こんにちは、静岡県沼津市のリフォーム専門店です。
今回は、店舗を管理されている大家様から「店内の壁から水が漏れているので調査してほしい」とのご依頼をいただき、現場に急行してきました。
■ 漏水の症状と現場の様子
水漏れが発生していたのは、1階の壁面です。
ちょうど窓(サッシ)のすぐ下の壁から水がしみ出している状態で、室内の柱にも水が伝ってきていました。1階の店舗スペースはちょうど内装工事中だったため、柱の濡れ具合もすぐに確認することができました。かなり湿っていたので、今回だけの一時的な雨漏りではなく、以前から少しずつ漏れていた可能性があります。
■ 原因の見極め
こうした水漏れの原因として疑われるのは主に2つ。
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サッシ周りのコーキングの劣化
→ コーキングとは、外壁のつなぎ目や窓枠の隙間を埋めて防水するためのゴム状の材料です。時間が経つと硬化やひび割れが起き、防水機能が低下します。
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外壁のクラック(ひび割れ)
→ クラックは外壁にできた細かい亀裂のことで、ここから雨水が侵入することがあります。
今回のケースでは、窓のすぐ下から水が出ている点と、2階の屋根裏を調査しても水が落ちた形跡が見つからなかったことから、サッシ周りのコーキングが原因の可能性が高いと判断しました。
もし上の階(2階)から漏れていれば、屋根裏や柱に水の跡が残っているはずですが、そうした形跡は見つかりませんでした。