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ひたちなか市で屋根材の先端が捲れていたのはパミールAでした
更新日:2022年10月25日
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
本日はひたちなか市で行った屋根の無料点検の模様をお届けいたします。
お客様のお宅は築20年のスレート屋根で、葺き替えをご検討中とのご連絡をいただきました。
2階の窓から下を見た時に屋根材の剥がれを見つけられたことが、今回のご相談のきっかけです。
築20年のスレート…葺き替えをするには少々もったいないような気がします(๑´• •).。o
スレート屋根の耐用年数は25年~30年と言われていますので、今回は塗装でもよいのでは?と対応した担当者がお尋ねしたところ…「かなりボロボロに剥がれている場所もある」というお答えでした。
一口でスレート屋根と言っても、各年代でメーカーさんがいろいろなシリーズで複数のタイプを製造販売しているので、種類は多岐に渡ります。
ひたちなか市のお客様宅はどのような種類なのでしょうか?さっそく調査を開始します!
ご依頼主様が気にされていた下屋根の状態です。
屋根材の先端に捲れや剥離した箇所が見られます。
傷み具合を目にしてすぐ屋根材の特定ができましたが、念のためご用意してくださった建築仕様書を確認しました。
建築仕様書には「パミールA(石綿スレート瓦)」と記載されていますが、大手メーカーのニチハさんが販売していたパミールAはアスベストが含有していない屋根材になります。
そのため、このように端が剥がれる劣化症状が起こってしまうのです。
点検や調査で建築仕様書を度々目にしますが、明記されている屋根材と実際に使われている屋根材が異なっているケースも少なくありません。
設計の段階で担当者さんの知識の範疇で書かれたものが、建設中の現場でその住宅に即した材料に変更される場合が往々にして出てくるからなのだと思います(>_<。)
大手ハウスメーカーの担当者さんですら分からないことがあるのが屋根。
屋根に関しては専門の屋根業者への直接依頼が多いのも頷けますね。
ノンアスベスト屋根材のパミールには3タイプあります。
それでは、お客様宅のパミールAの状態を詳しく調べてみましょう。
西面屋根①
西面屋根②
西側に面した屋根は所々湿った黒ずみが見られ、雨水が滞留しやすい軒先に向かうほど表面が剥がれが目立ちます。
南面屋根①
南面屋根②
日当たりのいい南側に面した屋根は湿った箇所は少ないですが、縁端部に欠けや深い剥離が見られました。
東面屋根①
東面屋根②
東側に面した屋根にはひび割れが見つかり、軒先を中心に先端部が捲れ上がった屋根材もありました。
北面屋根①
北側に面した屋根は特に損傷が多く、ほとんどの屋根材が欠けや剥離を起こし基材のセメントが露出しています。
北面はどうしても水捌けが悪くなりがちですが、黒っぽく湿気が残った部分にはカビやコケが発生していました。
北面屋根②
下縁の小口を中心に何層にも捲れと剥がれが広がり、弱くなった箇所がボロボロに崩れかけている様子がよく分かりますねσ( -ˇ.ˇ-。)
2階の屋根は、お客様が異変に気が付かれた下屋根のようにご自身での確認は困難です。
屋根全体で表層が捲れ上がる現象が起こっていることに、大変驚かれていました。
前述の通り、ひたちなか市のスレート屋根はニチハ製のパミールAを使用していますが、建築仕様書に明記された「石綿スレート瓦」ではなく、アスベスト(石綿)を使用していない屋根材です。
アスベストが入っているか否か…健康にもかかわってくる問題ですが、実は屋根材の耐久性にも大いに関係しているのです。
1996年から2008年に製造販売されたパミールAの問題点とは…?
アスベストを含んでいないパミールの最も特徴的な劣化現象は
「層間剥離」です。
縁端部のスレート層がお菓子のパイのように捲れ上がり、ぱりぱりと剥がれ落ちる症状から「ミルフィーユ現象」とも呼ばれています。
築後約7年から兆候が出現し、およそ10年で層間剥離が始まります。
なぜこのような早い段階で不具合が起きる屋根材が流通してしまったのでしょうか?
アスベストが社会的な問題になったころに、ノンアスベスト屋根材の先駆けとして販売されたため、長期使用の検証が不十分だったことが原因だと言われています。
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屋根がニチハ「パミール」で今後のメンテナンスが心配な方へ
パミールAのメンテナンス方法はずばり「屋根カバー」もしくは「屋根葺き替え」のどちらかになります。
※塗膜ではなく屋根材自体が剥離している状態では屋根塗装は不可能ですのでご注意ください!※
ご依頼主様は当初葺き替えをご希望でしたが、屋根の下地の状態等を鑑みた上で、撤去費用や処分費用が軽減できる屋根カバーをご提案いたしました。
いろいろご相談をさせていただいた結果、11月下旬には金属屋根を使用したカバー工事を開始する予定です((*’∪’*))/
パミールAの屋根調査の様子をお伝えしましたがいかがでしたか。
実はひたちなか市のこちらの住宅団地内で、今回のお客様以外にも同様のご相談をいただいています。
2022年現在でパミールAの販売から14年~26年が経過していますので、そろそろメンテナンスをお考えになる方も多いのでしょう。
「自分の家は大丈夫?」「図面や仕様書と実物の屋根は同じ?」
住宅に関する様々なお悩みをお持ちの方は、ぜひ街の屋根やさん水戸店の無料点検をご活用ください!茨城県全域どこへでもお伺いいたしますε”ε”ε”(ง˙o˙)ว関連記事➤
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