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寒さも厳しくなってきましたが、このところカーポートの折板屋根の内側に貼られている断熱材【ぺフ】が剥がれて困っているというお問い合わせが急増しています。
ペフが剥がれると折半屋根の内側に結露が発生して、車や人に水滴が落ちてきます。
結露を防ぐのが断熱材のペフです。
折板屋根について、ペフとはどんなものなのかをご説明して、ペフが剥がれてしまったカーポートの折板屋根の結露対策について、ご紹介していきます

折板屋根とは

折板（せっぱん）屋根とは厚さ1㎜前後の金属板を凹凸に折り曲げ加工した屋根材です。
長い金属板を加工しているのが特徴で、工場の屋根や倉庫、体育館などの大型施設によく使われています。
カーポートも奥行き５ｍを超える長さが必要なので、折板が最適です
横は一山分重ねてボルトで固定します
ボルトは防水が必要なのでパッキン付きのボルトを使用します
サビに弱い金属を使っていることが多いので、定期的に塗装する必要があります

ペフとは　そのメリットは

ペフとは東レ株式会社が開発した電子線架橋ポリオレフィンフォームの登録商標名です。
様々なケースで使われていますが、ここでは折板屋根の内側に貼られている断熱材のことをいいます。
薄いスポンジのような見た目で、折板屋根の結露対策の断熱材として使われています。
ペフがないと結露が発生して下にとめている車や下にいる人に水滴が落ちてきてしまいます。
軽量で柔軟性があるので成形しやすく、断熱性が高いので結露発生の要因である温度差を軽減することができます
ペフは折半屋根の結露対策としては最適な建材と言えるかと思います

ペフのデメリットは

一方劣化が早く、カーポートの地面からの照り返しでペフ自体が硬化したり、接着剤の劣化で剥がれてしまうことが多いです。
最近お問い合わせが多いのがこのペフが剥がれてしまい、結露に困っているというものです。
ペフの耐候年数はカーポートの地面にもよりますが、5年から10年と言われています。
一般的に地面がアスファルトの場合が一番耐候年数が短く、コンクリート土間、砕石と続くようです。
ペフが剥がれると見た目も悪く、何より結露が発生して車や人を濡らしてしまいます。

ペフが剥がれた折板屋根の補修方法

ペフは屋根をそのままにして貼り替えることはできません。
しかし、剥がれたペフをそのままにしておくと見た目も悪く、軽量なので剥がれ落ちたペフが周囲に飛び散ってしまいます。
剥がれたペフは撤去するしかありません。
たまに垂れ下がったペフをコーキングや接着剤でご自分で戻される方がいらっしゃいますが、一瞬はいいかもしれませんが、すぐにまた剥がれてしまいます。
その時のコーキングや接着剤が落ちなくなって、この後の補修に邪魔な存在になることもあります。
ペフが剥がれてしまったら撤去してください。

ただ、ペフを撤去すると結露が発生してお困りだと思います。
ペフが剥がれてきたら、街の屋根やさん松本諏訪平店にご相談ください。
ペフを完全に剥がして結露防止塗料、ケツロナインを塗装することで結露の問題を解決することができます。
菊水化学工業のケツロナインですが、給水能力が高い、調湿性がある、防カビ性があるなどの機能がありますが、なんといってもほかの一般的な金属用の塗料に比べて断熱性が高いということが特徴です。
そのため屋根材が冷えるのを抑え、結果結露発生を抑制します。
デメリットは折板屋根に結露が発生する時期には塗装できないという点があります
見える範囲で表面が乾いていても屋根材の重なりの見えないところに水が残っていて、塗った塗膜をダメにしてしまいます。
塗装できる時期は結露がなくなる5月ころから結露が発生する前の9月ころまででしょうか。

ケツロナインの塗装は、飛散防止の養生、ペフの残材の剥がし、高圧洗浄、塗装まで行って、大体1㎡あたり10,000円くらいとお考え下さい。
折板屋根の面積は、例えば幅10ｍ　奥行き5mのカーポートだとすると、50㎡になりますが、折板屋根は凹凸に折られた屋根材です。
塗装面積は凹凸の面積になるので、1.5倍して75㎡となります

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