広島県海田町 軒先から白いしっくいが落ちきて心配⁉落ちてくる原因を調査
更新日：2024年1月22日
今回は広島県海田町のお客様からのご相談をご紹介します。
お問い合わせがあったお家は、現在空き家というかお客様の実家という事でしたが、
現在はご両親は亡くなられ姉妹で管理されているようでした。
ある日、掃除や空気の入れ替えにと、ご実家と訪れた際に
軒先から白いものがぶら下がっており、その下にも落ちているのが分かったようです。
どうやら、それがしっくいとは分かられたようでしたが
家の劣化のサインではないかと考え、そうなると雨漏りに繋がるのではと感じ、
実際数年に一度雨漏りすることもあったようなので、もしかするとこのまま
家が崩れることになるのではとかんがえしまったようでした。
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出来るだけ急いでお伺いさせて頂きました。
まず、すぐに目に飛び込んできたのが、
玄関前に敷かれていた庭石の上に白いしっくいの塊がおちていました。
そのまま、目線を屋根に向けると、
今にも落ちてきそうな軒先に詰めたしっくいの塊がひっかかり、
落ちそうになっていました。
袋から取り出すとすぐに工事に使用できるものがありますが、
昔は粉状のモノを水で溶かしながら粘度を調整して使用しておりましたので、
まとめて大量に使用するのではなく、赤土と呼ばれるモノを先に詰めておき、
その後、仕上げとして塗り上げる工程をとっておりました。
こちらのしっくいの断面からも、
当時の工事方法として「しっくい」が使用されていたのがわかります。
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ただ、しっくいや赤土は乾燥すると収縮します。
それだけでは、落ちる事はないのですが、やはり地震などの揺れによって年数が経つと、屋根から落ちてくることあるのです。
毎回の雨では、雨漏りにはならないようでしたが、
風が強い時などにすこ-しだけ天井からﾎﾟﾀと落ちてくる時があるようです。
この度も、お伺いする数週間前に雨漏りがあったようなので、
取り急ぎご実家のたらいで受けておられましたので、雨漏りする位置を
見当して屋根に上がってみる事にしました。
防水紙（ルーフィング）のほこりの上を何かが流れたような跡がありました。
その位置から水上方向・棟側を見てみると
全ての瓦の重なりにコーキングを塗布した跡がありました。
一見すると、ズレ留めになり補修を施したようにも見えなくはないですが、
例えるとすると
スレート屋根における外壁塗装時に、スペーサーとよばれる隙間を作る治具なしに
塗装を行うと、塗料が隙間を潰して結果雨漏りに繋がるケースによく似ています。
他に雨漏りがないかお客様に再確認したところ、特には気が付いていない様子でした。
しかし、確認の結果
谷部はステンレス製谷板を使用していたにも関わらず
ある場所にクラックが入っているのを発見し、
再び家の中で確認させて頂いたら、やはり天井板が雨漏りしたように
シワがよっているのが確認できましたので、雨漏りしているでした。
お客様の屋根調査・無料点検は終了しました。
とっかかりは、軒先しっくいでしたが、
調査をすると今回の様にその他にも気になる箇所や気づかない場所でのトラブル発生が確認できるのが屋根調査・無料点検のメリットではないかと思います。
広島県海田町のお客様には、ご実家は通常は空き家で、
先ではどうするか見通しがたっていないようでしたが、
当面の雨漏りが無いようにして欲しいとのご要望を頂きましたので、
後日見積書をメールに送付させて頂き、了解して頂けました。
その後の工事の様子については、改めて施行事例にてご紹介させて頂きます。
家は、今住んでいる方だけでなく、相続されると空白の時間が生まれますが、
最低限の工事をするだけでも長持ちしますので、気になる方はお気軽にご相談ください。
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