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安曇野市屋根工事|三晃式トタン屋根にガルバリウム鋼板立平を重ね葺き
更新日:2022年10月27日
安曇野市で行った屋根工事の様子をご紹介します。
既存屋根は三晃式瓦棒のトタン屋根、塗膜が剥がれてしまっていました。塗装でのメンテナンスも可能でしたが、思い切って新しい屋根にしたいということで、ガルバリウム鋼板の立平葺き屋根を重ね葺きすることになりました。
三晃式瓦棒(さんこうしきかわらぼう)屋根とは、三晃金属工業が開発した屋根の形式ひとつで、勾配方向に桟が入っている瓦棒葺きの桟の部分に芯材の木材が入っていない屋根のことを言います。
立平葺き(たてひらぶき)屋根とは1枚の屋根材をたてに葺く屋根のことです。水はけがいいため勾配の緩い屋根にも使える屋根です。一般的に普及しているスレートや金属の一文字葺きは横葺きと言います。
既存の屋根の様子です。
左の写真の棒のようなものが瓦棒、桟です。瓦棒葺きにもいくつか種類があるのですが、ほとんどの場合はこの桟に木材の心木が入っています。三晃式は芯材が入っていない形式のものを言います。瓦棒葺きの広い面をドブといいますがドブの板金は上向きコの字になっています。隣同士の立ち上がりを繋いでカバーするのが桟です。桟は下向きのコの字になっていて上からかぶせるように取り付けます。芯材が入っていればそれを下地にして桟を取り付けますが、三晃式は嵌め込むように取り付けます。そのため桟にもドブのような溝ができます。
説明が長くなりましたが、桟の溝の塗膜がかなり剥がれています。右の写真はどぶの部分の塗膜も大きく剥がれています。剥がれかかった脆弱な塗膜を完全に剥がしてしまって塗装することもできますが、お施主様の意向で新しい屋根をかぶせることになりました。
三晃式をカバ工法でメンテナンスする場合、いくつか方法はありますが、今回は一番確かな桟に木材を抱かせて、それを下地に新しく屋根の下地になる構図用合板を張り、新しい屋根を取り付けるこうほうにしました。
三晃式は芯材が入っていないので、下地の構造用合板をそのまま張ることができません。構造用合板を張るための下地を桟に木材を抱かせて取り付けます。
こちらが構造用合板を取り付けている様子です。野地板(のじいた)と言います。12mm厚の針葉樹合板を張っていきます。屋根の形状が複雑だったので、野地板の加工も大変でした
野地板の上に防止シート(ルーフィング)を張っていきます。既存屋根で雨漏りがしていたわけではないのですが、防水シートを貼って既存の防水と新しい防水の二重防水になり、少々強い雨が降っても雨漏りの心配はありません。
使用したルーフィングはチャンピオンルーフィング、弊社の屋根工事ではおなじみのルーフィングです。樹脂シートでできているので破れにくく劣化もしません。信用できるルーフィングです。
新しい屋根材を取り付けます。
立平葺きという屋根材をたてに取り付けます。勾配方向に素直に水が流れてくれるので水はけがよく、勾配が緩い屋根に最適です。勾配が緩い屋根に横葺きの屋根を使うと毛細管現象で水が横にも移動して、縦葺きに比べて水はけがよくありません。既存の瓦棒葺きも縦葺きのひとつです。
工事が終わりました。雨漏りの心配はありませんし、今まで茶系の色だった屋根がグリーン系の屋根になり、気分も一新したことと思います。
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