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東松島市│トップライトからの雨漏りを現地調査！天窓は交換？それとも撤去？
更新日：2025年8月1日
こんにちは！街の屋根やさん仙台石巻店です。
今回は東松島市にお住まいのY様より「北側からの強い雨風が当たるとトップライトから雨漏りする」とご相談をいただき、現地調査に伺いました。
Y様のお宅は築20年、1階と2階の北側にトップライト（天窓）が設置されています。
お話を伺う中で、新築当初から雨漏りがあったとのことで、施工の不備も考えられます。
今回は現地の調査内容と、トップライトの交換または撤去についてのご提案についてご紹介します。
※トップライト（天窓）とは…
屋根に設けた窓のことで、部屋に光を取り入れるためのもの
それでは早速、屋根の上からと室内からの両側でトップライトの現在の状態を調査します。
まずは１階北側のトップライトの外観を確認しました。
トップライトからの雨漏りの原因でよくあるパッキンやコーキングの劣化、ガラスの割れなどはありませんし、見た目には特に大きな破損は見られません。
（ガラス部分の苔は日当たりの悪さからくるものなので雨漏りは関係ありません。）
画像では分かりにくい部分ですが、雨水で長い間湿った状態にあったために木下地が腐食しており、釘やビスがしっかり固定できない状態になっている可能性があります。
このまま放置すると、雨漏りの問題だけではなく、トップライト本体が脱落する危険性もあり、安全上の問題も懸念されます。
2階のトップライトも調査したところ、同じような状態であることが分かりました。
外からトップライトを確認し、今度は室内からトップライトの状態を調べます。
トップライト内側の木製のフレーム上部を確認したところ、特に異常は見られず、健全な状態でした。
このことから、雨水が上部から入ってくる可能性は低いと考えられます。
雨水は横側から侵入している可能性が高いです。
一方、フレームの下部には黒カビがびっしりと付着していました。
木材も湿気を含んでおり、一部は腐食が見られます。
この状態は、明らかに長期間にわたって雨漏りがあったことを示しています。
あとはトップライト周辺を解体してみないと雨漏りの原因は特定できませんが、新築当初からの雨漏りということで、施工不良や防水紙に問題が発生している可能性が考えられます。
トップライトは自然光を取り入れられる便利な設備ですが、設置箇所やメンテナンス次第では雨漏りの原因になることもあります。
特に、風が強い方向に設置された場合、雨が押し込まれるように浸入してくることがあります。
トップライトのメリット
- 自然光がたっぷり入り、昼間の照明が不要になる
- 開閉式なら換気にも役立つ
- 閉鎖感のある空間に開放感を演出できる
トップライトのデメリット
- 屋根に穴を開けて取り付けるため、雨漏りリスクがある
- 経年劣化によるパッキンやガラス部の不具合が発生しやすい
- 掃除やメンテナンスが難しい
Y様邸のトップライトの雨漏りについては、内部に問題が発生しているため、コーキングなどの表面からの簡易的な補修では雨漏りを改善することはできません。
そこで以下の２つの工事を提案いたしました。
既存のものと同サイズ・同仕様の新しいトップライトに交換。
雨仕舞をしっかりと施工し直し、防水性を高める。
◇メリット 自然光を引き続き取り入れられる
◆デメリット 費用がかかる、将来また雨漏りのリスクあり
※雨仕舞とは…
雨水が建物に入らないようにする工夫や施工のこと
トップライト部分を撤去し、鋼板または同じ屋根材で塞ぐ。
雨漏りの根本的な解決に繋がる。
◇メリット 雨漏りリスクを完全に排除できる
◆デメリット 採光が減る可能性がある
交換にせよ、撤去にせよ、腐食した木下地の交換・補強を含むことで、屋根構造全体の強度も回復させることができます。
Y様には、生活スタイルや今後の維持費も含めてご検討いただくこととなりました。
どちらを選ぶにしても、早めの対応が重要です。
今回は、東松島市のY様邸でのトップライトからの雨漏り調査についてご紹介しました。
トップライトは便利な設備ですが、設置場所や経年劣化によって雨漏りの原因になることがあります。
Y様邸では、北側という風雨の影響を受けやすい場所に設置されていたため、施工不良と自然条件の両面から雨漏りが発生していた可能性が高いです。
私たちは、トップライトの交換か撤去という2つの提案を行い、お客様の暮らしに合った選択をしていただくことにしました。
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