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日立市でスレートコロニアルへの屋根塗装をご検討の方へご注意
更新日:2022年10月24日
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
今回は「スレートコロニアルの屋根塗装」について、注意喚起の意味も込めてお届けしたいと思います。
特に、1996年~2008年までに製造されたスレートコロニアルをご利用のお客様は気をつけてお読みいただき、屋根メンテナンス時のご参考にしてくださいねᐠ( °∀° )ᐟ
ケイミューさんが販売しているスレート屋根材の商品名が「コロニアル」です。
スレートとはセメントと繊維質を混ぜ合わせ、薄い板状(厚さ5mm程度)にした屋根材のことで、スレート屋根の中でもコロニアルは普及率が非常に高いことで知られています。
一般のお宅にも多く使用されているスレートコロニアル屋根ですが、メンテナンスの際には注意をしなければなりません。
コロニアル屋根は新築から10年程度で塗装を行うのが一般的です。
表面に塗られた塗膜は年月の経過とともに徐々に剥がれていくため、主成分であるセメントに水分が溜まらないよう防水性を保持することが目的です。
全てのスレート屋根に対し、塗装のメンテナンス方法が適正なのでしょうか…?
実は種類によって【塗装は要注意!】という屋根材があります。
そのあたりをもう少し詳しく説明しましょう。
※1996年~2008年まで製造されたノンアスベストのスレートコロニアル※
| 商品名(メーカー) | 販売期間 | 問題点 |
| パミール(ニチハ) | 1996年~2008年 | 先端部が捲れ上がり剥離しやすい |
| コロニアルNEO(旧クボタ) | 2001年~2008年 | 変色を起こしやすく無数のひび割れや欠けが多い |
| アーバニー(旧クボタ) | 2001年~2005年 | 耐久度が弱く欠けや割れが多い |
| グリシェイドグラッサ(ケイミュー) | 2004年~ | ひび割れが目立ち反りも出やすい |
パミールはノンアスベストのスレート屋根材の先駆けのような存在です。
そのため全国的に広く流通しましたが、経年とともにひび割れや剥がれ等の不具合が相次いで報告されました。
14年~26年前の主流の建材だったこともあり、現在でもパミールを使用している住宅は多く見られます。
当店でもご相談いただく機会が一番多い屋根材です。
パミールは築5年~7年程度で表面が剥がれ始め、塗装のメンテナンス時期に差し掛かるころには、すでにボロボロと崩れた状態になっています。
屋根材自体に深刻な不具合が発生していますので、表面に塗装を施しても全く意味がないのです。
コロニアルNEOもパミール同様、ノンアスベストの人に優しい屋根材として期待されましたが…。
大手屋根建材メーカーさんの商品ということもあり、数多くの住宅に採用されました。
しかし築8年~10年で無数のひび割れや、大きな欠けが目立つ等の不具合が報告されるようになりました。
以前、「塗装前の高圧洗浄で屋根が激しく破損してしまった」というお客様よりご相談をいただいたことがあります。
某協同組合さんが請け負った工事中のできごとで、屋根の知識があまりない状態で安易に高圧洗浄を行った結果、多数の屋根材が破損してしまいました。
コロニアルNEOは、見た目で判断することが難しい屋根材です。
必ず建築仕様書等で事前に確認しましょう。
関連記事➤コロニアルNEO(ノンアスベスト屋根材)の最適なメンテナンス方法をご紹介
通常のスレート材よりも厚みがあり、ランダムに見える大きなスリット(切り込み)が特徴的なアーバニーは、カラーベストシリーズの高級屋根材として発売されました。
ただしその細かなスリット故に耐久性に問題が生じ、割れや欠落が非常に多く報告され、4年という短い期間で製造販売は終了となっています。
アーバニーは絶対塗装をしてはいけない屋根材ではありませんが、スリットに縁切り作業を行うと高確率で割れてしまいます。
中には縁切りを施さない業者さんもいるようですが、それにより室内への雨漏りに繋がる可能性が出てきますので、屋根の様態を見極めることが大切です。
グリシェイドグラッサは大手ハウスメーカーさんで使われていた屋根材です。
このグリシェイドグラッサは「無機系ガラス質コーティング」が施されており、従来のアクリル系塗料のスレート材と比べ、耐久性が高いと言われている屋根材です。
ただし、販売年月日は2004年のノンアスベスト屋根材に変更される転換時期になりますので、状態によって屋根塗装には注意が必要です。
この画像は15年経過したグリシェイドグラッサですが、ひび割れが無数に乱発しています。
お施主様にお聞きしたところ、数年前のハウスメーカーさんでの住宅点検時に屋根材の破損が認められ、すでに複数枚差し替えも行っていました。
どんな質の高い塗料を使用しても、どんなコーティングを施した屋根材だとしても、基材であるスレート屋根材が破損していては意味がありません((( >_<)))
屋根塗装は屋根材本体の状況が健康で、初めて行うことができるものです。
塗装前には屋根に高圧洗浄を必ず行いますが、その際に基材がバラバラになってしまっては、屋根塗装を行う意味も失われます(>_<。)
製造メーカーさんは
「屋根塗装を行っていけないわけではないが、状態や環境により判断が異なります」
と何とも歯切れの悪い回答でしたが、通常よりも脆いと思われる解説もありました。
塗装の目的は防水効果をつけることで、元々割れている屋根材に塗っても破損が修復できるわけではありません。それだけに、屋根の症状をよく精査する必要が出てきます。
中には塗装に適していない理由を知らないまま勧めてくるケースもありますので、しっかりと説明をしてもらえる業者さんを選ぶことが大切です。
屋根のメンテナンスは一か八かで行うものではないのです。
不安を感じた時は、とにかく信頼できるところへ診断を依頼してくださいね!
不具合が起こっても、現状ではメーカーサイドによるリコール対応は行っていません。
なぜなら、製造メーカーはこれらを「経年劣化によるもの」という見解だからです。
保証期間は長くても10年、しかも雨漏りが起こった場合に限られることが大半です。
どれほど破損がひどくても、ご自身でメンテナンスを依頼し選択するしかないのです。
関連記事➤屋根リフォーム会社を選ぶ6つのポイント
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