こんにちは！街の屋根やさん福岡西店です。

屋根点検をしているとよく見かけるのが、「谷部（たにぶ）」と呼ばれる屋根のくぼみに沿った部分の瓦のズレです。
実はこの「谷部」、雨水が集中するため構造的にとても重要な場所であり、トラブルが起きやすいポイントでもあります。

今回は、「谷部に起きやすい瓦のズレ」について、
✅ なぜズレやすいのか？
✅ 放置するとどうなる？
✅ どんな対策が必要？
といった点を、わかりやすく解説していきます。

谷部とは？屋根にとっての「排水路」

谷部とは、屋根面と屋根面がV字型に交わる部分のこと。
そこには「谷板金」と呼ばれる金属の水切り部材が設置されており、屋根に降った雨水を一手に集めて排水する役割を果たしています。

つまり谷部は、屋根の中で最も雨水が集まる重要な場所です。

谷部に瓦のずれが起こりやすいのか？

🔹雨水が集中しやすい
大量の雨水が流れることで、瓦の下に水分が入り込みやすくなり、瓦がズレる原因になります。

🔹瓦の形状が加工されている
谷部に敷かれる瓦は、通常の平面部分よりもカットされたり形状が変形しているため、固定力が弱くなります。

🔹風や地震の影響を受けやすい
谷部は屋根の接合部分でもあるため、強風や揺れによって瓦が浮いたり、少しずつずれていくことがあります。

 

谷部の放置どうなる？瓦のずれのリスクとは？？

「1枚くらいズレていても大丈夫だろう」と思われがちですが、谷部の瓦ズレを放置すると、思わぬトラブルに発展する恐れがあります。

❗ 谷板金を塞いでしまい、排水不良に

瓦がずれたまま谷に落ち込むと、谷板金の排水経路を塞いでしまうことがあります。
すると雨水が正しく流れず、滞留して逆流やあふれを引き起こし、雨漏りの原因に。

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❗ 谷板金が傷つく・劣化する

瓦がずれ落ちて谷板金にぶつかると、表面に傷やへこみができてしまうことがあります。
長年放置すると、傷から錆が広がり、最終的に穴が空いてしまうケースも。

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❗ 台風や強風時に瓦が飛散する

谷部に限らず、ズレた瓦は風で飛ばされるリスクがあります。
飛散した瓦が人や車、近隣住宅に当たれば、重大な事故や損害に発展する可能性もあるため注意が必要です。

ズレた瓦の対処法と予防法

谷部の瓦ズレに対しては、以下のような方法で対処・予防することが可能です。

✅屋根点検で早期発見
まずは何よりも定期的な屋根点検が大切です。
とくに築10年以上経っている瓦屋根の場合、ズレ・割れ・漆喰の劣化などが起こりやすくなるため、5年に一度の点検がおすすめです。

✅瓦の再固定・差し替え
ズレた瓦は、適切な位置に戻し、ビス留めや接着補強などでしっかり固定します。
割れてしまった場合は、同じ形状の瓦に差し替えを行います。

✅谷板金の清掃と補修、交換
瓦ズレと同時に、谷板金の点検も重要です。
落ち葉や砂などで詰まりやすいため、清掃だけでも排水性が大きく改善されます。
錆や傷がひどい場合は、板金そのものを交換する必要があります。

谷部は屋根の中でも雨水が集中する重要な排水箇所

谷部は屋根の中でも特に雨水が集中する、非常に重要な排水箇所です。
この部分に敷かれる瓦は、屋根の構造上どうしてもズレやすく、ズレたまま放置してしまうと、雨漏りや瓦の飛散といった深刻なリスクにつながります。

特に注意が必要なのは、ズレた瓦が谷板金を塞いでしまうケースです。
排水がうまくできなくなることで、雨水が屋根の内部へ逆流し、やがては下地材にまで浸み込んでしまう恐れがあります。

こうした被害を防ぐためには、定期的な点検を行い、ズレた瓦を早めに補修することが大切です。
谷部の瓦の状態を見逃さず、早期に対処することで、大きな雨漏りトラブルを未然に防ぐことができます。

街の屋根やさん福岡西店では、
🔹谷部の点検・瓦の固定確認
🔹ドローンによる屋根調査
🔹無料の見積もり、点検
を実施しています。

「屋根のことは普段見えないからこそ、気づいたら大変なことになっていた・・・」
そんな不安をなくすためにもぜひ、お気軽にご相談ください。