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岡谷市屋根現地調査|モニエル瓦の塗装でいただいたお問い合わせですが塗装は難しいです
更新日:2023年1月13日
いつも街の屋根やさん松本諏訪平店のブログをご覧いただきありがとうございます。
岡谷市で屋根塗装のご依頼があり下見、現地調査に行ってきました。屋根材はモニエル瓦です。
※モニエル瓦とは・・・
日本モニエル株式会社が製造していた商品名で、シェアが高かったので一般的な呼称になりました。正式には乾式コンクリート瓦、または乾式洋瓦といいます。デザイン性高く1980年~1990年代にかけて人気があった屋根材ですが、現在では製造販売はされていません。したがって、破損や欠損してしまうと替わりが手に入らないのが現状です。また主成分がセメントのため防水を表面塗装で行っています。定期的な塗装のメンテナンスが必要ですが、モニエル瓦用の塗装方法を取らないとすぐに剥がれてしまいます。塗装には注意が必要です。
屋根全体はこんな感じでした。元々は茶系の色だったかと思いますが、築20年近く経っていて塗膜も剥がれたり色あせしています。モニエル瓦にはスラリー層という着色層が吹き付けられています。モニエル瓦に塗装をする際はこのスラリー層を完全に除去しないとスラリー層が剥がれてしまい、その上に塗った新しい塗膜も一緒にはがれてしまいます。特殊な塗料を使うか、スラリー層の完全除去をしなければいけません。
まずは屋根に上る前に下からのぞいてみました。すると軒裏天井に雨漏りらしき跡を発見、屋根に何らかの不具合があると思い、その情報をもとに屋根に上ってみました。
ところが、軒天の雨漏りカ所近くを見てみると、瓦が割れていました。軒天の雨漏りカ所はケラバという屋根の一番端の傾斜部分と軒先の角でした。割れていた瓦はこのケラバの瓦です。ほぼ間違いなく個の破損が原因での雨漏りだと思います。
ケラバの内側1枚目にも破損がありました。なぜ割れたかは不明ですが、可能性としては塗膜がなくなったことによる水の影響、カラスが石を落とした、などなどが考えられると思います。
他にも破損部分がありました。室内に雨漏りはないということだったので防水シートで室内への雨漏りは防げていると思います。
表面にはコケや藻が生えています。セメント瓦は比較的コケや藻が生えやすいようです。常に湿っている状態なので屋根にとってはいいものではありません。
先にも申し上げたように、モニエル瓦は製造販売を中止しています。代わりが手に入り破損した瓦を交換できれば塗装でのメンテナンスが可能なのですが、すでに手に入らない上に補修も難しいので、葺き替えるしか方法はないと思います。お客様にもその旨を説明し、ご納得いただきました。葺き替えでご提案します。
余談ですが、モニエル瓦の見分け方です。断面が写真のように凸凹しているものがモニエル瓦の特徴です。製造販売を中止して20年以上経っていますがメンテナンスをされていなければ一度点検をお勧めします。街の屋根やさん松本諏訪平店いお問い合わせください。
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