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宇陀市で和瓦屋根点検、40年以上経過した青色瓦に凍て割れとラバーロックの不具合を確認
更新日:2026年8月25日
宇陀市のお客様から、屋根の状態が長年気になっているとのご相談をいただき、私たちで和瓦屋根点検に伺いました。
これまで大きな修理はしていないものの、以前にコーキングを使った補修をしたことがあるそうで、最近は雨のたびに不安を感じておられたとのことです。
現地に到着して全体を見上げると、青色の和瓦が印象的な立派なお住まいでしたが、屋根材や棟まわりには年数相応の傷みが見え、表面だけを整えた補修では済まない状態がうかがえました。
実際に屋根へ上がって確認すると、築年数に対して無理のあるコーキング処理が各所に見られ、慎重な判断が必要な現場でした。
屋根全体を見ると、瓦の重なり部分や継ぎ目にコーキングが打たれており、広い範囲でいわゆるラバーロック工事が施されていました。
和瓦はもともと、重なりの構造で雨を流しながら、内部に入った水分を適切に排出する仕組みを持っています。
ところが、こうして接着するように各所を塞いでしまうと、
雨水の逃げ道が失われやすくなります。
見た目には固定されているようでも、内部に水が回れば下地を傷め、雨漏りの原因になるため注意が必要です。
棟瓦の取り合い付近では、のし瓦や冠瓦の継ぎ目にもコーキングが連続して見られました。
特に棟は風雨の影響を受けやすく、もともとわずかな動きや排水を考慮して納められている部分です。
そこを全面的に固めてしまうと、瓦内部や棟の中に入った水分が抜けにくくなり、見えないところで傷みが進行するおそれがあります。
棟は屋根の要となる部分だけに、
不適切な補修の影響が広がりやすい状態でした。
近くで確認すると、棟の下にある面戸漆喰が剥がれ、内部の土が見えている箇所がありました。
さらに、青色瓦の一部には欠けや表面の傷みも見られ、長年の風雨に加えて寒暖差の影響を受けてきたことがわかります。
宇陀市のように冷え込みが厳しい地域では、瓦に含まれた水分が凍結と融解を繰り返すことで、
凍て割れが起こることがあります。
こうした傷みを放置すると、瓦の防水性が落ちるだけでなく、棟内部の土が流れ出しやすくなります。
ケラバ側の端部では、棟の取り合い部分にコーキングが厚く塗られていました。
隙間を埋めようとした補修跡ですが、経年で硬化したコーキングは動きに追従しにくく、かえってひび割れや剥離を起こすことがあります。
また、端部は風の吹き込みや雨の巻き上がりを受けやすいため、見える部分だけを塞いでも根本的な改善にはつながりません。
こうした処置が繰り返されると、内部の状態が確認しづらくなり、劣化の発見が遅れる心配もあります。
アンテナ金具のある棟まわりでも、面戸漆喰の剥がれや黒ずみが確認できました。
漆喰が傷むと、棟を支える葺き土が露出し、風雨で少しずつ流されてしまいます。
そうなると棟の固定力が落ち、将来的には棟の歪みやズレにもつながります。
表面にコーキングがあることで一見保たれているように見えても、内部の劣化が止まっているわけではありません。
棟の中で傷みが進行するのが、この状態の怖いところです。
棟の継ぎ目部分では、特にコーキングの量が多く、接合部を包み込むような状態になっていました。
本来であれば、雨水が滞留しないよう納めるべき箇所ですが、ここまで塞がれてしまうと内部に入り込んだ水の抜けが悪くなります。
棟は屋根面より高い位置にあるため軽視されがちですが、実際には雨仕舞の良し悪しが出やすい重要箇所です。
ここで排水不良が起これば、周囲の瓦や下地へも影響が及ぶ可能性があります。
別の位置から見ても、棟全体にわたって同様のコーキング処理が続いていました。
部分的な応急処置ではなく、屋根全体を接着する考え方で施工された形跡があり、特定の一箇所だけを直せば済む状態ではありませんでした。
和瓦屋根は、瓦そのものの耐久性が高くても、納まりや補修方法を誤ると本来の性能を発揮できません。
広範囲で通気や排水を妨げる処置がされている以上、雨漏りのリスクは屋根全体で考える必要があります。
下屋根にも上屋と同じように、瓦の継ぎ目へコーキングが入っていました。
面積の違いはあっても症状の傾向は共通しており、屋根の一部分だけの問題ではないことがわかります。
下屋根は外壁との取り合いや雨樋まわりの影響も受けやすいため、排水が滞ると別の部位へ不具合が波及することもあります。
長年の使用による瓦の傷みと補修方法の問題が重なり、全体として慎重な対策が必要な状態でした。
接写で見ると、面戸漆喰が欠け落ち、内部の土が露出している様子がよくわかります。
こうなると雨水や風の影響を直接受けやすくなり、棟の下地がさらに傷みやすくなります。
しかも周囲にはコーキングがあるため、入り込んだ水が抜けにくい条件も重なっています。
漆喰の剥がれとラバーロックの組み合わせは、見た目以上に雨漏りへつながりやすい状態です。
今は大きな崩れが出ていなくても、放置はおすすめできません。
今回の宇陀市での和瓦屋根点検では、40年以上経過した青色瓦に凍て割れが見られ、棟では面戸漆喰の剥がれも進んでいました。
さらに屋根全体へラバーロック工事が施され、雨水の排出を妨げる状態になっていたため、部分的な漆喰補修や差し替えでは根本改善が難しいと判断しています。
優先順位としては、まず棟を含めた屋根全体の雨仕舞を立て直すことが最優先です。
そのため私たちは、既存瓦を撤去して下地を確認・補修し、野地板や防水紙を新しくしたうえで、軽量で耐震性にも配慮しやすい金属屋根材や新しい平板瓦を用いた葺き替え工事をご提案しました。
街の屋根やさん奈良店では、無料調査と無料見積もりで、今の屋根に本当に必要な工事をわかりやすくお伝えしています。
地域密着で宇陀市のお住まいも数多く拝見してきましたので、同じように瓦屋根の補修方法でお悩みの方も、どうぞ安心してご相談ください!
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
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