飯田市の皆様へ。外壁無料点検のようす
更新日：2021年11月22日
今回は長野県飯田市のお宅で外壁の無料点検を行いましたので
そのときのようすを掲載していきます。
それでは早速ご覧ください。
築15年程経過し、色あせを気にされていました。
こちらのお宅の外壁材は
ALC（軽量気泡コンクリート）という外壁材で、
外壁の厚みは、なんと約4㎝程もあるので、
断熱効果がとても高い外壁材です。
パッと見たところ、あまり劣化していないように感じますが
よく見ると色あせなどが目立ってきていました。
先ずはお客様のお困りごとを聞かせていただいてから
詳しく外壁の状態を診断させていただきました。
こちらは外壁塗料の劣化判断基準として
色あせの程度をチェックする際によく行われる方法です。
手にチョークの粉が付くようにみえるので、
チョーキング現象と呼ばれたりもしますが、
正確には『ラジカル発生状況』と呼びます。
モルタルやALC外壁材は新築時の仕上げに塗装して完成となりますが、
紫外線などの影響で仕上げ塗料に含まれる酸化チタンという物質が
劣化し、塗膜樹脂の結合が破壊されることによって起こる症状です。
この症状がでると劣化が進行し剥離や爆裂の原因にもなりかねません。
ALC外壁材は一般住宅の場合、例外を除き
約1.8ｍ×0.6ｍのＡＬＣ板を結合部（繋ぎ目）は
コーキングで処理し、塗装で仕上げてあります。
こちらのお宅でも特に陽当たり良い面は顕著に発生していました。
更にラジカルが発生している面のALCの繋ぎ目が破断していました。
ここまでコケや藻が発生していると
外壁材内部にまで浸水している可能性が高いです。
ALC板は内部にメッシュ金網が含まれているので
内部に水が侵入すると爆裂を起こしてしまいます。
そうなるとALC板の交換や下地交換なの費用が増えてしまうので
劣化が進行する前に定期的な塗装メンテナンスなどが必要です。
黒カビ汚れや色が流れ落ちている症状もありました。
立地的には陽当たりが良く、紫外線の影響は受けやすいですが
外壁材を交換するほどの劣化症状ではなかったので
今回、無料点検の結果を診断書として作成し、
外壁塗装の塗り替えを提案をさせていただきました。
外壁塗装に使用する塗料は劣化に強いとされる
アステック社リファインMF-IR。期待耐用年数20～24年です。
更に防カビ剤を仕上げ塗料に添加し、汚れが付きにくくします。
ALC外壁材は定期的にメンテナンスをおこなうことで
60年程の耐久があるとされています。
今回のメンテナンスでしっかりと外壁を保護してお客様のお役にたてればと思います。
外壁塗装工事のようすについては改めて現場ブログで掲載していく予定です。
外壁塗装をお考えの方や気にされている方は是非ご覧ください。
家の状態を専門的に診てもらいたい方、ちょっとしたことでも大丈夫かしら？という方、
相見積もりで比較検討したい方、どこに相談してよいかわからない方など
すぐに施工を考えていないという方でもOKです(^^♪
街の屋根やさん飯田・伊那店の無料点検を是非ご活用ください。
地元の経験豊富な笑顔のスタッフが対応いたします(^^♪
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