豊橋市にて和瓦屋根の点検を実施、細かなしっくいの不具合と棟部分の大回し工法の銅線ゆるみなどがありました
更新日：2024年4月16日
剥がれたしっくいが軒樋の中に入っていました。
軒樋の中に剥がれたしっくいや枯れ葉・ゴミなどが堆積すると軒樋の破損に繋がります。
常に正しく水が流れる状態にしておかなければいけません。
こちらも足場が無いと補修出来ない箇所ですので、これを機にしっかりとやりかえましょう！
これは昔の棟固定方法で「大回し工法」と呼び、現在では使われない工法です。
棟の内部に銅線が敷いてあり、最上段の瓦を伏せた後、縫うようにして棟瓦を固定します。
が、躯体とは繋がっていない為地震などの揺れには強くありません。
「棟金具」「棟芯木」などを使い躯体と一体化させて、地震などの揺れにも耐えうる棟を作ります。
矢印の方向に雨が流れるのですが、赤丸部分には棟の隠れた部分に「トンネル」が作られていて、水が軒先へとスムーズに流れるように施工してあります。
このトンネルにゴミや枯れ葉などが堆積すると雨漏りしてしまう事があるので、点検できるときに確認・清掃が必要です。
ごく稀にここをしっくいなどで塞いでしまう業者がいるので十分ご注意を！！
こちらのお住まいは全く問題ありませんでした。
１日工事で￥３５，０００ほどの工事になると思われます。(諸経費除く）
足場をこれだけの為にかけることは現実的ではありませんね。
是非とも足場を有効活用して、お住まいを長持ちさせたいですね！
「街の屋根やさん 豊橋店」では建物の外回り（屋根・外壁・雨樋など）のお困りごとを解決しますよ。
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