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古河市で屋根調査した化粧スレートは塗装不可なニチハ・パミール
更新日:2022年3月14日
古河市の皆様こんにちは。街の屋根やさん水戸店です。
古河市と水戸市は離れていますが、当店は結城市に管理センターがあるので、実は得意なエリアです(^^♪
今回は、そんな古河市の一件のお客様より、屋根の調査依頼の連絡があったので行って来ました。
『近所のお友達に、屋根が剥がれてるんじゃない?と言われ心配です。新築後20年近く経つので、そろそろメンテナンスを考えているのですが、屋根の状態を見て頂けますか?』との内容でした。
結論からお伝えすると、屋根は剥がれていましたが、原因はメンテナンス不足と言うわけではなく、スレート屋根材本体(ニチハ・パミール)の性質が原因です。
調査画像を元に順を追って解説していきますので、似た症状が屋根で発生している方は、今後のメンテナンス方法も含めて参考にしてみて下さいね(^o^)/
今回の屋根はとても大きな屋根で、平均的な屋根面積の1.5倍はあるでしょうか。。。
モスグリーン色のスレート屋根材は、20年間の紫外線攻撃によって塗膜が薄れてしまっています。
通常、スレート屋根材(コロニアルとも呼ぶ)は築後10年前後での屋根塗装が一般的なメンテナンスですが、今回の古河市の屋根は屋根塗装を行ってはいけない屋根材でした( ;∀;)
スレートコロニアル系の屋根材は、主成分のセメントを平板状に成形した屋根材です。
元々はそのセメント成分にアスベスト(石綿)を含有して強度を増していましたが、健康被害の問題が取り沙汰され2004年にアスベストの使用が全面禁止になりました。
そして、ノンアスベスト(石綿を含まない)屋根材の初期商品として販売されたのが該当屋根材です。
この屋根材は、1996年~2008年まで販売されており、経年と共に層が剥がれる層間剝離現象が発生してしまう屋根材です。
※今は2022年なので、古河市の屋根材は2002年(今から20年前)製だと思われます※
見分けが難しいので、『あれ?』と思った方は建築仕様書で確認を!
熟練した屋根業者は一見すれば判断ができるこのパミール屋根材ですが、経験の浅い塗装業者さんや知識の浅い担当者さんから塗装を勧められてしまうのも、この屋根材の習性です。
ではなぜ!?屋根塗装を行ってはいけないのか??お客様も知っおいて損はありません(^o^)丿
症状が分かり易い他の現場画像で、パミール屋根材の症状を解説します。
他現場サンプル画像①
他現場サンプル画像②
この屋根材は、幾層にも重なるミルフィーユ状の層になっています。
その為、屋根塗装を行っても皮膚の薄皮が剝がれるように剥離し、せっかく着色塗装を行っても表層が剥離を繰り返してしまうので意味を成しません。
屋根塗装は、足場設置費用を含めば50万円前後の出費が必要です。
仮に安く済ませたとしても、剥がれてしまえば全ての出費が水の泡になってしまいます。
古河市のお客様にも当店の沢山の事例を元に、同様の結果をお伝えし納得されていましたが、当たり前ですがとても悔しがってもいました(>_<)
古河市のスレート屋根材がニチハ製のパミール屋根材と判明した以上、屋根塗装はできません。
調査の最後は、双方の屋根工事に対応できる屋根下地であるか否か?野地板の状態を確認しました。
お客様に了承を頂き、クローゼット内の点検口から屋根の下地を確認しました。
下地である野地板は、屋根材の下にあるベースとなる床材部分です。
確認の意図は、野地板が腐食していないか?漏水が発生していないか?を確認するためなんですよ(^o^)丿
万一、この野地板まで大量の漏水や腐食が発生していれば、カバー工法はお勧めできないのですが・・・
古河市の野地板は健康そのものなので、どちらの屋根工事にも対応できます!安心しました(^^♪
もし、屋根カバー工法を業者さんに勧められた場合は、野地板の確認有無を必ず見ていて下さいね。間違いのないカバー工事を行うための秘訣です\(^o^)/
当店点検内容▶
無料でもここまでやります!街の屋根やさん水戸店のお住いの点検内容
当店の現場調査は、ただ計測してお見積書を提出するだけではありませんよ(^^♪
屋根工事業者として責任を持つためにも、初動の屋根調査は大切です。
私も消費者の一人として、せっかく予算をかけて行う物なら、失敗したくないと思うのは当然だと思います。
今回ご紹介したのは一部で、
1996年~2008年までの化粧スレート屋根は判断が簡単ではありません。
『家の屋根大丈夫?』『どんなメンテナンス法が最善?』など、不安な時は気軽に当店までご相談下さい。
人当たりの良い優しいスタッフが、初めての工事の方にも分かり易くアドバイスいたします。
屋根工事が初めての方へ▶
心配ご無用!相談の仕方を解説します
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