現地調査で確認された主な問題点とは？

雨漏り調査を踏まえた工事提案内容

前回の記事でご紹介したように、築40年3階建物件では、2階の陸屋根バルコニーおよび3階の折半屋根からの雨漏りが確認されました。
お客様はこの物件に今後住み続ける予定とのことで、「再び雨漏りが起きないように根本から解決したい」というご要望をいただいております。

そこで、防水層の全面的な改修工事（ウレタン塗膜防水）と、3F折半屋根の穴あき部分の補修工事をご提案いたしました。

ウレタン塗膜防水とは？

「ウレタン塗膜防水」とは、液状のウレタン樹脂を塗り重ねて、継ぎ目のない一体型の防水層を作る工法です。
防水材が液体なので、細かな凹凸のある床面や複雑な形状にも対応できるのが特徴です。

• 屋上やバルコニーなど、平らな屋根に最適

• メンテナンス性が高く、重ね塗りで再施工も可能

• 継ぎ目がないため、雨水が入りにくい構造を実現

ウレタン防水は、長期間の防水効果を期待できるとともに、施工費用も比較的リーズナブルで、住宅やアパートの陸屋根に多く採用されている信頼性の高い工法です。

ウレタン塗膜防水とは？工事工程

お住まいの構造と劣化状況を総合的に判断し、以下のような工程で工事をご提案しております。

1. 高圧洗浄

防水面に付着した苔や汚れ、古い塗膜を高圧洗浄で丁寧に除去します。

2. 既存の軟弱部撤去・補修

浮きや亀裂がある既存の防水層を撤去し、下地の状態を整えます。

3. 笠木部 下地調整

バルコニーの縁（笠木）部分の下地を平滑にし、防水がしっかり密着するように整えます。

4. 脱気筒の取り付け

湿気や水蒸気がこもらないよう、脱気筒（だっきとう）という通気装置を設置して防水層の膨れを防止します。

5. ウレタン塗膜防水の施工

• 平場（床部分）

• 立ち上がり（壁との接合部）

• 笠木部分

上記すべての箇所にウレタン塗膜防水を2層で施工し、強靭な防水膜を形成します。

3階 折半屋根の補修工事について

3階の屋根には折半屋根が使用されており、前回調査で穴あきやサビが発生している箇所を確認しました。
今回は全面改修ではなく、まずは雨漏りの原因となっている部分のみを部分補修する計画です。

• 穴の空いた箇所を塞ぎ、防水性能を回復

• 必要に応じてサビ止め塗装を実施

建物の状態やご予算に応じて、将来的な屋根全面張り替えやカバー工法も視野に入れて対応可能です。

足場工事と安全対策について

まとめ｜雨漏りは根本からの対策が重要です

今回、福岡市東区に住まいの方へ、築40年３階建住宅の工事ご提案内容をご紹介しました。

複数箇所で雨漏りの兆候が確認されており、表面的な補修では再発リスクが残る状態でした。
ウレタン塗膜防水と屋根の部分補修という形で、コストを抑えつつ、効果的な雨漏り対策をご提案しています。

長く住まわれる大切なお住まいだからこそ、一時しのぎではなく「長持ちする工事」を選ぶことが大切です。

街の屋根やさん福岡西店では無料で屋根・防水調査を実施中！

• 雨漏りが再発して困っている

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