諏訪市｜サビたトタン屋根の現地調査と修繕提案｜屋根葺き替え・カバー工法を比較検討
更新日：2025年10月17日
そんなお悩みを抱える方は少なくありません。
特に諏訪市のような寒冷地では、積雪や凍結の影響で屋根材が傷みやすく、サビや腐食が進行しやすい環境です。
今回は、以前からお世話になっているお客様のご紹介で伺った諏訪市小和田の現場。
屋根全体にサビが広がり、下地の腐食まで進行していました。
この記事では、現地での調査内容と、屋根リフォームの最適な選択肢をわかりやすくご紹介します。
薄い鉄板に亜鉛メッキを施したもので、軽くて施工もしやすいことから昭和～平成初期に多く使われました。
しかし、メッキが剥がれると鉄部分が空気と水に触れて酸化し、サビが発生します。
特に積雪のある寒冷地のの諏訪市では、凍結と融解を繰り返すことでサビが加速。
屋根の表面全体に赤サビが広がり、穴が空いている箇所も見られました。
塗装で補修できるのは、サビが「表面」だけに留まっている場合。
今回のように下地まで腐食しているケースでは、塗装では延命できません。
葺き替えやカバー工法での根本的な修繕が必要です。
屋根に上がると、歩くたびに「ミシッ」「フワッ」と沈む感触がありました。
これは、屋根の下地である「野地板（のじいた）」が腐っているサインです。
野地板が弱ると屋根材を支える力が低下し、積雪時や強風時に屋根がたわんだり、最悪の場合は崩落することもあります。
こうした場合は、表面のトタンを剥がして下地を全面的に交換するか、既存の屋根を残して新しい屋根材を被せる「カバー工法」で補強するのが一般的です。
安全性とコストのバランスを見ながら最適な方法を検討します。
これは雪止めや水切りの役割を果たす金属部材で、屋根の先端で雪や雨水が落ちるのを防いでくれる重要なパーツです。
しかし、今回の関板は経年劣化で腐食が進行。
雪解け水が板金の裏側を伝って屋根内部に入り込み、垂木（屋根の骨組み）まで腐食させていました。
金属部分だけ交換しても、下地が傷んでいれば再び同じトラブルが起こるため、根本的な補修が必要です。
屋根の強度を決める重要な部分です。
今回はこの垂木が水を吸い、腐って黒ずみやカビが見られました。
軒天（のきてん：屋根の裏側の天井部分）から見ても腐食が確認でき、長年の湿気の影響が伺えます。
このままでは、軒先が下がったり、雨どいが外れたりする恐れも。
対策としては、腐食部を切除し新しい木材を継ぎ足す方法や、軒先を短くして新しい材で組み直す方法が考えられます。
アルミ製の雪止め金具を使用すれば、錆びにくく耐久性も高まります。
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