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奈良市川久保町で空き家の瓦屋根が落ちて雨漏りしているとのご相談
更新日:2022年5月16日
奈良市川久保町の現在は空き家となっている瓦屋根のご実家で、屋根が落ちてしまって
雨漏りが生じているため
応急処置でいいので直してほしいとのご相談をお受けしました。
ご連絡頂いたお客様は大阪市内にお住いでしたので、スケジュールを調整して現状把握のため
無料点検に向かいました。
ご相談のお宅は
瓦屋根の
平屋建て住宅でした。
玄関から見た限りでは、大きな不具合箇所はありません。
中に入らせていただきます。
玄関を抜けて
中庭に出てみると、屋根の基礎が腐食して落ちてしまった屋根がありました。
かなり劣化しており、瓦を支えられなくなったようです。
このような場合、こちらとしては基礎部分からの全面
葺き替え工事をご提案します。
ただお客様のお考え
は、こちらのお家は
空き家であり、2年ほど耐えられる程度での応急処置でということでした。
屋内に荷物がたくさんあるため、雨漏りだけは止めたいそうです。
落ちた瓦屋根の反対側では、瓦屋根の下の一部
波板屋根になっている部分が割れて
しまっていました。
ですが、こちらは屋外のみの事で、屋内の雨漏りは
発生していませんでしたので、今回は手を付けないことになりました。
はしごを使って屋根の上に上ってきました。
朽ちた屋根がごっそりえぐられている様子が良く分かりますね。
屋根材の瓦はあちらこちらで破損し、粘土の赤色が見えています。
こちらの瓦は釉薬瓦と呼ばれる粘土瓦の一種で、釉薬を塗布して焼成したもので、釉薬がガラス質のコーティングの役割をするため、屋根材の中で最も耐用年数が長いのがこの釉薬瓦です。
劣化が少なく、長ければ100年ももつと言われています。
ただし、陶器瓦とも呼ばれる釉薬瓦は
陶器製
お茶碗などと同じく外部からの衝撃には弱く
、強風などによる飛来物の衝突や地震などの振動で破損するなどが考えられます。
参考コラム
➡
屋根工事で使用する部材の種類や耐用年数について調べてみました
屋根の形状は切妻屋根が合わさったような複合タイプの屋根です。
問題の屋根よりも更に面積の大きな屋根と結合していました。
一見したところでは
瓦自体は破損も少なく、大きなズレも無いように見受けられましたが、棟から妻に向かって大量の植物が生えていました。
一昔前の瓦屋根は
土葺き工法が主流で、瓦の下には大量の土が敷かれています。
そのため、鳥や風が運んできた種子が屋根の隙間に入り込むことで植物が
生えて
しまうのです。
屋根と基礎部分の間に根が張ることで隙間が生まれ、雨漏りの原因となってしまうこともあります。
屋根にとってあまり良い状態でないことが分かりますね。
こちらの部分からはまだ雨漏りしていないため、今回はこのまま手を付けないでおきます。
屋根には
天窓が付いていましたが、今はもう使われていませんでした。
天窓を設置するためには屋根の穴を開けなければなりません。
そのため、天窓のある屋根
は雨漏りリスクが高い屋根
と言えます。
既に使われていないので、天窓を取り除いて雨漏りを防ぎます。
棟瓦の端には、本来鬼瓦と呼ばれる瓦が設置されていますが、無くなっています。
棟瓦の内部の葺き土が見えてしまっていますね。
雨風が吹き付けることで葺き土が流出すると、やはり雨漏りを引き起こす原因になります。
点検の結果、色々問題のある屋根ですが、お客様のご要望により、雨漏りが発生している
落ちた屋根の修復と天窓の撤去をすることになりました。
次回のブログで工事の様子をお伝えします。
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane@wadatoken.jp
株式会社和田塗建
〒639-1038
奈良県大和郡山市西町208−1


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