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松本地区諏訪地区では必須?折半屋根の裏の断熱材ペフについて
更新日:2021年11月19日
折半屋根という凹凸のある屋根材をご覧になったことがあるかと思います。カーポートの屋根や工場、倉庫、大型商業施設などによく使われている屋根材です。薄い鉄板を文字通り折って成型している屋根材で、外気温の影響をもろに受けてしまいます。断熱の方法はいろいろありますが、ペフというスポンジ状の断熱材を張り付けることが多いです。特に寒暖差の大きい松本諏訪地区のカーポートの屋根にはほとんどの場合ペフが付いています。ペフがないと結露でビチョビチョになってしまうからです。ただ、このペフにもメリットデメリットがあります。そのあたりのお話をしようと思います。
折半屋根とはガルバリウム鋼板を山谷と折って成型した金属屋根です。耐風、耐雪に優れているのでカーポートや工場、倉庫などの屋根に使われています。しかしガルバリウム鋼板は熱伝導が高いため、外気の温度をもろに受けます。冬の冷気の影響や雪が積もって表面が冷えると、屋根材の裏側で結露が発生しやすくなってしまいます。屋根の中の暖かい空気が、屋根材を通じて外の冷気で冷やされると、空気中の水分が飽和状態になり、目に見える結露として現れます。これが結露の発生のメカニズムです。
この結露を防ぐ材料としてペフ付きの折半屋根を使用します。ペフはポリオレフィンフォームという材料でできたシート状の断熱材です。梱包材の白い薄いスポンジ状のシート(ミラーマットというようです)をイメージしていただければいいと思います。断熱、保温、保冷に優れているので結露発生の軽減に役立ちます。
折半屋根の結露対策としては効果的なペフですが、当然デメリットもあります。まず一番の問題は劣化しやすいということです。工場や倉庫など屋内にペフがある場合は問題ありませんが、カーポートなどは屋外にあります。カーポートの中の地面がコンクリート土間やアスファルトの場合、太陽光の照り返しで紫外線のダメージを受けます。条件にもよりますが屋外にあるペフの寿命は10年もたないといわれています。劣化したペフは硬化してひび割れてきたり、接着剤が効かなくなって剥がれてきたり、見た目が悪くなります。また、ペフは張り直しができません。剥がれたペフを完全に剥がしきることもかなりの労力が必要です。最初の10年位は結露対策として効果的なペフですが、劣化してくると厄介な材料です。
先日塩尻市で、ボロボロになったペフ付き折半屋根を塗装でメンテナンスする工事を行いました。まずペフを可能限り剥がします。この作業は二人で5日間かけてもう無理!というところまで剥がしました。
そこに下塗りをした後、菊水化学工業のケツロナインという塗料を塗りました。結露対策に特化した塗料です。これをマスチックローラー(砂骨ローラー)という塗ると塗面がザラザラのパターンになるローラーを使って、表面積を増やすように塗っていきます。
ケツロナインの詳しい施工方法はこちら👉
また、断熱塗料で有名なガイナからも結露対策の塗料が出ているようですが、こちらは室内の折半屋根に有効な塗料のようです。工場や倉庫などで結露にお困りなら使ってみたい塗料です。
ペフ付きの折半屋根のメリットデメリットをお話してきましたが、ペフ付きかなしかは判断に迷うところだと思います。弊社ではそのあたりの提案をさせて頂き、ベストなアドバイスを心掛けております。ぜひ一度お問い合わせください。
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