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生駒市で築30年超の建物の劣化した屋根材はセキスイかわらUでした
更新日:2021年10月21日
生駒市にお住いのお客様から、築30年以上になる住宅の瓦屋根が劣化してきているため修理したいので、見積もりしてほしいとのご連絡を頂きました。
早速スケジュール調整をして無料点検にお伺いしました。
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お客様にご挨拶をさせて頂き、お問い合わせの内容について詳しくお伺いしました。
こちらのお宅
はお客様の実家だということで、このお家を建てられた時のことやその後リフォームをされたかどうかについてはよくわからないとのことでした。
就職や結婚などで実家を離れているお客様から実家のリフォームを依頼された際にはよくあることです。
2階建の住宅で、
下屋根がありました。
階下から建物を見上げても屋根材の劣化は確認できませんが、2階の窓から
下屋根をご覧になり気づかれたようです。
屋根に上って点検作業をすることになりました。
はしごを掛けて、大屋根の状態を確認します。
お客様からは屋根材は
瓦と聞いていましたが、
実は
『
セキスイかわらU』
という波形スレート屋根材でした。
この屋根材、ちょっと問題がありまして。。。
『
セキスイかわらU』
は
、大手の積水化学が
1975年から40年以上
生産・販売していた波形スレート屋根材で、当初はアスベスト含有屋根材でした。
セキスイというネームバリューと瓦
のようなフォルムで、瓦の約
1/3
以下の重量であることから全国50万棟以上の住宅に使用された実績があります。
かわらUという名前から、本物の瓦と誤認されていた方も多かったようです。
アスベストによる健康被害が
問題視され始めた1990年8月、積水化学工業は屋根製造会社の先陣を切って、ノンアスベスト屋根材の再販売を始めました。
アスベストを使用しない屋根材の生産は、過去に全く実績のない材質を使用することになります。
ノンアスベストの『セキスイかわらU』に使用されたビニロン繊維など
にはアスベストのような強い粘着性が無く、葺き替え後数年でのクレームが相次ぎました。
主な症状として、
・塗膜が剥がれ、白い下地が露出する
・ひびやクラックが入る、割れる
・屋根材自体がボロボロと崩れてくる
などが挙げられます。
ノンアスベスト『セキスイかわらU』が製造・販売されていた1990年代初期には、同様の問題が発生している屋根材が他にもあります。
ニチハ『パミール』やクボタ『コロニアルNEO』などがあります。
本日の現場ブログに
『コロニアルNEO』についてのブログも掲載しています。
・
生駒市でスレート屋根の破損を発見、『コロニアルNEO』って何?
この屋根は歩くだけで簡単に屋根材が割れてしまうほど脆い状態になっているので、慎重に点検を行わなければなりません。
お客様のお宅の屋根にも、報告されているような
症状が現れていました。
屋根の所々で塗膜が剥がれ、白い基材が見えています。
ひび割れ(クラック)が多数発見されました。
一部には、割れて穴が開いてしまっている箇所もありました。
塗膜の剥がれ・ひび割れ・陥没、
どれも放置すると必ず
雨漏りに繋がってしまう
重大な問題です。
ただ、幸いにもまだ雨漏りには至っていませんでした。
大屋根から下屋根を見下ろしてみました。
上から見ると、屋根材の劣化具合が良く分かりますね。
屋根の軒先部分の大半が白く見えます。
軒先の屋根材から塗膜が剥がれるという現象も特徴の一つです。
軒先の屋根材は、屋根に降り注いだ雨水が必ず通るため、どうしても劣化しやすくなってしまいます。
下屋根に下りてきました。
大屋根と同様の症状が各所に現れています。
現在製造・販売されているスレート屋根材であれば、屋根リフォーム工事の選択肢として
屋根
塗装を提案することもありますが、『かわらU』に対して塗装はほとんど意味がありません。
屋根材自体が劣化しているため、その上に塗装しても短ければ数年で必ず剥がれてしまいます。
ですから、当店としては【
葺き替え】
をご提案いたしました。
中には、「
数年でもいいので塗装を・・・
」とおっしゃるお客様もいらっしゃいます。
雨樋を点検していきます。
雨樋には大きな破損などはありませんでしたが、やはり長年メンテナンスされていなかったようで劣化による色あせが見受けられました。
素材が塩ビ
(プラスチック製)の雨樋の寿命は20年~30年と言われていますので、この機会に交換することをご提案しました。
無料点検を終えて、お客様に現状をお伝えした上で、後日【屋根葺き替え工事】と【雨樋交換】の御見積書を提示させていただきました。
決して安くはない工事ではありますので、お客様はとても悩んでおられましたが、長期に渡ってお住いになる予定のこの住宅のリフォームとして御見積書の内容に納得されて、工事をご依頼いただくことになりました。
次回のブログから、
葺き替え工事を開始します。
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane@wadatoken.jp
株式会社和田塗建
〒639-1038
奈良県大和郡山市西町208−1


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