる』『屋根のメンテナンスをしてからしばらく経っている』等
屋根での御相談は、街の屋根やさん水戸店までご相談ください。相談・点検・お見積り無料です。
関連記事▶
茨城県内全域対応!街の屋根やさん水戸店の屋根無料点検内容
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail yane-mito@efc-fy.co.jp
株式会社イーエフシー
〒310-0805
茨城県水戸市中央2丁目10番26号カーサモンテ3F
茨城県の加盟店一覧
電話 0120-989-742
E-Mail yane@okanokougyou.co.jp
株式会社岡野工業
〒300-0332
茨城県稲敷郡阿見町中央1丁目4-8 102号
電話 0120-989-742
E-Mail yane@kasumibisou.com
株式会社霞美装
〒300-0013
茨城県土浦市神立町682−20


街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。

お客様の不安を解消できるように、お問い合わせから工事の完成までの流れをご紹介しています。

街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。

お客様から寄せられた屋根に関する疑問を、当店スタッフが親身に回答しています。

弊社で行った施工事例をご紹介しています。詳細な説明と写真でわかりやすくお伝えします。

弊社の会社概要になります。街の屋根やさんとはこんな会社です。