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茅野市蓼科の別荘で屋根調査|アスファルト層の剥離とDIY明り取りの改修
更新日:2026年3月21日
こんにちは。
四季折々の美しさを見せる茅野市蓼科の別荘地ですが、建物にとっては標高の高さゆえの厳しい気候との戦いでもあります。
今回ご相談いただいたのは、築40年が経過した平屋の別荘で、「屋根の破片が地面に落ちている」という心配な状況でした。
アスファルトシングルという柔らかい屋根材は、古くなると表面の層が剥がれ落ちてしまうことがあり、多くの方は「塗装で直る」と思われがちですが、実は手遅れになっているケースも少なくありません。
厳しい冬の積雪や凍結に耐え抜いてきた屋根が今どのような状態にあるのか、プロの視点で細かく診断した結果をお伝えします。
【結論】アスファルト層が完全に剥離して素地が露出した屋根には、塗装は不可能であり、
金属屋根による「カバー工法」が唯一の延命策でした
今回の現場では、屋根材の表面を守るアスファルト層が広範囲で失われており、固定用の釘までむき出しになっている非常に危険な状態でした。
さらに、過去のDIYと思われるアクリル板の明り取りが雨漏りのリスクを高めていたため、これらを撤去して屋根全体を一体化させる改修が必要です。
築20年を過ぎたアスファルトシングルをお持ちの方で、庭に黒い砂や破片が落ちている場合は、構造部が腐食する前にカバー工法を検討すべきタイミングと言えます。
茅野市の豊かな森に囲まれた、屋根面積156㎡の広々とした平屋の別荘です。
築40年の月日が流れた複合切妻屋根には、アスファルトシングルという、ガラス繊維にアスファルトを染み込ませて石粒をまぶした素材が使われています。
一部の屋根には、ボイラー室の明り取りとして屋根に穴を開け、アクリル板を被せただけの簡易的な造りが見られ、雨仕舞いの面で大きな課題を抱えています。
避暑を兼ねて別荘を訪れたオーナー様が、玄関先やウッドデッキの周りに、見慣れない黒いシート状の破片が散乱しているのに気づかれました。
「もしかして屋根が剥がれているのでは?」と不安になり見上げたところ、屋根の表面がガタガタになっているのが分かり、急いで地元である私たちに点検をご依頼いただきました。
以前から室内にわずかな湿気を感じることもあり、本格的な雨漏りに発展する前に手を打ちたいという切実なご相談でした。
北米生まれの柔らかな屋根材。アスファルトシングルの特性と劣化の現実
アスファルトシングルの屋根全景
アスファルトシングルは、フェルト状の基材にアスファルトを浸透させ、表面に天然石を吹き付けたシート状の屋根材で、その柔軟性と意匠性の高さから多くの別荘で採用されてきました。
しかし、築40年が経過した蓼科の過酷な環境下では、接着剤としての役割を果たすアスファルトが油分を失って硬化し、表面の石粒と共に剥がれ落ちてしまう現象が起きています。
遠目には落ち着いた風合いに見えますが、近づいて確認すると、屋根材としての「厚み」が失われ、雨水を防ぐための防水機能がほとんど失われているのが分かります。
守るべき層が消えた瞬間。むき出しになった素地が語る深刻なダメージ
アスファルト層が剥がれてむき出しになった素地
屋根の一部では、表面の石粒とアスファルト層がペリペリと完全に剥がれ落ち、下地のガラス繊維が露出している箇所が確認できました。
こうなってしまうと、もはや塗装をしても塗料が染み込むだけで膜を作ることができず、屋根材を保護するという本来の目的を果たすことは不可能です。
むき出しになった素地は非常に脆く、雨が降るたびに直接水分を吸収してしまうため、屋根全体の腐食を一気に加速させる原因となってしまいます。
雨漏りの隠れた震源地。棟板金のわずかな隙間に潜むリスクを特定します
棟の状況
屋根の頂点である棟(むね)部分を調査したところ、板金のジョイントにわずかな浮きが見られ、ここが若干の雨漏りの原因である可能性が高いと判断しました。
別荘地では木々が多いため、こうした隙間に落ち葉や土砂が溜まりやすく、それらが水分を保持することでじわじわと内部へ水を呼び込んでしまいます。
明確な「穴」がなくても、風に乗った雨がこうした継ぎ目から逆流して入り込むことがあり、特に築40年の建物では防水紙(ルーフィング)の寿命も相まって、室内の湿気に直結してしまいます。
固定の要が露出する危機。釘のサビは屋根材が飛散する前兆です
アスファルト層が剥がれて固定用の釘まで露出している状態
さらに深刻なのは、屋根材を固定しているはずの「釘」が、表面の層が剥がれたことで完全に外気にさらされている点です。
釘が露出すると、そこから雨水が伝わって下地の野地板を腐らせるだけでなく、釘自体がサビて細くなり、台風などの強風で屋根材がまとめて吹き飛ばされるリスクが生じます。
蓼科のような強風が吹き抜けるエリアにおいて、屋根材の保持力が失われていることは致命的であり、一刻も早い補修が必要な緊急事態であると言えます。
DIY感あふれる明り取り。アクリル板を置いただけの構造は浸水の入口です
「DIY感満載」の明り取り
ボイラー室兼物置の上部には、屋根に大きな開口部を設け、その上にアクリル板をただ置いただけのような非常に不安定な明り取りが設置されていました。
専門的な雨仕舞い(防水処理)がなされておらず、単に被せているだけの状態であるため、吹き付けるような雨の日にはここから水が侵入するのは避けられません。
こうしたDIYによる造作は、利便性はあっても建物の寿命を縮める大きな弱点となりやすいため、お住まい全体の防水バランスを考えた抜本的な見直しが必要です。
アスファルト層が消失し、釘まで露出している今回の状況では、表面を綺麗にするだけの塗装は全く意味をなさないため、カバー工法一択であると判断しました。
また、特定の雨漏り箇所を特定するのは困難でしたが、棟周りの劣化とDIY明り取りの構造的な欠陥を修正すれば、侵入経路は確実に塞ぐことができます。
オーナー様とご相談し、現在は不要となっている明り取りは撤去して合板で塞ぎ、屋根全体を均一な金属屋根で覆うことで、最も確実かつ安価に安心を手に入れられるプランを選択しました。
茅野市蓼科は標高1,000メートルを超え、冬季の氷点下による過酷な凍結と、夏季の強い紫外線が交互にお住まいを襲う地域です。
アスファルトシングルはこうした「凍結融解」の繰り返しに弱く、剥離した部分から水分が入ると、冬の夜間に氷となって屋根材を内側から引き裂いてしまいます。
また、周囲が森に囲まれているため、落ち葉が屋根に溜まって湿気を持ち続けることも劣化を早める大きな要因となっていました。
そこで今回は、落ち葉が滑り落ちやすく、雪の重みや凍結にも無類の強さを発揮する「ガルバリウム鋼板」による改修が、この地に最も適した回答であると確信しました。
既存のアスファルトシングルを剥がさずに上から施工する「カバー工法」がベストな選択肢です。
その中でも、蓼科の自然環境を考慮し、落ち葉がひっかかりにくい平滑な表面を持つ「立平葺き」をおすすめしました。
不要なアクリル板の明り取り箇所は、厚手の合板でしっかりと穴を塞ぎ、新しい屋根材を一枚のシートのように通すことで、将来にわたる漏水の心配をゼロにします。
築20年を過ぎたアスファルトシングル屋根にお住まいの方は、一度お庭の地面をよく観察してみてください。
もし黒い砂のような粒や、シートの破片が落ちていたら、それは屋根のアスファルト層が剥がれ落ちてきている危険信号です。
表面の保護がなくなった屋根材は、水分を吸って急激に重くなり、お住まいの構造に負担をかけるだけでなく、気づかないうちに内部を腐らせてしまうため、早めの専門家によるチェックを強く推奨します。
アスファルトシングルは塗装で寿命を延ばせませんか?
表面の石粒がしっかり残っている築10〜15年前後の段階であれば、専用の塗料で保護することは可能です。
しかし、今回のように層が剥離して素地が見えている状態では、塗料が下地に定着しないため、塗装を行っても無意味な費用になってしまいます。
カバー工法をすると別荘の趣が変わってしまいませんか?
最近の金属屋根はカラーバリエーションが豊富で、蓼科の深い森に馴染むモスグリーンやブラウンなど、周囲の景観に溶け込む色を選ぶことができます。
立平葺きであれば、すっきりとしたモダンな印象になり、むしろ新築のような美しさを取り戻すことができます。
大雪が積もってしまうと作業が難しくなるため、春から秋にかけての施工が理想的です。
ただし、雨漏りなどの緊急を要する場合は、天候の合間を縫っての応急処置も承っておりますので、まずは現在の状態を確認させてください。
DIYで作った部分は、元通りに直してもらうこともできますか?
もちろん可能です。
ただ、今回のように明り取りが雨漏りの原因になっている場合は、安全のために塞いでしまうことをお勧めすることもございます。
お客様のご要望を伺いながら、建物の維持と使い勝手のベストなバランスを一緒に探していきましょう。
別荘の場合、オーナー様が不在のことも多いかと思いますが、外回りの調査であればお立ち会いなしでも対応可能です。
詳細な写真レポートを作成し、メールやお電話で分かりやすくご説明させていただきます。
「たまにしか来られない別荘なので、屋根がこれほど傷んでいるとは驚きました。プロの方に細かく写真で見せてもらい、なぜカバー工法が必要なのか納得できました。明り取りの悩みも解消できて、これで安心して冬を越せそうです。」とのお言葉をいただき、私たちも力になれて本当に良かったです。
蓼科の別荘地では、独特の「DIY文化」があり、それが建物の個性になっていることも多いですが、一方で雨仕舞いの知識不足から建物を傷めてしまっているケースも散見されます。
私たちは、単に「工事を売る」のではなく、その別荘が次の10年、20年もお客様にとっての安らぎの場所であり続けるための、最も合理的な解決策を提案したいと考えています。
「家を軽く、強くする」ことが、この厳しい自然の中で建物を長持ちさせるための大原則です。
蓼科の別荘地では、独特の「DIY文化」があり、それが建物の個性になっていることも多いですが、一方で雨仕舞いの知識不足から建物を傷めてしまっているケースも散見されます。
私たちは、単に「工事を売る」のではなく、その別荘が次の10年、20年もお客様にとっての安らぎの場所であり続けるための、最も合理的な解決策を提案したいと考えています。
「家を軽く、強くする」ことが、この厳しい自然の中で建物を長持ちさせるための大原則です。
今回は茅野市蓼科でのアスファルトシングル屋根の劣化診断についてご紹介しました。
別荘の屋根は普段目に付きにくい場所だからこそ、気づいた時には深刻な状態になっていることも多いものです。
伊藤住建では、蓼科地域に精通したスタッフが、無料でお住まいの健康診断を行っております。
「庭に何か落ちている」「湿気が気になる」という方は、大きな工事になる前に、ぜひ一度私たちにご相談ください。
地域密着27年。
外装劣化診断士・2級建築士・施工管理技士が在籍する
**「街の屋根やさん松本諏訪平店(イトウ住建)」**にお任せください。
「屋根の不安」を「安心」に変えるお手伝いをいたします
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane-matsumoto@email.plala.or.jp
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