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ひたちなか市でモニエル瓦屋根のメンテナンス依頼
更新日:2021年10月22日
茨城県にお住いの皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
今回は、ひたちなか市で行ったモニエル瓦屋根の調査についてお届けいたします。
お客様のご依頼内容は、棟瓦の釘浮きや釘抜けと、全体的に傷みが見られる屋根瓦の確認です。
調査のご報告の前に、簡単にモニエル瓦についてご説明します。
乾式コンクリート瓦や乾式洋瓦とも呼ばれ、陶器ではなくコンクリート製になります。
セメント瓦と見た目がよく似ていますが、見分ける方法は小口(切り口や切断面)がざらざらしていて凹凸があるものがモニエル瓦です。
因みにセメント瓦は小口が滑らかです。
丸みを帯びたデザインのおしゃれな瓦で広く普及しましたが、現在は製造中止となっており、新築に用いられることはありません。
【モニエル瓦の主な特徴】
・和瓦よりも軽量で、耐震性や耐熱性に優れている
・様々な形状や色彩があり、デザイン性が非常に高い
・水が浸透しやすく、築10年前後でメンテナンス(塗装)が必要
・アスベストの含有はなし
棟瓦の釘抜けと釘浮き
抜けた釘を棟瓦の近くで発見
まず釘の状態が心配な棟瓦より調査を行いました。
現場のお宅は築年数約30年、今までほとんどお手入れをされなかったそうで、予想以上の本数
の釘が抜け周囲に飛んでいます。古くなったコーキング材から浮き上がった釘も多数見つかり、
これでは棟瓦をしっかり固定できない状況です。
モニエル棟瓦の造りは比較的単純で、釘は下の垂木に打ち込まれているだけです。
釘が抜けてしまった場合、棟瓦も外れてしまう危険性があります。
釘が完全に抜け、棟に載った状態の棟瓦を外してみました。
まず目についたのは、ひび割れを起こした垂木と、崩れかけた漆喰でした。
特に漆喰は指先で触れただけでもぼろぼろと剥がれ、多少の刺激でも破損して
しまうのでは・・というほど脆い状態です。
垂木の下は空洞になっているので、釘が抜けた穴や崩れた漆喰から浸水してしまうと、
雨漏りなどを助長する事にも繋がってしまいます。
丸見えの防水シート
ゴミ・・?
家屋を雨漏りから守ってくれる防水シートの寿命は凡そ約20年です。
築30年が経過していますので、どこかしらに破損が生じていてもおかしくありません。
緩んだ棟瓦から侵入した雨水が、雨漏りを引き起こす可能性もありますので、早急な対策が必要です。
そして調査中に「ゴミ」を発見しました!
青い紐のようなものは、おそらく瓦を結束していたテープだと思われます。
以前(昭和の頃?)は工事で出たゴミを、家の隙間等にこうして押し込むこともあったそうです。
今では考えられないことなので本当に驚きました( ゚д゚)!
膨張と収縮の負荷で発生したひび割れ
塗膜の劣化により繁殖した
コケやカビ
モニエル瓦は水分を吸うと膨張し、乾くと収縮するため負荷がかかり、ひび割れが起こります。
軽度であれば接着パテ等で補修を行いますが、数が多く剥離しているため、
部分的な補修では対処が非常に難しいでしょう。
コケやカビは塗膜の劣化により発生します。コケやカビは瓦の内部にまで根を張り、
モニエル瓦のセメント自体の耐久性を落としてしまいます。
モニエル瓦を含めたセメント系の瓦屋根は、定期的な塗装が必要です。
陶器瓦は表面がうわぐすり等で保護されていますが、モニエル瓦は防水塗装を
施すことにより表面を保護しています。
性能がよいとされているモニエル瓦でも、10年前後で紫外線や雨風により塗膜が剥がれて
傷み始めますので、この時期に塗装のメンテナンスを行いましょう。
モニエル瓦には「着色スラリー」という着色剤が
厚めに塗られ、瓦の表面には「スラリー層」と呼ばれる層ができています。
再塗装をする際には、まずこのスラリー層を取り除かなければなりません。残ったスラリー層の上に塗装をした場合、劣化したスラリー層ごと塗膜が剥がれてしまうからです。
塗装の前に高圧洗浄でスラリー層をきれいに除去する必要があります。
注意点が多いモニエル瓦は
、メンテナンスする
業者の知識や経験がとても重要です。
ご自宅の状況に適した提案をしてくれる、信頼できる業者に依頼しましょう。
約30年間メンテナンスを行わなかったモニエル瓦屋根は、想定以上に劣化が進んでいました。
もし塗装を行うにしても、入念な高圧洗浄の段階で、瓦自体が破損するおそれもあります。
新しいモニエル瓦が手に入らない現状では、差し替えや葺き直しもできません。
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