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諏訪市現地調査|台風シーズン前にやっておきたい屋根の点検とは
更新日:2023年8月6日
諏訪市で屋根のメンテナンスをしたいということでお問い合わせがあり、現地調査に伺いました。
お問い合わせ内容は漠然としていて、「築30年で屋根のメンテナンスは何もやっていない、そろそろやらなければいけないと思うが何をやればいいのかわからない。取り合えず一度見てアドバイスしてほしい」というものでした。
屋根材はスレート※で複合型の切妻(きりづま)屋根(※下記参照)でした。結論から言うとカバー工法でのメンテナンスをご契約いただいたのですが、カバー工法をご提案した根拠となるチェックポイントと、これから迎える台風シーズンにむけてやっておきたい点検とメンテナンスをあわせてご紹介します。
※スレートとは
セメントと繊維質を混ぜて高温圧縮して板状に成型した屋根材で、施工のしやすさ、軽量、安価などから屋根材の中では高いシェアを持っている屋根材です。ただそれ自体に防水性がなく、表面を塗装することで防水をしています。定期的に塗装をしないと防水性が失われ様々な不具合が発生します。
まずは屋根に上って現状を見させていただきました。とはいっても屋根面が見えるところまで梯子を上れば、上らなくても7割方状態はわかるのですが・・・
第一印象は30年何もメンテナンスしていなかったわりには状態はいいなという感じです。ただそれは30年経ったスレート屋根にしてはというもので、決していい状態ではありませんでした。
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前にも書きましたが、スレートはそれ自体に防水性がなく、塗装をすることで防水しています。表面の塗膜の劣化が防水性を失うことになります。防水性がなくなったスレートは水を吸ってしまい、いつまでも濡れた状態になってしまいます。写真の黒く濃くなっているところが水を吸った部分です。日当たりのいい南面でさえこの状態でした。長野県は冬場気温が低く最低気温がマイナス10度を下回ることは珍しくありません。スレートが吸った水は冬場凍って凍害(爆裂など)がおきます。
クラックの発生は寒暖差、飛来物、落下物、凍害など原因はいろいろ考えられますが、クラックからも水が入ります。クラック周辺が黒く濡れた感じになっているのがわかるかと思います。これがまた凍害を生むという悪循環になります。
ここまでは台風シーズン前に点検、メンテナンスをしなければいけないという劣化ではなく、早めにメンテナンスしないと雨漏り等に繋がりますよ、という症状でした。でも築15年以上経っているお家は台風シーズン前に一度点検してくださいね。
台風シーズン前に是非点検したいところ、棟板金です。棟板金は下地にヌキという角材が入っています。ほとんどの場合木材なので、経年でやせてきたり、雨に濡れて腐食してきて、棟板金を止めている釘が浮いてきて効かなくなります。2019年長野県に上陸した台風19号、まだ生々しい記憶が残っているかと思いますが、その際、何件も棟板金が飛んだお家を修理しました。
すべてヌキの痩せや腐食でしっかり板金が止まっていなかったために強風で飛ばされたものです。幸い他のお家に当たったり、車に当たったりという被害はなかったのですが、万が一人に当たったりしたらと思うと怖いです。
私たちは屋根塗装や屋根工事のご依頼があれば屋根に上って棟板金も点検しますが、ご依頼がないお家の屋根に勝手に上って点検するわけにはいきません。点検は無料なので一度ご依頼ください。
屋根面の劣化症状から雨漏りの危険があると予想し、屋根裏を見させていただきました。
案の定、棟木(むねき)周辺の野地板(のじいた)や他のところの野地板など、雨染みが何カ所もありました。まだ室内に雨が落ちているということはなさそうですが、いずれ室内にも漏れてくると思います。
お施主様には現地調査が終わってその場でタブレットで写真をご覧いただきながら、症状のご説明をしました。屋根を見ることはほとんどないと思います。大変驚かれていました。緊急性が高い案件ということで、急ぎお見積もりとご提案書を作って翌々日お届けに上がり、カバー工法のプランで即ご契約いただきました。同時にブルーシートを何枚か持っていき、工事までの間雨漏りしないように、シートをかけて雨養生しました。これも喜んでいただきました。
工事の様子はまた施工事例でご紹介したいと思います。
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