ホーム > 松本市笹賀|劣化したセメント瓦を金属屋根へ葺き替え提案の現地…

松本市笹賀|劣化したセメント瓦を金属屋根へ葺き替え提案の現地調査
更新日:2025年11月4日
こんにちは、街の屋根やさん松本諏訪平店です。
今回は松本市笹賀にお住まいのお客様から「屋根の状態を見てほしい」とのご相談。
築30年以上経過したセメント瓦屋根で、色あせや棟モルタルの崩れが目立ってきたそうです。
私たちは現地で詳細な点検を行い、劣化状況と今後のリフォーム方法を一緒に考えました。
松本市は寒暖差が大きく、冬の凍結・融解が屋根に負担を与えます。
そんな地域特性に合った“長持ちリフォーム”をお伝えします。
T様邸は築約35年。セメント瓦が主流だった頃に建てられた住宅です。
「棟のあたりが少し歪んで見える」「粉が手につく」とご相談をいただきました。
現地では、塗膜が完全に失われた瓦が多く、素地が露出して白く変色。
また棟下地のモルタルが風化しており、触ると砂状に崩れる状態でした。
このままではモルタルの内部に雨水が入り、冬場に凍って膨張→ひび割れを繰り返す危険があります。
これを機に「見た目だけでなく、もう安心して暮らしたい」という想いから、
金属屋根(ガルバリウム鋼板)への葺き替えを検討されました。
セメント瓦はモルタルと砂を混ぜて成型し、塗装で防水性を保っています。
T様邸の大屋根は塗膜がすっかり失われ、雨や紫外線で表面がザラザラに。
指で触れると粉がつく「チョーキング現象」が起きており、防水性能はゼロに近い状態でした。
セメントが水を吸うことで、夏は熱がこもりやすく、冬は凍害が発生。
屋根全体の重量も重いため、建物の構造負担も無視できません。
このようなケースでは
再塗装よりも葺き替えの方が長期的にコストを抑えられることが多いです。
点検中も瓦の角が欠けている箇所がいくつか見られ、劣化の進行を感じました。
「面戸(めんど)」とは、棟瓦の下部を埋めているモルタルのこと。
ここが崩れると、内部の赤土が雨で流れ出し、棟を支える力が弱まります。
T様邸では棟下地のモルタルがほとんど剥がれ、瓦が浮き気味になっていました。
特に北面は凍結と融解の影響で、モルタルがパラパラと崩れていました。
これは寒冷地でよく見られる現象で、放置すると
棟全体が沈下・ズレるリスクがあります。
調査時は触れただけでモルタルが粉状になり、修復では対応できないと判断しました。
屋根の頂上にあたる本棟と、勾配途中で分岐する下がり棟。
その接合部は屋根の中でもっとも水が溜まりやすい場所です。
ここをモルタルで塞いでいたものが風化し、完全に隙間が空いていました。
内部の赤土がむき出しになり、雨のたびに少しずつ流れ出している状態。
このままでは棟崩れや瓦落下の危険があります。
葺き替え時には、ここを板金でしっかり包み込み、雨仕舞(あまじまい)を改善します。
一見小さなひび割れですが、
雨漏りのスタート地点になりやすい要注意箇所です。
1階部分にある下屋根も、大屋根と同じく塗膜が剥がれていました。
苔や黒ずみが発生しており、防水力が低下している証拠です。
下屋根は日当たりの悪い北側に位置していたため、乾きにくく湿気がこもりやすい環境。
さらに瓦の重みで一部に“たわみ”が見られました。
ここは軽量なガルバリウム鋼板に替えることで、耐震性・断熱性・耐久性を大幅に改善できます。
屋根全体の軽量化は、耐震強化にも直結します。
南面には2階ベランダがあり、屋根の上を一部覆っていました。
このような構造では、葺き替えの際にベランダ下の屋根が施工しづらくなります。
私たちは現場でベランダの脚部構造を確認し、支障がない範囲で部分的なカバー工法を計画。
ベランダの排水や床下の結露対策にも配慮して、
「防水性を高めながら見た目を損なわない」納まりを検討しました。
長く安心して暮らせるよう、見えない場所こそ丁寧に仕上げることが大切です。
⚙️サビが出ているひさしトタン部分はカバー工法で対応
玄関上の瓦棒トタン屋根にはサビが浮き出ており、指で触ると剥がれるほど。
こうしたトタン屋根は、構造が単純なぶん劣化も早い傾向があります。
今回は撤去せず、上からガルバリウム鋼板を重ね張りする
カバー工法を提案。
屋根材のジョイント部には防水シートとシーリングを施し、
風の強い松本市の気候でも安心して長く使える仕上がりにします。
錆びにくく軽い金属屋根は、雪下ろしの負担も軽減できます。
見た目もスッキリと美しく仕上がるのがポイントです。
セメント瓦は頑丈に見えますが、実は塗膜が命。
その塗膜が失われると、一気に水を吸い込み凍害やひび割れを招きます。
今回の松本市笹賀の現場では、凍結融解による劣化が進行し、棟瓦やモルタルも崩れていました。
「見た目はまだ大丈夫」と思っても、内部は意外と傷んでいることがあります。
再塗装では根本的な防水性を回復できない場合も多く、
ガルバリウム鋼板への葺き替えは軽量・高耐久・断熱性能を兼ね備えた現実的な選択肢です。
屋根の寿命を延ばすには「早めの点検」と「地域気候に合った素材選び」が鍵。
私たちは松本地域に密着し、気候・風向き・凍結対策を熟知したご提案を行っています。
お客様の声
「瓦の上に乗って調査してもらったとき、想像以上に劣化していてびっくりしました。
屋根の写真を見ながら丁寧に説明してくれたので、初めてでも理解できました。
冬の寒さや雪にも強い屋根になると聞いて、葺き替えをお願いする決心がつきました。」
担当者よりひとこと
T様邸のように、長年頑張ってきたセメント瓦は外見以上に内部劣化が進んでいることが多いです。
松本地域は寒暖差と紫外線の影響で屋根の寿命が短くなりやすいため、定期的な点検をおすすめしています。
私たちは、ただ屋根を直すだけでなく「この先20年安心して暮らせる屋根」を目指しています。
🏔️【地域コラム:松本市の気候と屋根メンテナンス】
松本市は“信州の高原都市”とも呼ばれ、標高約600m。
冬は放射冷却で氷点下まで下がり、夏は日差しが強く乾燥しています。
この寒暖差がモルタルや塗膜の劣化を早め、凍害やクラックの原因になります。
近年は別荘地や郊外の住宅でも金属屋根が主流になりつつあります。
アルプスの山々を望むこの地域では、屋根選びが快適な暮らしのカギ。
軽くて雪にも強いガルバリウム鋼板屋根は、環境にも優しく長寿命です。
「うちの瓦もそろそろ心配…」と感じたら、まずは無料点検をご利用ください!
📍松本市・塩尻市・安曇野市・諏訪市など、長野県中信地域で対応中。
👉【街の屋根やさん松本諏訪平店】までお気軽にお問い合わせください。
地域密着27年。
外装劣化診断士・2級建築士・施工管理技士が在籍する
**「街の屋根やさん松本諏訪平店(イトウ住建)」**にお任せください。
「屋根の不安」を「安心」に変えるお手伝いをいたします。
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane-matsumoto@email.plala.or.jp
株式会社イトウ住建
〒399-0734
長野県塩尻市大門四番町6-5
長野県の加盟店一覧
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane.iida@tanoshi-reform.com
株式会社たのしいリフォーム
〒395-0811
長野県飯田市松尾上溝6314-2


街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。

お客様の不安を解消できるように、お問い合わせから工事の完成までの流れをご紹介しています。

街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。

お客様から寄せられた屋根に関する疑問を、当店スタッフが親身に回答しています。

弊社で行った施工事例をご紹介しています。詳細な説明と写真でわかりやすくお伝えします。

弊社の会社概要になります。街の屋根やさんとはこんな会社です。