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七ヶ浜町│雨漏りが悩みのトップライト(天窓)を撤去
更新日:2022年3月9日
宮城郡七ヶ浜町のお客様より、「トップライト(天窓)からの雨漏りが酷くて困っており、今後必要ないので撤去してほしい」とのご依頼があり、トップライトの撤去工事を行いました。
こちらが今回、撤去工事を行うトップライトで、設置してから約40年ぐらい経つそうです。通常、トップライトの耐用年数は25~30年と言われていることを考えると、かなりの年数が経過しています。
使用している屋根材は、和型の三州陶器瓦です。
今回の工事では、トップライトの開口部分だけでなく、周辺の部分的な葺き替えも必要となるため、同じ瓦を事前に用意しました。
三州陶器瓦でも銀色の和瓦は、多く流通しているため比較的簡単に手に入りますが、セメント瓦や特殊な色・型式の瓦ですと入手困難な場合もあります。
トップライト周辺の瓦・部材の解体、トップライトの撤去
トップライトを取り外す前に、トップライト周辺の瓦や部材を撤去します。
剥がした瓦は、後から葺き戻すので丁寧に扱います。
瓦を剥がすと、トップライト周りの防水シートや水切り板金などの下地が見えてきましたが、浸水により傷んでいることが分かります。
天窓からの雨漏りの原因はいくつか考えられますが、こちらのお宅の場合、天窓自体や周辺部材の経年劣化やゴミの堆積等が全てが当てはまるため、複数の要因が重なって引き起こされていたと考えられます。
剥がした瓦の下には、トップライトとの隙間にびっしりと落ち葉が詰まっています。
トップライト周辺には落ち葉やゴミが溜まりやすく、それが雨漏りの原因となることもあります。
そのため、周囲に森林等がある場合、トップライトを維持するためには定期的な清掃が必要となります。
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周辺の瓦や板金を撤去した後は、トップライト本体を撤去します。
トップライト本体や周辺の板金を撤去すると、土台の木枠や雪割りが残ります。これらの木材も撤去して屋根をフラットにします。
ちなみにこの「雪割り」。トップライト上部への積雪を防ぐためにつけたもので、自然と雪が下へ落ちる構造になっております。
本来は煙突等に施工されており、現在販売されているトップライトは水切等がキットとなっているので、これらの施工は不要です。
トップライト本体と周辺の解体が完了したら、ブロワーで周辺のゴミを吹き飛ばしてきれいにします。
トップライト開口部へ構造用合板施工
トップライト本体を撤去したら、撤去後の開口部を塞ぎます。
開口部を塞ぐときは、既存の野地板と同じ高さになるように構造用合板を取り付けます。
室内側では断熱材やボード、クロス等の内装工事が必要となりますが、これらは専門の業者に依頼して、屋根工事と同時進行で施工します。
改質アスファルトルーフィング(防水シート)、瓦桟施工
開口部を塞いだら、ここからはいつもの屋根工事と同じです。
ルーフィングを張り、瓦を引っ掛けるための瓦桟を施工します。
構造用合板を張った上から、下葺き材の改質アスファルトルーフィング(防水シート)を張ります。
防水機能を生かすために、既存の防水シートへの重なりは多くとります。
ルーフィング施工が完了したら、陶器瓦を引っ掛けるための
瓦桟を、既存の瓦桟の位置に合わせて釘で固定します。
陶器瓦の葺き戻し
ルーフィング、瓦桟の施工が終わったら、解体の際に剥がした瓦を葺き戻します。
開口部分で足りない瓦は、新品の瓦を補充します。
最初の解体の際に剥がした陶器瓦を、先ほど施工した瓦桟に引っ掛けて、ステンレス釘で固定します。
トップライトを撤去した分で不足する瓦は、新品の瓦を補充します。
同じ瓦でも、数年経ったものとは多少の色の違いが出ますが、時間の経過とともに馴染んできます。
トップライト撤去工事の全工程が完了しました。
天窓が元々付いていたことが分からないぐらいきれいに仕上がりました。
トップライトを撤去したことにより、天井からの明かりは取れなくなりましたが、
雨漏りの心配はなくなりました。
雨漏りをそのまま放置してしまうと、屋根のみならず建物全体の傷みにつながるので、トップライトの交換か撤去が必要となる事例でした。
トップライト(天窓)をベストな状態で維持するためには、定期的な点検やメンテナンスが必要です。
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お住まいに天窓を設置している場合、室内側から天窓を確認してみましょう。
天窓の木枠や周辺の壁紙(クロス)に染みや浮きはありませんか?
その様な症状がある場合は雨漏りしている可能性があります (結露が原因の場合もあります)。
天窓の雨漏りでお困りの方、天窓の状態が心配な方、
街の屋根やさん仙台石巻店にお気軽にご相談ください!
天窓の交換・撤去・補修など、
お宅の屋根の状態やご予算に応じて様々な解決方法をご提案いたします。
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