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今治市にてコンクリート瓦屋根の雨漏り補修をしました。
更新日:2022年2月28日
「雨漏りしている屋根を見て欲しい」というお問い合わせを頂いた今治市のY様邸。
築35年のコンクリート瓦の屋根は傷んで割れた瓦も見られます。
前回のブログでは紹介した雨漏り調査と雨漏り原因・応急処置をご紹介しました。
→前回のブログはこちら『今治市Y様邸 雨漏り調査と応急処置』今回の
ブログでは
実際に行った雨漏り補修の様子を写真と一緒にお送りします。
まずは前回のおさらいサッとしておきます。
こちらが今治市Y様邸・築35年の屋根です。
屋根材は当時流行していた日本モニエル社の
「乾式コンクリート瓦(通称:モニエル瓦)」の屋根です。
こちらのコンクリート瓦は流行の陰りと共に2010年を最後に絶版となってしまいました。
コンクリート自体には防水性がないために
定期的な塗装メンテナンスが必要なんですが、Y様邸は今までに屋根塗装をされたことはありませんでした。
そのため瓦の成分が溶けだし、瓦自体が脆くなってきています(;^ω^)
→「コンクリート瓦(モニエル瓦)について」詳しくはこちら
詳しくは前回のブログでご紹介していますが、Y様邸の主な雨漏り原因は以下の2点です。
【写真左(上)】コンクリート瓦が脆くなって割れてしまった瓦からの雨漏り
【写真右(下)】ケラバという屋根の横端の部分の施工不良による隙間からの
雨漏り
→「ケラバってどこ?」詳しくはこちらこのコンクリート瓦は廃盤で在庫も手に入らない為、「割れた瓦の補修」や「現行の
陶器瓦の代用品利用」
をしながら雨漏り補修工事を行いたいと思います。
ではここから今治市Y様邸の実際の雨漏り補修工事の様子をご紹介しますね。
【写真左(上)】こちらは以前に雨漏り補修が行われたコンクリート瓦
です。
表面にコーキングという接着剤を塗って補修されています。
この補修の仕方は
…プロの仕事ではないようですね(;^ω^)
【写真右(下)】こちらの写真をご覧ください。
上の瓦をめくると、瓦の重なりで隠れていた部分はまったく補修されていません。
この部分にも雨水は入ってくるので、これでは雨漏りは防げません。
ではプロ
ならどうするか?
一番は
割れていない
新しい瓦と交換することですが、手に入らないものは仕方ありませんね(;^ω^)
同じコーキングを使って補修をおこないます。
【写真左(上)】まずは補修前に割れた部分を念入りに掃除します。
このコンクリート瓦(モニエル瓦
)は表面にスラリー層という着色層があります。
このスラリー層が劣化してポロポロになっているのでワイヤー
ブラシなどを使ってしっかり掃除します。
【写真右(下)】掃除が終わったら割れた
断面にコーキングを塗ります。
表面に塗っても、瓦とコーキングの熱の伸縮性が違うので時間が経てば剥がれてしまいます。
そうならないように断面に塗ってあげましょう。
【写真左(上)】上までしっかりとコーキングで補修してあげましょう。
【写真左(下)】念のために防水テープで補強をしてあげたら雨漏り補修完了です。
「プロならどうするか?
」なんて偉そうなこと言いましたが、やってることは簡単ですね(笑)
今回のは
あくまでも雨漏り
補修なので、10年後も大丈夫かというと正直分かりません(;^ω^)
建築当時の余った瓦が家のどこかにあればラッキー。
なければ、これを機に葺き替え工事の検討をオススメしたいのが本音
です。
次にご紹介するのがケラバ部分の雨漏り補修です。
このケラバ部分は屋根の端ということもあり雨風の影響が大きく傷みやすい部分なんです。
【写真左(上)】Y様邸の場合はケラバの瓦と平部の瓦の重なりが非常に少なく隙間が空いている所もありました。
【写真右(下)】現行の陶器瓦の幅広のものを代用品として雨漏り補修をおこないます。
また瓦の下には、万が一
雨が入っても
大丈夫なように雨漏り対策雨森
をしておきます。
では実際のケラバ部分の雨漏り補修の様子です。
【写真左(上)】まずはケラバ部分の瓦を解体していきましょう。
【写真右(下)】解体・掃除が終わったら、新しい瓦をビスで留めるための下地「タフモック
」を取り付けます。
この「タフモック」は
樹脂製の
人工木材
で仮に雨に濡れても腐ることがないので安心です。
次に
雨漏り対策をします。
【写真左(上)】「ケラバ水切り
」という板金を設置します。
【写真右(下)】一度解体したコンクリート瓦を「ケラバ水切り」を設置した上に
復旧します。
これで仮に水が入り込んでも「ケラバ水切り」が受け止めて軒先まで排水してくれるので安心です。
最後に新しい陶器瓦のケラバ瓦をビスで留めながら施工したら雨漏り補修完成です
。
コンクリート瓦を陶器瓦でどうしても質感は異なりますが、これでケラバ部の雨漏りの心配はいりません。
以上で今治市Y様邸の雨漏り補修工事完了しました。
今回はご予算の兼ね合いで応急処置的な部分が多くなりました。
瓦自体の劣化が大きい為、
Y様ともご相談のうえ今後は
定期的に屋根点検をしながら
様子を見ていきたい思います。
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