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松本市で大成建設パルコンの陸屋根防水塗装|排水ドレンとパラペットの脆弱性を克服
更新日:2026年3月25日
松本平の厳しい気候に耐える頑丈な住まいとして、多くの支持を得ている大成建設のパルコン住宅。
鉄筋コンクリート(RC)造の強固な構造が魅力ですが、その分、屋根が平らな「陸屋根(ろくやね)」のメンテナンスが建物の寿命を大きく左右します。
陸屋根は、勾配のある屋根に比べて雨水が滞留しやすく、わずかな防水層の亀裂や排水の不備が、即座に深刻な雨漏りへと直結する繊細な構造です。
今回は、パルコン住宅特有の構造的な弱点に着目し、未然に浸水を防ぐための精密な防水改修工事の様子をご紹介します
【結論】排水ドレンのシーリング打ち替えと、パラペットの防水範囲拡張
ウレタン防水2回塗りで、陸屋根全体の止水性を抜本的に強化しました
今回の工事における最大のポイントは、単なる表面の塗装に留まらず、雨漏りの「火種」となる細部を徹底的に作り直した点にあります。
まず、雨水の出口となる排水ドレン周りの硬化したシーリングをすべて打ち替え、水の侵入経路を完全に遮断。
さらに、本来防水されるべきパラペット(立ち上がり)の水平部分が外壁塗装の範囲となっていたため、ここを防水塗装の範囲へと拡張しました。
仕上げに高耐久なウレタン防水を2回重ねることで、松本の強い紫外線や積雪にも動じない、強固な防水層を再構築いたしました。
松本市内に建つ、大成建設パルコン住宅です。
コンクリート板を組み合わせた強固なRC造ですが、陸屋根部分は常に直射日光や雨風に晒され、防水シートや塗膜の劣化がコンクリート内部の鉄筋腐食を招くリスクを孕んでいます。
パルコンのような建物には、その構造を熟知した上での「ピンポイントな補修」が不可欠です。
「築年数が経過し、屋根の汚れや排水の詰まりが気になり始めた。雨漏りが発生する前に、パルコンの構造を理解している業者に点検してほしい」という、予防保全の観点からご相談をいただきました。
現地調査の結果、表面の摩耗だけでなく、排水口付近のシーリング破断など、早急なメンテナンスが必要な状態であることが判明しました。
摩耗が進む防水層。コンクリートを守る「盾」の限界
塗装前の陸屋根全景
屋根全体を確認すると、トップコート(保護層)が退色し、下地のウレタン層が露出しかけている状態でした。
表面の防水膜が薄くなっており、細かなヘアクラック(ひび割れ)から微量の水分がコンクリートへ浸透し始めている兆候が見られました。
この段階でのメンテナンスが、最もコストを抑えつつ建物の資産価値を守る最善のタイミングと言えます。
密着性を高めるための「洗浄」。不純物を徹底除去
高圧洗浄の様子
業務用の高圧洗浄機を使用し、長年蓄積された土埃、排気ガスの汚れ、苔を根こそぎ洗い流しました。
汚れが落ちることで、下地の正確な劣化状況が露わになり、塗料の密着を高めるためのクリーンな状態が整いました。
洗浄は防水工事の成否を分ける最も重要な基礎工程です。
目に見えない微細な粉塵まで取り除くことで、剥がれにくい強固な防水層を作ります。
水の滞留が招く劣化。排水路を覆う藻の発生
玄関屋根の排水路に生えた藻
玄関上の排水路に、泥が堆積し「藻」が繁殖している箇所がありました。
水の流れが悪く、降雨後に常に水が溜まっている(プール状態)ことが推測されます。
水が溜まり続ける場所は、防水層の劣化速度が通常の数倍に早まります。
清掃と同時に、水の流れを妨げない表面処理が必要です。
雨漏りの「真犯人」。カチカチに硬化したシーリングの破断
排水ドレン周りのひび割れたシーリング
最も重要な雨水の出口である「排水ドレン」の淵を確認しました。
シーリング材が経年劣化で柔軟性を失い、カチカチに硬化して深い亀裂が入っていました。
陸屋根における雨漏りの大半は、こうした「ドレン周り」から発生します。
表面を塗る前に、この「穴」を塞ぐことが最優先事項です。
急所を塞ぐ精密施工。ドレン周りのシーリング打ち替え
ドレン周りのシーリング打ち替え完了
古いシーリングを撤去し、高耐久なシーリング材を新たに充填しました。
ドレン本体と屋根の防水層が隙間なく一体化し、どこからも水が入り込まない完璧な止水状態を確保しました。
これで「水の逃げ道」の安全が確保されました。
防水塗装に入るための不可欠な下地処理です。
防水性能の空白。パラペット境界に潜むリスク
防水塗装と外壁塗装の境界線
屋根の縁にあたるパラペットの立ち上がり部分を精査しました。
本来、水が乗る水平部分まで防水塗装が必要ですが、これまでは「外壁塗装」の範囲となっていました。
外壁塗料には、水平面の溜まり水に耐えうる防水性能はありません。
この「防水の空白」が、内部への浸水を招く構造的な弱点となっていました。
守備範囲の拡張。パラペットを包み込むウレタン防水
ウレタン防水塗装の範囲を水平部まで拡大
パラペットの水平部分まで、ウレタン防水塗料を塗り広げました。
屋根面から立ち上がり、そしてパラペットの天端(上部)まで、継ぎ目のない「防水の膜」でシームレスに覆い尽くしました。
施工範囲をあえて広げることで、境界線からの水漏れリスクをゼロにする。
現場主義の判断が光るポイントです。
長期保護を実現。ウレタン防水2回塗りの重厚仕上げ 写真⑧:陸屋根全体のウレタン防水仕上げ
仕上げにウレタン防水材を2回重ねて塗装しました。
ゴムのような弾力と十分な厚みを持った、強固な防水膜が完成しました。
これで長野県の厳しい紫外線や、冬季の凍結・積雪からもコンクリートを完全にガード。
パルコンの堅牢さを支える「最強の屋根」へと蘇りました。
パルコン住宅の陸屋根において、平面部の塗装だけでは不十分です。
「水が滞留するドレン」と「防水機能が不足していたパラペット天端」という、構造上の二大弱点を同時に解消しなければ、数年で再発する恐れがあったため、シーリング打ち替えと防水範囲の拡張という仕様を決定いたしました。
松本市は日照時間が長く紫外線の攻撃が強いため、防水層の「伸び」と「弾力」が失われやすい環境です。
また、冬場の雪解け水がドレン付近で凍結を繰り返すため、一般的な塗装ではなく、追従性の高い厚膜のウレタン防水を選定し、寒暖差に強い仕様といたしました。
防水層の新設により、長期的な安心が確保されました。
今後は5〜7年おきに、防水層を守るための「トップコート(保護塗装)」の塗り替えを行うことを推奨いたします。
このメンテナンスを定期的に行うことで、高価な防水層そのものを傷めることなく、30年、40年と建物を維持することが可能になります。
陸屋根にお住まいの方で、「ドレン周りに常に水が溜まっている」「屋根の縁に苔が生えている」「天井の隅に薄いシミがある」といった症状が見られたら、防水層の限界サインです。
コンクリートに水が染み込むと、内部の鉄筋が錆びて膨張し、建物を破壊する「爆裂現象」に繋がります。早めの診断が、建物の寿命を延ばす鍵となります。
陸屋根の防水工事にはどれくらいの期間がかかりますか?
天候にもよりますが、通常1週間から10日程度です
洗浄、下地処理、防水塗装(数回)と段階を踏んで施工いたします。
塗装を乾かす工程があるため、工事期間中の立ち入りは原則として控えていただいております。
もちろんです。
ヘーベルハウスのようなALC住宅や、RC造のマンション・ビルなど、陸屋根の防水に関するお悩みは何でも承ります。
はい、シート防水やアスファルト防水など、現在の劣化状況やご予算に合わせて最適な工法をご提案いたします。
はい。私たちは原因究明から行います。
散水テストなどを通じて、どこから水が入っているかを特定した上で、確実な止水工事を行います。
「パルコンは頑丈だからと安心しきっていましたが、実際の劣化箇所を写真で見せてもらい、防水の重要性を痛感しました。
細かいドレン周りやパラペットの処理まで丁寧に説明していただき、納得して任せることができました。
仕上がりも非常に綺麗で満足しています」とのお言葉をいただきました。
陸屋根の防水は、広範囲を塗る技術以上に、「角」や「継ぎ目」をどう処理するかに職人の技量が問われます。
パルコンという素晴らしい住まいを、水から守るお手伝いができたことを嬉しく思います。
これからも、現場ごとの特性を見極めた「長持ちする防水」を追求してまいります。
地域コラム:松本の「強い日差し」が防水を劣化させる
松本市は全国でも有数の晴天率を誇りますが、屋根にとっては一年中紫外線に晒される過酷な環境です。
特に陸屋根は遮るものがなく、温度変化も激しいため、防水層の柔軟性が失われやすいのが特徴です。
地元の気候を知る私たちだからこそ、松本の環境に最適化した高耐久な材料と施工方法にこだわっています。
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane-matsumoto@email.plala.or.jp
株式会社イトウ住建
〒399-0734
長野県塩尻市大門四番町6-5
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街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。

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