広島県坂町 ４階建てビルの樋の破損したエルボー部を取り替えました
更新日：2022年7月20日
今回は、前回調査した４階建てのビルの樋が破損していたので、取り替える工事をすることになりました。
その時の様子をご紹介したいと思います。
ちなみに、皆さんはビル・マンションの高さがどれくらいかご存知でしょうか？
マンションであれば、１階の高さが約３Mと言われていますので、
今回の４階建てビルであれば、およそ１２Mの高さがあります。
これは一般的な2階建ての住宅からみると、約2倍近い高さになります!!
そのような高さがあるので、安全の為にも足場工事は必須となってきます。
まずは、足場工事から一緒に見ていきましょう。
足場工事にはかなり苦戦を強いられました。
ビルの樋の工事は部分的なため、足場工事も部分的に行いますが、
地面から長い鋼管材を組み上げていく作業は一般住宅と変わりません。
ただ、足場工事を上からの断面でみた場合、Lの字状に組んで強度を保ちたい
のですが、
その際の鋼管材は長くなくて良いので、短い鋼管材をビル内のエレベーター乗って
現場まで運び、3階のベランダに合わせて足場工事を行いました。
屋上からも工事を行い足場自体が転落しないように、しっかりと電動工具を用いて
金具のボルトを締めていきます。
最後に、シートをかければ足場工事の完成です！
しっかりとした足場工事は、この後に行う工事の何よりも大事な工事なので、
足場工事の職人さんにはいつも感謝しきりです！
ビルの樋の種類の中には、金属製の樋を使用することもありますが、
今回は、一般住宅と同様の樹脂製の樋が使われていました。
ただ、一般住宅と違うところはサイズが一回り以上大きく、厚みも違うところで、
一般住宅の樋自体よりも耐久年数も長いところです。
そんな樋が破損してしまうというのは、かなりの負荷と劣化が重なってしまったのが
原因ではないかと思われます。
①樋を固定している樋金具を外して撤去します。
そして、破損したエルボーより下をある程度の切り落とし、エルボーを外します。
②破損したエルボーの代わりに、新しいエルボーを仮付けし、
③既存の竪樋の継ぎ手にジョイントと呼ばれる既存と新しい樋をつなぎ合わす部材を取り付けます。
④そして、ジョイントとエルボーの間の寸法を測り、新しい竪樋を組み合わせます。
この作業で長さが調整できれば、最後に樋の裏側に専用の接着剤を塗ります。
但し、ジョイントと竪樋には、伸縮してもいいように多少の空間があります。
むしろこの部材がないと、同じように破損してしまいます。
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既存の金具跡には留め具の穴跡があるので、コーキングで埋戻します。
そして、新しい金具を付けるために、壁にアンカーで金具を取り付け、バンド金具をボルトナットで締めれば
破損したエルボーの取り換え工事は完成です
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