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鉾田市で瓦屋根の雨漏り診断!原因は防水シートの破損と判明
更新日:2022年1月7日
鉾田市のみなさん、こんにちは。街の屋根やさん水戸店です。
今回の現場は瓦屋根の雨漏りの現場ですが、築20年の化粧造りの立派な家です。
ありがたいことに、当店をご利用になられたお客様からの紹介でのご縁です。
そして、雨漏りの診断の中でも瓦屋根は「プロの目」が必要で、化粧造りの瓦屋根の場合は更に困難を極めます。
当社スタッフが行う「雨漏り診断」をどうぞご覧ください\(^o^)/
今回の現場は鉾田市にある非常に立派なお宅。お施主様は別荘としてお使いです。
問題になっているのは雨漏りです。ただし相手は瓦屋根。診断の難易度も高そうです。
しかし、当店のスタッフはひるみません。「こんな別荘欲しいなぁ」という羨望などの余計な思いを抱きながら、屋根に向かうこととなりました。
ちなみに、この現場は他業者さんが見ても修繕しきれなかった経緯があります。
雨漏りのセカンドオピニオンとして指名された当店としては腕の見せ所です。
南側の縁側天井への雨漏り
北側の和室天井への雨漏り
中国の故事に「敵を知り、己を知らば百戦危うからず」という物があります。
元ネタは兵法なのですが、これは現場調査にも言えます※話が硬いですね(笑)
お客様に案内され室内を拝見させて頂きましたが、南側の縁側と北側の和室に雨漏り痕が確認できます。
この天井のシミで凡その雨漏り位置を推察し、更に原因箇所を絞り込みます。
診断は、屋根に1名・屋根裏に1名で行います\(^o^)/
1名は屋根に上がります。
1名は屋根裏を確認します。
雨漏り診断は、特定が困難な複雑な屋根形状や他業者さんで特定できなかった屋根は、難易度が高いので2人体制で行うのが当店の方針です。
無料診断であっても、特定できない事には見積りの作成もできません。
根拠があってこその雨漏り修理です!原因追及の診断は大切です(^o^)丿
先ずは、屋根裏から雨漏りの状態を確認しますが、天井裏には雨漏りを受ける為の物だと思われるプラスチックBOXが置かれていました。
そしてその箇所を、屋根上にいるスタッフに知らせるため、点検用の打診棒で野地板を叩き合図を送ります!
「意外に原始的だなぁ」とは言わないでくださいね(;^ω^)
合図を受けた屋根上にいるスタッフが、瓦を捲ります。
防水シートを固定するタッカー孔と、瓦を引っかけるために施工されている瓦桟に沿って防水シートが裂けていました。
この下は、先ほど屋根裏のスタッフが叩いた野地板です。
これでは、瓦に下に浸水した雨水は完全に漏れてしまいます( ;∀;)
そして、天井裏のスタッフがその周りを見渡すと新たな染みを発見!
同様に、原始的な方法で屋根上にいるスタッフに合図を送ります。
瓦を捲るともう1ヵ所の雨漏りの部分も防水シートが裂けてしまっていました。
実は屋根は、一次防水である屋根材と二次防水の防水紙で雨漏りを防いでいます。
そして雨漏りが発生している屋根は、今回の鉾田市の現場のようにその殆どで防水紙の不具合も起因しています。
因みに、建築当時に使用されていた防水紙の耐用年数は15年~20年程度です。
陶器瓦は長く使用できる屋根材ですが、防水紙の寿命は同じではないんです。
今回は、瓦を補修部分の瓦を捲り、防水シートを再施工する必要があります。
関連記事▶雨漏りを防止する防水紙の重要性
化粧棟の部分に草木が生えています。
経年している瓦では良く見かける光景ですが、画像のように棟の根元から生えている草場を侮ってはいけないんです。
昨今は、棟を積む際に使う事は先ずありませんが、以前は棟の土台に葺き土(ふきつち)という土が使われていました。
草木の最低限の生息条件は、土と水なので、棟の土台である葺き土に水が入っている事が推測され、あまり良い状態ではありません。
更にもう一点は、大棟の冠瓦の凍て割れです。
瓦の凍て割れは、瓦自体に水分を吸収している状態で凍る(凍てる)と内部から破壊してしまう現象です。
※寒いときに水道管が破裂するのと類似した現象です※
ここにも水が絡んでいます!
厳密にいえば他にもあるのですが、全てを改善しようと思うとかなりの工事費用になってしまいます。
お客様に全ての診断結果をお伝えし、先ずは防水紙の改善を優先とする屋根工事を御提案をさせて頂く事としました。
※他現場の画像※
雨漏りの原因は防水シートの不具合であることが分かりました。
そこで修繕作業ですが、瓦屋根は既存の瓦を再利用する【葺き直し※ふきなおし】工事を行う事ができる屋根材です。
関連記事▶瓦屋根の葺き直し工事とは
その為、画像のように部分的に防水紙を再施工し、防水機能を回復させます。
そして施工時には、雨水の横走りを防いでくれる縦じまの高分子防水紙を採用
縦じまの凹凸が、瓦桟での雨水の塞き止めも防いでくれるので安心です(^^)/
雨漏りの補修をしてくれる業者はたくさんあると思います。
しかし屋根は、水や日射を受け環境によっても左右される、意外に奥が深い代物!
また、雨漏り診断は教科書通りにはいかず、沢山の経験の積み重ね大切です!
もし今記事をご覧の方で、屋根からの雨漏りでお困りの方は参考にしてきて下さい。
今回は不具合の特定のために、屋根の上と天井裏をダブルでチェックしました。
この方法は屋根の不具合を見つけるのに最良の方法の1つ。2人体制にはなりますが、スピーディーな特定が可能です。
当店では、人員の配備ができるタイミングで良く使っている方法です。
写真は過去の現場で、屋根の上と裏でのチェックの模様です(^^♪
今回の鉾田市の現場は、瓦の下の防水シート部分の診断が重要でした。
この様な雨漏り診断は…しかも瓦屋根の独特のケースは経験が物を言います。
当店はこの鉾田市のお宅の様な難易度の高い現場でも対応可能。
雨漏りがあった場合には、どうぞ当店まで気軽にご相談ください。
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